真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

就職出来ない卒業生が増える?

2013年07月04日 | Weblog
就職活動の解禁が12月から翌年の3月に後ろ倒しになることは既に決まった。そのため、本学の3年生は夏休みに短期留学に行く学生が劇的に増えた。昨年迄は夏休み頃から就職活動準備を始めていたので、海外留学どころでは無かったのだ。

大学としては、3年生までの3年間じっくりと勉学に励めるし、留学にも行ける機会が増えたと思っているのだが、そうそう良いことばかりではなさそうだ。

就職情報会社マイナビばまとめた、「キャリア・就職支援への取組み調査」では、就職活動が後ろ倒しされると、就職せずに卒業する学生が「増える」とみる大学が半数近くにのぼることが分かった。

4月11~5月31日に全国の大学・短大456校の就職支援担当部署からの系統を得た結果だ。ナマイナビは、就職活動の後ろ倒しが、多くの大学で、学生に悪影響を与えそうだとみていると説明している。

就職せずに卒業する学生が、増えるが46.1%、減るは0.9%、影響内は53.1%だったそうだが、大学の炭層社からは、学生が回る会社数が大幅に減る、学生を中小企業に目を向けさせることが難しくなる、などの懸念の声が上がっているそうだ。

さらに、就職活動が後ろ倒しされると8月にもずれ込む可能性が予測されるため、経団連はインターンシップの受け入れ時期を2月にしたいという要請も出て来ている。

つまり、インターンシップを2年生の終わりの2月~3月に行うスケジュールに変わるということなのだが、今迄3年生の夏にインターンシップに行っていた学生が2年生の春休みにインターンシップに行くことになるのだろうと思う。

1つが変わると別の何かが変わるということなのだが、振り回されるのは何時も学生だ。そのうち、また就職情報会社が新手のビジネスを考え出してくるに違いない。

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