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kimitsuku独り言

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ひとりブツブツ独り言

映画 『アラビアのロレンス』

2010年11月27日 | 日記
       
                
 昨日の『晩年の美学を求めて』に登場した、“アラビアのロレンス”を、もう少し。
トーマス・E・ロレンスは、オスマン帝国に支配されていたアラブを解放するために
尽力したが、結果として母国イギリスからもアラブからも毀誉褒貶の評価をされた
実在のイギリス陸軍将校であり、考古学者。
そのロレンスの栄光と挫折を描いた、1962年製作の映画『アラビアのロレンス』は
映画ファンのkimitsuku一押し、世界映画史上に輝く壮大で美しい映画だった。
広漠と続く白い砂漠の美しさ、地平線から蜃気楼のように現れる黒い人物、鉄道を
爆破するスペクタルシーン、駱駝の大軍を率いて砂漠を往くロレンスとアラブ族など
印象的なシーンの連続。画面を効果的に引き立てる音楽も、素晴らしかった。
      
              
 ロレンスを演じたピーター・オトゥールの好演もあり高い評価を得て、作品賞などの
1962年アカデミー賞7部門に輝いたが、惜しむらくは主演男優賞は『アラバマ物語』
G・ペックに…。確かに『アラバマ物語』は、アメリカの良心を描いた佳作だったが…。
『冬のライオン』、『チップス先生さようなら』など幅広い演技力で何度かアカデミー賞に
ノミネートされたP・オトゥールは、永年の功績を認められ2003年の特別賞に輝いた。
                        
T・E・ロレンスは現在も評価が分かれるらしいが、1935年5月、オートバイ事故で死亡。
46年の波乱に満ちた生涯を終えた。 
コメント (2)
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