真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

学費無償化訴えてデモ

2013年07月18日 | Weblog
今や大学進学率は50%を超え、その学生の2人に一人がなんらかの奨学金を利用しながら大学生活を贈っているのが今の日本の現状だ。ただし、日本の奨学金は、無償ではなく貸与だ。つまり借金だ。4年間奨学金を借りながら勉学に励み、卒業と同時に、多額の借金を抱えながら社会人へと旅立つことになる。

7月 14日、高すぎる学費や無償化や給付型奨学金の実現を求める「教育の機会均等を!」というデモが大学生ら90人が参加して都内で行われたそうだ。主催は、奨学金を受給する学生らで組織する全国学費奨学金問題対策委員会だった。

「大学はブラック企業か」「教育にもっと金を出せ」などと声を上げながら霞ヶ関の文科省前を練り歩いた。デモに参加したある学生は、学費が払えず一度除籍された経験があり、高校在学時からの奨学金の総額は1千万だそうだ。まだ22歳の若者にとって気の遠くなるような大借金といえる。

日本で教育を受ける権利は平等ではないと彼は言うのだが、自身も自分の周りの友人も、コンビニの夜勤でアルバイトして、授業中眠気をこらえり毎日だと話している。

確かに学生たちが置かれている経済的状況は、年々厳しさを増している様に感じられる。中には、学生の奨学金で親との生活を維持し、学生はアルバイトを2つ以上掛け持って大学生活を続けているものをいる。

当然ながら疲労しているし、宿題などを行う時間も余り取れないのだ。またアルバイトで遅く帰れば、家人に早く寝て欲しいと言われるなど、学生も辛い立場にある様に感じられる。

この世で人に平等に与えられているもの、それは24時間と死だ。その24時間をどのように使い、また借金迄して大学で学ぶのは、なぜなのかを再度検討する必要がある。

ひどいのは、奨学金をもらいながら、留学するためにアルバイトに専念し、学業に励んでいない学生がいる。何かが狂っていると思いませんか?

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