真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

お茶を「たてる」はわかるかな?

2013年01月31日 | Weblog
お茶やお水を買って飲むのが一般的になってきたのは何時頃からだろうか?自販機の普及とコンビニの普及からだろうか?20年位前にお弁当を買ってコーラを飲んでいた若者を観た時には、ぎょっとしたけど、今ではそんなの当たり前になっている。

例えば、緑茶やウーロン茶など2リットルのペットボトルがスーパで売られていて、箱買いする人たちを良く見かるけど、こういう人たちは家でお茶をいれないのだろうかと思う。夏場は、冷茶が主流になるので分からなくはないが、冬でも結構売れているのを観ると1年中冷茶を飲んでいるのかとも思う。

つまり、お茶を家でいれない家族が増えていると言うことかもしれない。お湯を沸かし急須でお茶をいれることをしなければ、「お茶をいれる」という表現も使わない。だから急須の使い方も知らないらしい。『お茶で一服」とか「粗茶ですが」とか「お茶を濁す』なんて言葉を知らない若者が多い。

今は、「お茶する」でしたね。『お茶する」はコーヒーショップでコーヒーを飲むことを意味しているのだから、やはり家でお茶をいれるや、コーヒーをいれるという表現には繋がらない。

以前、女子学生に茶托を見せて名前を聞いたところ、誰1人とし分からず、『ちゃわん皿」と答えたのがいて吃驚したのだが、家でお茶をいれないのか、あるいは来客が無いのか、これも10年くらい前の話しだから、家でお茶をいれなくなっても当たり前かもしれない。

となると、茶道部の部員でも無い限り、お茶をたてるなどという表現に触れることは皆無だろうと思う。急須を知らないなら、茶道で使う茶筅もわからないだろうなと思う。これらは日本の伝統文化だから、グローバル時代にこそ、こういうものは大切にされるべきものだと思う。

もっとも忙しくてお茶をいれて飲む時間も、優雅にお茶をたてて飲む時間も現代人には無いのかもしれない。私も忙しいとコーヒーをいれる時間がもったい無いと思う。でも、生活には心の余裕も必要だ。



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女子柔道でも暴力

2013年01月30日 | Weblog
今、世の中はスポートと暴力について連日マスコミが取り上げ、かつてのオリンピク選手や元プロ野球選手などにコメントを求めている。総じて、指導に暴力は必要無いと元選手たちは言っている。

今度は、大阪市の女子柔道選手15人がパワハラ行為を代表監督を告発していたことが分かった。日本のスポーツ界はもともと世界的に観ると指導方法が科学的でなく、熱血指導とか根性をつけるなどと言って半ば暴力を認めている所があるだろうと思う。

ロンドンオリンピックでは日本の柔道は散々な成績だった。金メダルは女子が1つ取っただけだったと思う。柔道女子の園田隆二・日本代表監督(39)は理論的指導が上手いらしい。それでも監督をはじめ指導陣が強化合宿などで選手に暴力などのパワーハラスメント行為をしていたとして、女子トップ選手15人が昨年12月、日本オリンピック委員会(JOC)に告発文を提出していたのだ。

全日本柔道連盟やJOCの関係者によると、昨夏のロンドン五輪後に園田監督の暴力を問題視する声が柔道界で上がっていた。しかし強化体制に変化がないことなどから、JOCに訴え出たと見られる。今年に入って全柔連とJOCが事務局長レベルで話し合いをもったという。JOC幹部は「柔道側に正しく対応して欲しい、と指導していた」と話している。

一番卑怯な行為は、自分の進退を握っている指導者なり、監督なり、上司が、その地位を利用して暴力やパワハラを行うことだ。そこではどんな卑劣な行為があろうとも絶対服従しなければならないからだ。

逆だってある。学生が就職内定を得ているのだから、単位を出して欲しいというものだ。教員にとっては、単位を出さないことにより、その学生の卒業も就職も総て駄目になることへのプレッシャーがあるからだ。

しかしである。出席もせず、成績をつけるに至らないのに、内定を貰っているのだから単位を出してという学生に私は単位を出さない。学則教務規定にのっとって成績付けをするだけだ。

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150万円の価値

2013年01月29日 | Weblog
駆け込み退職が話題になっている。退職金条例の改正で、教員の退職金減額をめぐる早期退職問題が問題になっているからだ。同情的な声も無くはないが、総じて批判の声の方がずっと多い。教員は聖職なのにと。

早期退職者に対して、自己都合で早期に辞めるのは許されないとか、教員の倫理観の弱体化だとか、子どもよりもお金を選ぶなんて信じられないとか、言われているのだが、当事者ではない私がどうこう言える立場ではない。

がっ、教員ならば3月末迄職務を全うしたいと思うに違いないと信じたい。教員とはそう言うものだと思うのだ。ましてや、30年以上も教員をしてきたならば、最後の最後はしっかりと自分の教員人生にケジメをつけ、定年まで勤め上げたいと思っていたに違いないと思うのだ。

3月迄勤めると退職金が140万円とか150万円減らされるらしい。でも聖職である教員にだって生活はあるし、ローンを抱えている教員もいるならば、早期退職者を責めることは出来ない様にも思う。

ただ、この早期退職により150万円を得た一方で、失ったものも大きい様に思う。自分が一生の仕事ととして選択し、仕事人生をかけてきた30年以上の実績とプライドを150万円で売ってしまったような気がしてならない。

今、早期退職を希望している教員も団塊世代と同様に、働き蜂のごとく働いてきた人たちだと思う。人はお金の高だけで働くことは出来ない。働くには、その仕事を好きなこと、その仕事に誇りを持てることが重要だ。きっと、彼らは精一杯がんばってきた人たちなんだと思う。

早期退職した教員たちは、自分の心をどのように決着つけるのか、ずっと引きずることにならなければ良いと思う。日本には「終わり良ければ総て良し」という言葉もある。


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SNSは危険だと思う

2013年01月28日 | Weblog
インターネット上の実名制交流サイト「フェイスブック」など「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を行っている人は多いと思う。私も仕方無く、ほんの少しだけ情報を入れているけれど、基本的には使わない。なぜって、個人情報が筒ぬけだから。

確かに、友人、知人を探すのは簡単で、「へえ~~、今この人こんな風なんだ」とか、元教え子が載せている写真やコメントを読んで「この子の本性はこういうことだったのね』と思うこともしばしばだ。誰が観ているのか分からず書き込んでいると、化けの皮が剥げるということでもある。

自分だけでなく、家族や子どもの学歴から勤務先まで公表している人がいるけど、危険極まりないと私は思っていて、SNSは何処で誰が観ているか分からない恐さがあり、私は写真も一切載せていない。

最近、結婚相手を探す「SNS婚活」が広がっているそうだ。フェイスブックを使った婚活サイトも登場しカップルも増えつつある。しかし、個人情報満載のSNS上での相手探しにはさまざまな危険性が潜んでもいると思う。

『フェイスブックが危ない!』(文春新書)の著者で、警察庁の「不正アクセス防止対策に関する官民意見集約委員会実態把握WG」委員を務める日本IBMの守屋英一さんは「個人情報が筒抜けなのでストーカー被害などに遭う可能性も否定できない」と指摘している。

フェイスブックには、投稿すれば位置情報が発信される機能も付いているし、アプローチを断った男性が逆ギレして、家まで来られてしまった場合のことまで考え、利用した方がいいと忠告している。

フェイスブックでは、所属会社や既婚などの個人プロフィールは自己申告制のため、「危険な人も簡単に偽りの情報で登録できるのが実情」と守屋さんは言うのだが、確かに、アメリカ人の様にFace Bookを二つもっている人だっているわけだから、信憑性を判断出来る能力も試されていると思って使った方が良い。



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男子学生は優しい

2013年01月27日 | Weblog
先週末でめでたく定年退職を迎える同僚の最終講義に出た。私は金曜日は授業が無いのでお休みだったけど、15年以上も一緒に働いたので敬意を表して、最後の授業に参加した。

金曜日の3・4時限目は授業が終わるのが4時10分なのに、専門選択科目を履修するなんて偉いな~と思っていたのだが、なんと履修している学生は総て男子学生ばかりだった。今学期は女子ばかりが履修した私の授業があったけど、男子ばかりが履修しているのは初めて見た。

授業が終わって花束贈呈となった時、やおら、男子学生の一人が花束と色紙を持って先生にお渡ししたのだ。居合わせた教員は皆吃驚した。というのは、ゼミ生でも無く、ただ後期15週を履修した学生たちからだったからだ。

先生ももちろん感激していらしたけど、今時の男子学生は優しいな~と驚いた。後で聞いたら、前の週にこの先生の元教え子が、先生の講義を再度聞きたい思い、出席し、大きな花束をお渡ししたのだそうで、その時に初めて、履修していた学生が先生の定年退職を知ったらしい。

今の学生の働く価値観からも感じることだが、『誰かの役に立ちたい」「好きなことをしたい」「やりがいがある仕事に就きたい」と言う男子学生が多い。中でもダントツで誰かのためにというのだ。お金を儲けたいとか、ビッグになりたいなどという学生は殆どいない。

思いやりのある「やさしさ」や「心遣い」は歓迎されるべきだし、人間として持つべき「やさしさ」である。だけれども、これだけ「いじめ」が横行し、自殺にまで追い込まれている人たちがいるというのも事実だ。

若者の間にある「やさしさ」は、時として自分以外の人に『無関心」ということもある。

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