真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

おめでたい席だったのに、ショックで悲しい!!

2013年07月03日 | Weblog
土曜日にある団体の創立40周年記念パーティーがあって出席した。出席者は100名近く、その殆どが学長や副学長レベルの男性ばかりだった。その団体で以前私は教員資格適格審査委員をしていたので招待されたのだ。

そこで悲しい話しを聞いた。広島の大学の教授で懇意にしている先生の顔が見えないのだ。神戸からいらしている先生に様子を伺うと、論文盗用で副学長を解任されたのだと言った。関西地方では新聞やTVで報道され、有名な話しだと聞いて、さらにショックだった。関東ではそのニュースは流れなかったので全く知らなかったが、帰宅後でネットでチェックしたらありました。

大学によると、この副学長は生活科学部の教授だったとし、昨年12月、学内の電子版の論文集に掲載した「意思決定のためのコミュニケーション」という自分の論文に、別の研究者の論文や他人のホームページの文章を本人の了解や適切な引用の表示のないまま盗用したということだ。

去年12月、大学の関係者から、「副学長が別の研究者の論文などを流用している」という指摘があったことから判明したそうで、大学では、副学長と教授の職を解いた上で、▼教育・研究の中止や▼研究助成金の返還などの処分にした。

この副学長は、「ほかの業務が忙しく論文の原稿のチェックを怠った。副学長という立場にありながらこうした行為を行い申し訳ない」と話しているということで、副学長は、この事態を受けて2012年度末、つまり今年3月末で退職したらしい。

パーティーでその先生のことが話題になり、関東のある先生には「介護』で退職すると聞いていたそうだが、実は事実上の「解雇」だったわけだ。依願退職にしてくれたのは大学の温情と言える。

大学教員が他人の書いた論文を盗用することは、銀行員が銀行からお金を盗むと同じではないかと私は思う。とても優秀な先生だと思っていたし、それなりにお世話になった先生なのでショックだ。

ただ、学内政治にとても熱心な先生だったから敵も多かったのかなと思う。でもこれからどうするんだろう?まだ50歳そこそこの方だ。

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