札幌に初夏の訪れを告げるマロニエの花が咲きました今年は例年に比べて開花が早いらしく
もう満開状態で、カメラを構える人々で賑っていました。樹高はどのくらい…おそらく10mは越える
大きなマロニエが数十本も並び、涼しげな緑陰を作っていました。マロニエは和名でトチノキといい
花は養蜂の蜜源として、種子は食用として古くから馴染み深い樹木だったようです。
札幌の中心地・大通り公園には白いセイヨウトチノキが、此処の通りには紅いベニバナトチノキが
多く見られます。大きな葉の間から伸びる花は円錐形で、花言葉の通り、『豪奢』で『贅沢』な印象を
与える艶やかな初夏の花です。
その道すがらに見掛けた黄色い花は、確か…ゴールデンチェーンでしょうか
いつか花木に詳しい友人から、和名をキバナフジと言い花言葉は『儚い美しさ』と聞いたような…。
それにしても花言葉って、いったい誰が考えついたのでしょう。遠いギリシャ神話に由来するもの、
乙女チックな愛の告白あり、時には花が知ったら感情を害するような悪態あり…。
『チューリップ=博愛』、『バラ=純潔』、『ひまわり=崇拝』なら分かるけれど、『水仙=うぬぼれ』、
『ラベンダー=疑惑』、『マリーゴールド=嫉妬』、『ダリア=裏切り』って、どういうことよ。
百花繚乱の花々を眺めながら、興味つきない花言葉いろいろでした。