今日は、いこいの森のキビタキ撮りで半日鳥見。朝食後9時ごろ家を出る。9時では鳥見には遅いのだが、昨日の鳥の海遠征で少々寝不足気味なので、こんな時間になってしまった。いつものように階段を上がっていくと、松の木の根元に見慣れない花が咲いていた。一見イワカガミ似だが、色が全然違うし、高山植物ではないだろう。 ここは里山だし。図鑑を持ってこなかったので、勝手に「オオイワカガミ」にしてしまった。葉が大きかったもので・・・。あとで、図鑑を見たら、どうやら「ヤマカガミ」らしかった。ツツジが咲き始め、とても華やいだ感じだ。でも、鳥の鳴き声が全くしない。不安になりながら上がっていくと、「シ、シ、シ、シ~~。」とヤブサメの声が聞こえてきた。今季初耳だ。でも、オオルリもキビタキも見当たらない。「今日はスカかぁ。」とあきらめ、今度はサシバ探しに目標を変え、ポイントを移動した。今年は飛んでいるのを1回見ただけで、まだしっかり出会っていない。いつもだと職場でも鳴き声を聞くのに、今年はまだ聞いていない。毎年、サシバだけはしっかり顔を見せてくれているのに、まだ出会えないとなるとちょっと心配だ。今年のサシバの渡り状況はどうなっているのだろう。結局、この日も会えなかった。上北山地区のポイントでは、サンショウクイに出会うことができた。「ピリリ、ピリリ。」と鳴きながら頭上を飛んでいった。近年数が減っていると聞く。ちょっと複雑な思いを持ちながら見送る。しばらくして、「ケレ、ケレ、ケレ。」と声がした。沼の方を探したが見つからない。飛んでいったのかと思って違うほうを見ていると、また声がした。これはいる!と、ずうっと丁寧に見ていくと、沼の反対側の枝が込み入ったところに止まっている。 ヤマセミだ。かなり距離があるので、遠回りして近づくことに。でも、果樹畑があり、だいぶ遠回りしてしまい、居場所がわからなくなってしまった。必死に探すがわからない。すると、「チッー。」と一声。「おぉ、カワセミもいるのか!」でも、二兎追うもの・・・になるとショックなので、まずはカワセミを探すことに。すると、水面近くの小さな枝に止まっていた。下嘴に赤味があり、♀のようだ。数枚撮ったところで飛んでしまい、わからなくなってしまった。しばらくして、ヤマセミが飛び出し、枯れ木に止まったが、すぐ飛び去ってしまった。結局ヤマセミがいたところはわからなかった。カワセミにしておいて正解だったようだ。結果的に目的のキビタキ・サシバには会えなかったが、ヤマセミ・カワセミが出てくれて、「終わり良ければ、全て良し。」といった半日だった。
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