kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ミラン・クンデラ著 『存在の耐えられない軽さ』

2013年11月29日 | 日記
                
 久し振りに読んだ小説本、ミラン・クンデラ著 『存在の耐えられない軽さ』。20世紀の恋愛小説
最高傑作と称されるだけあり、読み応え充分にして些か疲労感が残る重たい読み物でした。 
最近ず~っと手にすることが無かった小説本に食指が動いたのは、同名映画を再見してから…。
 チェコ出身クンデラが1984年に発表した小説は「プラハの春」時代を題材に、歴史に翻弄された
男女の流浪する魂を鮮やかに描き出しています。「プラハの春」言葉では知っていても、その時代
東欧チュコに起きた悲劇を何処まで分かっていただろうか。小説を読み終えた現在も、遠い時代に
遠い地で繰り広げられた出来事としか思えない部分が多いのだが…。チェコを追われてフランスに
亡命したクンデラが此の小説を発表した当時、世界中に大きな衝撃を与えベストセラーに…。
時代を反映したストーリー自体も面白いが、かなり作者の哲学的思索の記述が多く、読後は正直
やや疲労困憊気味ってところでしょうか。
 『存在の耐えられない軽さ』…、何やら意味不明なタイトルも読み進めるに従って、自分なりに
掴めたような、でも充分とは言えないような…。近ごろ柔軟性を失ったかもしれない我が頭脳には
良い刺激になった一冊であることは間違いないようです。
                
 映画の方も原作を裏切らない完成度です。今までは原作イメージと大きく異なり、「観なけりゃ
良かった…」場合が多かったが、この映画は殆ど…これ以上ないピッタリ適役
D・デイ=ルイスの陰影あるトマーシュ、J・ビノシュの純朴なテレザ、R・オリンの奔放なサビーナ、
実に魅力的なキャスティングで、それぞれの代表作に挙げられる熱演を魅せています。
 かつて訪れた冬のプラハを懐かしく思い出す、 『存在の耐えられない軽さ』 でした。
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母と息子 3000日の介護記録

2013年11月24日 | 日記
               
 NHKで放送されたドキュメンタリー番組、『母と息子 3000日の介護記録』を興味深く見ました。
現在、予備軍を含め800万人の認知症高齢者が居るといわれるが、この番組は99歳で亡くなった
母親の認知症発見から最期までを看取った息子家族の映像記録でした。
今後ますます増えると予想される認知症高齢者。国は高齢者施策、「オレンジプラン」を発表して
認知症高齢者を、住み慣れた自宅などで介護する「在宅介護」へ変換しようとしています。
確かに高齢者にとっては望ましい生活が送れるかと思うが、いっぽう介護する家族にとっては…
3000日に及ぶ介護に奮闘する日々を、時には笑いを誘われ、時には痛ましく、見せて貰いました。
 スタジオでは、この映像記録を元に医療や福祉の専門職が、それぞれの立場で知恵を出し合い
我が国の高齢者問題を熱く議論していました。認知症を患う老親を何処で誰がどう支えていくのか
認知症800万人時代、“明日は我が身”の現実と課題を考えさせられるドキュメンタリー映像でした。
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ヽ(^o^)丿 2014 FIFAワールドカップへGO ヽ(^o^)丿

2013年11月21日 | 日記
    
 2014年6月12日に開幕する、FIFAワールドカップ・ブラジル大会の最後の出場国が決定した。
約1ヵ月をかけて強豪32ヵ国が凌ぎを削る、4年に一度の世界サッカー選手権大会
早々に予選を勝ち抜いたザックジャパンに比べ、大陸間プレーオフで最後の最後に滑り込んだ
ウルグアイ。前回の南アフリカ大会でもプレーオフで出場を決めたウルグアイだったが、終わって
みれば世界4位…ってことは、やる時ゃやりますウルグアイ。また期待しちゃっていいかも~
此処のところだったジャパンも、オランダ&ベルギー戦で試合勘が戻ったか傾向は喜ばしい。
来月6日には一次リーグの対戦組み合わせ抽選が行われるが、さてジャパンはどのグループ…
南アフリカ大会では、オランダ・カメルーン・デンマークと同じグループだった。この顔ぶれの中で、
まさか二次リーグまで進むとは…、ホント試合はやってみなくちゃ分からないものだわねぇ。
 さぁさぁさぁ、血沸き肉躍るワールドカップ2014開幕まで、数えてみたらあと203日だよ~ん。
さっそく今夜は、解禁なったボジョレー・ヌーボーで、乾杯と参りましょうかぁ。

                       出場32か国
  ブラジルスペインドイツオランダイタリアベルギーイングランドスイスフランス
 クロアチアロシアポルトガルギリシャボスニア・ヘルツェゴビナアメリカホンジュラス
  メキシココスタリカアルゼンチンチリコロンビアエクアドルウルグアイ日本韓国
 オーストラリアイランカメルーンコートジボアールガーナナイジェリアアルジェリア
      2014年7月13日に優勝トロフィーを掲げて歓喜するのは、どのチームでしょ…
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『リンカーン』の名演説記念日

2013年11月19日 | 日記
                   
 先日のマイブログに映画 『リンカーン』を載せたが、何と今日11月19日はそのリンカーン大統領の
あの有名な演説が行われた記念日だった。1863年のその日、ゲティスバーグの国立戦没者墓地で
短いスピーチをしたが、≪government of the people, by the people, for the people 人民の、
人民による、人民の為の政治≫
は、その一節。アメリカが南北に分裂してから2年が過ぎており
多くの戦没者を出していた頃、北の大統領として苦悩していたリンカーンが行った2分間スピーチの
名言として、今も世界の歴史に残っている。その日の貴重なリンカーン映像が
 映画の中では、若い兵士たちがリンカーンの前で復唱する場面があり、心打たれるシーンだった。
確固とした政治信念を持ち、強力なリーダーシップを発揮してアメリカの民主化を進めたリンカーン。
その足跡を今一度、振り返ってみるべき時…、スピルバーグ監督のメッセージが見えるような…
                            
                  ゲティスバーグ演説(要旨)
  87年前、我らの先祖は此の大陸に、人はすべて平等であるという信条に基づく国家を築いた。
  いま内戦の最中にあり、国家の存続が試されている。我々はその激戦の地に集った。
  此処で命を落とした人々の安息の地として一角を捧げるために、彼らの死を無駄にせぬよう、
  我々は固く決意する。神のもと、此の国に新たな自由をもたらそう。
  そして、人民の、人民による、人民の為の政府を地上から絶やさぬことが我々の責務なのだ。
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映画 『リンカーン』 早くもDVD化

2013年11月16日 | 日記
                    
                   『リンカーン』 オフィシャルサイト
 2012年公開のアメリカ映画 『リンカーン』が、早くもDVD化されました。映画好きな友人から
「良い映画だったわぁ…」と聞いて観に行かなくっちゃと思っていたが、DVDになったと知り
早速レンタルして、“お茶の間ロードショー”となりました。
 リンカーンは世界史で習う最も有名なアメリカ16代大統領で、南北戦争や奴隷解放で知られ
観劇中に暗殺された…程度の認識でした。この映画は1865年リンカーン最期の数カ月の苦悩と
信念を余すところなく描いています。戦争終結と奴隷解放の陰に、このようなドラマがあった事を
知って、歴史上の偉人伝だけでは分からない、生身の“人間リンカーン”を理解できました。
 この作品でアカデミー主演男優賞に輝いたダニエル・デイ=ルイスは、全くリンカーンその侭の
風貌で、現存した偉大な大統領を更に血の通った人物像に演じていました。
 実はkimitsuku、D・デイ=ルイスの隠れファン…でして、『マイ・ビューティフル・ランドレット』や
『エイジ・オブ・イノセンス』、『存在の耐えられない軽さ』など、TV放映されたのをコピーして何度も
飽きるほど&呆れられるほど、擦り切れてしまうのではと心配しつつ繰り返し観ているのです。
 その時々の役柄で、南ロンドンの貧しいパンク兄ちゃんや、叶わぬ恋に懊悩する青年、はたまた
動乱のチェコで生きることを模索するドンファン医師を、生き生きと演じています。
『ラスト・オブ・モヒカン』では、インディアン青年に扮して野山を疾走するアクションまで…、実に
多彩な幅広い演技力を魅せてくれます。アカデミー男優賞を3度も受賞した実績を納得しますワ。
それにしても新作映画が封切の翌年にはDVD化されるなんて、有難いような、そうでないような
…なにか複雑な想いで、“お茶の間ロードショー”を楽しませて貰いました。機会があれば、是非
劇場へ足を運び大きなスクリーンで観てみたいと思わせる、スピルバーグ監督の大作映画でした。
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フィギュスケート2013 ヨーロッパ選手権

2013年11月13日 | 日記
               
 BSスポーツチャンネルで放送された、「フィギュアスケート2013 ヨーロッパ選手権ザグレブ大会」。
ソチ・オリンピック出場を賭けて、ヨーロッパを代表するフィギュアスケーター達が熱戦を繰り広げた。
男女シングル・ペア・アイスダンス等それぞれの競技に見どころと魅力があるが、kimitsuku好みは
何と言ってもアイスダンスなのよねぇ。特にロシアンカップルの優美で華麗なダンスが
もうもう堪りましぇん、シングルやペア種目と比較するとダイナミックな動きは少ないが、その代り
情感豊かなオトナのスケーティングを堪能できて、上質なドラマを観た後のような深い感慨が残る。
 1月に行われたザグレブ大会では、1位と2位がロシア、3位はイタリア代表だった
伝統的に此の競技に強いイギリスやフランス、そして最近はアメリカやカナダも目覚ましい活躍を
見せている。サラエボ大会の“ボレロ”に代表されるヨーロッパの円熟した演技に対して、若々しく
軽やかな新興国のスケーティング。いずれも甲乙つけ難いアイスダンス対決に、今から胸が躍る。
            
 もうひとつの気掛かりは男子シングル競技。ザグレブではスペインのJ・フェルナンデス(左)が
素晴らしい得点を出して優勝した。スペイン選手の入賞はこれが初めて。正直なところスペインの
若者もアイススケートするの~ びっくりしたぁスペインといえば当然サッカーでしょうが…。
まぁフェルナンデスも悪くないけど、kimitsukuが愛するのはフランスのブライアン・ジュベール(右)
ソチ出場となれば4回目のオリンピック。本番に弱いのが玉に傷のイケメン選手…って評判なのよ。
ヨーロッパでは女性と高齢者に絶大な人気があるらしい…ってことは、kimitsukuにピッタンコ…
 高橋大輔にもメダルのチャンスあり、もしかしてこの3人で分け合ったりしてぇ~。
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(^^♪ 懐かしのザ・ビートルズ (^^♪

2013年11月11日 | 日記
                
                  懐かしのザ・ビートルズ
 11年振りにポール・マッカートニーが来日し、今日の大阪公演では36,000人が熱狂したという。 
1960~70年代に世界を制覇したザ・ビートルズ、外貨獲得に貢献したとエリザベス女王から
大英帝国勲章を授けられたロックバンドだった。北海道の片隅で子育て真っ最中のkimitsukuは、
時折りTVで彼らのパワフル音楽を楽しんでいた。あの頃一番の若手だったポールが、それなり
年輪を刻んでベテランになり、再び日本ツアーを行っている。ああ感無量と言わざるを得ない。
 10年の活動期間を終えて解散した後も、それぞれの音楽シーンで活躍していたが、メンバーの
中核だったジョン・レノンが1980年ニューヨークで凶弾に倒れた時、ザ・ビートルズは終焉を迎えた。
 間もなく12月8日、ジョン・レノン33回目の命日に当たる。
   
 数多の彼らのヒットナンバーのうち、“レット・イット・ビー”、“ヘイ・ジュード”、“イエスタデイ”が
kimitsuku選択ベストスリー。どの曲も美しいメロディと胸を打つメッセージに溢れている
『歌は世に連れ、世は歌に連れ…』、ホントそうよねぇ、しみじみ懐旧に耽る雪の夜でした。

 



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高橋大輔:ソチ・オリンピックへの道

2013年11月09日 | 日記
            
 来年2月7日に開幕する冬季オリンピック・ソチ大会まで残り90日、各競技で選手たちが出場権を
目指して凌ぎを削っている。夏の大会に比べると競技数が少なく地域差もあって、今ひとつ世界的
人気に欠けるようだが、日本では過去に札幌と長野で開催したことがある。72年の札幌大会では、
70mジャンプ競技で日本人選手が表彰台を独占してニュースになった。またジャネット・リンの「ラブ
&ピース」も話題になって、日本のフィギュア人気が高まったように思う。それまで規定は上手いが
フリーが不得手で、見た目も今イチだった(ゴメンナサイ)日本選手に興味なく、専らソビエト男子が
素敵に見えたっけ、思えばその頃からkimitsuku病が…ねぇ
                           
 昨日今日と行なわれたフィギュアスケートGP第4戦(NHK杯)では、アメリカ大会で不調だった
高橋大輔に注目して観ていた。ここ最近、若手後輩たちの追撃が著しく時には苦杯を舐めていた
大輔が鮮やかに復活しイキイキと滑っていた。苦手な4回転ジャンプにも果敢に挑戦し、ソチへの
意欲を露わにして勝負する姿は、実に力強く魅力に溢れていたねぇ。出場枠は3名だから、まぁまぁ
大丈夫かな…ってのは早過ぎ とにかく大ちゃんには是非メダルGETを期待している。
羽生も織田もいいけれど、kimitsuku一押しは高橋大輔ね。だって華があるし表現力も豊かだし…。
以前は「ガラスの心臓」と言われた“ひ弱さ”も消えて、今は堂々たる日本フィギュア界のエース。
 良かった良かった…これで今夜は安心してを頂けますワ。女子シングル、アイスダンス
ペア…悪いけど、ど~でもいいの。大ちゃんさえ世界舞台へ出られたら、それでOKなのよ
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ただ過ぎに過ぐるもの

2013年11月07日 | 日記
        
                  
 折々に開いて読む『枕草子』、その245段に「ただ過ぎに過ぐるもの」という文言があります。
          帆かけたる舟。人のよはひ(年齢)。春・夏・秋・冬。
「素早く過ぎ去ってしまうもの」は、水面を渡る帆掛け船。人の年齢。春夏秋冬と移ろいゆく四季。
さすが清少納言、いいところ突きますねぇ…特に今の季節にぴったりじゃありませんか
「諸行無常」や「万物流転」にも通じる、平安才女の人生観・審美観を垣間見る想いがします。
      
 今日は立冬、冬の気配が現れ始める頃とされる二十四節気のひとつ。一年を24節に分けて、
その季節に相応しい暮らしを心掛けた古人(いにしえびと)の生活感覚に、ほとほと感心します。
 銀杏が黄葉し既に枯葉が風に舞う札幌には、これから本格的な冬が訪れます。
長期予報では寒さ厳しく降雪も多いとのこと、しっかり皮下脂肪を蓄えて長い冬に備えましょ…。
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(^^♪ IL DIVO 日本公演 2014 (^^♪ 

2013年11月05日 | 日記
               
                    IL DIVO  『花は咲く』
 魅惑のイケメン・クァルテット、IL DIVOの2014日本ツアーが決定しました。早春2月~3月に
東京・大阪・名古屋・広島・金沢で8ステージ、2年振りのライブです。東日本震災支援ソングの
『花は咲く』を初め、最新アルバム『A MUSICAL AFFAIR』からミュージカル名曲、そして彼らの
数々の輝かしいヒット曲を聴かせてくれるでしょう。さぁ3度目のDIVOライブは、いつ何処で… 
 東京武道館なら2月26・27日と3月10日。少しでも早く…矢張り2月でしょうよねぇ
初めて彼らの美景&美声に酔い痴れた2009年9月14日、そして再びの陶酔は2012年3月14日。
もうもう…あまりの素晴らしさに、頭クラックラ&ハートドッキドキ放心状態 
 あの興奮症状が再現、パニック症候群や心不全を起こさぬよう心身を鍛えておかなくちゃ…
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