サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

親としての社会責任(そんなものはない度90点)

2007年02月24日 | それでも世界は回る

元蔵相の長男夫婦と長女、大麻所持容疑で逮捕 滋賀県警

2007年2月23日(金)22:06
  • 朝日新聞

 乾燥大麻約280グラムを隠し持っていたなどとして、滋賀県警は23日、銃刀法違反容疑で逮捕していた滋賀文化短期大学(同県東近江市)元助教授、武村俊一容疑者(44)=同県湖南市夏見=を大麻取締法違反(所持)容疑で再逮捕し、俊一容疑者の妻のみゆき容疑者(44)、姉の陽子容疑者(46)=大津市におの浜2丁目=を同容疑で逮捕した。俊一容疑者は、細川内閣で官房長官、村山内閣で蔵相を務めた武村正義氏の長男、陽子容疑者は長女。


 調べでは、俊一容疑者は4日夕、同県甲賀市内で大麻約0.15グラムをバッグに所持していたほか、自宅に大麻約280グラムを隠し持っていた疑い。みゆき、陽子両容疑者は俊一容疑者と共謀し、大麻を所持した疑い。


 俊一容疑者は4日に同市内の自動車用品販売店で万引きしたところを見つかった後、同店駐車場に止めた車内に散弾銃1丁を放置したとして、銃刀法(保管義務)違反などの疑いで逮捕された。


 その後の調べで、大麻所持が判明。昨年春にインターネットで大麻の種などを購入し、自宅で栽培し、成長を写真で記録していたという。俊一容疑者は「種は海外から買った。夫婦で大麻を吸っていた」と供述しているという。


 県警によると、みゆき、陽子両容疑者は、俊一容疑者が逮捕された翌5日午前10時ごろ、自宅にあった大麻を近くの山に捨てたとされる。調べに対し、みゆき容疑者は大麻と知って捨てたことを認め、陽子容疑者は「大麻とは知らなかった」と容疑を否認しているという。


 俊一容疑者は16日付で同短大を懲戒解雇された。長男らの逮捕を受け、武村正義氏は取材に対し「大麻のことは全く知らなかった」と話し、事務所を通して「愕然(がくぜん)としている。親としての責任の重さを強く感じています」とコメントした。


    ◇


 大津地検は23日、俊一容疑者を銃刀法違反と窃盗罪で大津地裁に起訴した。

なんとなくなつかしさを感じる事件である。
大麻の種を購入し、自宅で、こっそり栽培し、成長を記録し、兄弟で吸ってみた。常習性があるかどうか知らないが、一時期、ヒッピー連中は、当たり前のようにやっていたことである。

この「成長を記録し」というのが、なんだか可愛くも思えてくる。

ニュース性は、元蔵相の長男夫婦、長女というところにあるのだろうが、武村正義は「親としての責任を感じ」などとコメントしている。愚の骨頂である。逮捕された3人はいずれも40代半ばであり、立派な大人であり、起訴され判決が出たのなら従えばいいだけである。親の責任もなにも未成年でもあるまいし、笑止である。

コメントを求められれば、ノーコメントか、馬鹿なことをしましたね、ということで充分だ。仮に傷害事件をおこしたところで、親が謝罪する必要も何もない。家族の歴史の中で、そのことで、反省したり、落胆したり、関係が解体されたり、逆に強固になったり・・・そんなことは、すべて「家族」の問題であり、社会の問題ではない。逆に言えば、そのことだけを、「家族」は心を配ればいいだけのことである。




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