『北京~パリ 大陸横断クラシックカーレース』が、昨夜NHKで再放送された。
1月に見逃していたので今回はバッチリ予約し、90分間テレビに釘付け状態で
魅入ってしまった。北京~パリ15,000キロを37日間で走破するドキュメンタリー。
このレースの第一回は1907年、今回は2010年9月に開催され98組が参加した。
それぞれ100年近く前のクラシックカーを騙し騙し、北京を出発しモンゴルから
中央アジア、トルコ、イラン、ギリシャ、イタリアを走破しパリの凱旋門を目指す。
過酷なレース期間は、愛車のエンジントラブルや天候など数多のアクシデントに
見舞われ、その度にレース関係者や参加者、土地の人々に助けられ、笑いあり
涙あり、人生は生きるに値する、人間って素晴らしい…と、感動の連続だった。
子育ても終わったし何か挑戦してみたい…イギリス女性二人組、第一回大会で
優勝した超ヴィンテージカーITALAで参加した夫婦、単独バイク参加の還暦男。
トラックを避けようと急ブレーキを踏んで路肩から落ち、車軸が大きく曲がった
ITALAはリタイアを覚悟したが、イランの修理工場の献身的な働きで元通り…。
パリに辿り着いた時の言葉「私たちって勇敢なのか馬鹿なのか」に、笑いつつ
涙が滲んだ。怖いもの知らずのイギリス女性二人組は、川中で立ち往生したり
トルコ山岳地帯で動かなくなったり、散々トラブルに襲われながらも堂々17位で
フィニッシュ。還暦バイク男性も、数々の苦難の末に無事ゴールイン。
人生は山あり谷あり、しかし果敢にチャレンジすれば道は拓ける…、改めて
そう考えさせられた番組だった。
不肖kimitsuku、まだまだチャレンジ精神を忘れず頑張らなくっちゃネ +