秋田のキムカズが贈る気まぐれブログ

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謎の遺跡「払田柵」から探る

2008-12-13 20:24:01 | Weblog
謎の遺跡「払田柵」から探る秋田の可能性
 H20.12.13 於:秋田大学教育文化学部
 講師:秋田県教育庁払田柵遺跡調査事務所 主任学芸員 高橋 学 氏)

【払田柵の建設時期】 801年

【建設の狙い】
 本来の狙い:国家プロジェクトとして進められる「軍事的な場所」(出羽の国の役所)
 違う見方:三重の柵は他に類を見ない特徴的な様式(外柵という)。しかも三重目の外柵は、川の影響で途中柵が途切れるなど、理に合わない点もあり、蝦夷※対策ということも指摘できる。
払田柵の特徴:奥羽山脈から望むに、仙北平野における「ランドマーク的」に見えることもあり、京への陸上の物流拠点と思われる。(一方、海の物流(北前舟)拠点が秋田城といえる。)

【払田柵の特徴】
鍛冶工房群がある…9世紀頃、稲作中心を生業としていたこの地域にも、915年に発生した「十和田山噴火」の影響(灰雲)が出ている、。その結果、一時的に稲作から製鉄業が広まったものと思われる。払田柵での製鉄技術は、その後米代川を介して北上。南秋地域(五城目)へ鍛冶の技術が広まった。