きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

伊豆沼・蕪栗沼’14.10/12

2014年10月19日 | 宮城の鳥見
「なして、こだい天気いいのに、船出ねなやぁ・・・。」勇んでいった飛島定期船乗り場の入り口に、「本日欠航」の案内板が・・・。たしかに台風の去った後も波はやや高かったが、まさか欠航とは夢にも思わない結果であった。諦めきれないまま、しぶしぶ家に帰るしかなかった。これで2年連続、秋の飛島行きは断念となった。しかし、天気がいいのにこのままどこにも行かないのはストレスがたまってしまう。そこで、翌日、急きょ宮城県にガンを見に行くことにした。夜明け前の3時頃家を出て、伊豆沼には5時半前に着いた。辺りはやや明るくなっており、にぎやかなガンの声が響き渡っている。日の出にはもう少し時間がかかる所で、すでにあちらこちらからガンの飛び立ちが見られた。日の出とともに何万という数のガンが一斉に飛び立つ様を思い描いていた自分にとっては、ちょっとがっかりという感じだった。それでも、朝日に照らされオレンジ色の中を群れで飛ぶガンはとても美しかった。早起きしてきたかいがあった。朝食and仮眠後、田んぼ巡りをしながら、ガン探しだ。10月のこの時期は、大きな集団で田んぼ1枚、2枚、3枚にびっしりといる。不用意に近づくと、何万羽と言う数のガンが一斉に飛んでしまうというとんでもないことになるので、慎重の上にも慎重に車を寄せながら、カリガネやシジュウカラガンがいないかくまなく探した。その結果、ついにシジュウカラガンを見つけることができた。一羽だけだったが、久しぶりに見たのでうれしかった。カリガネは見つけられず・・・だった。お昼前に、次の場所、蕪栗沼に移動した。ここでは、まずシギをねらって沼の方に行ったが、さっぱりだった。しかし、ここで、沼の西側の林に猛禽を見つけた。急いで西側の土手の上に行った。双眼鏡で確認すると、オオタカ幼鳥だった。しばらく動かないので、たっぷり観察and撮影することができた。ここでは、家から持ってきた久しぶりのデジスコで撮った。かなりブランクがあったので、勘を取り戻すのでちょっと時間がかかった。満足したところで、次は珍ガン探した。伊豆沼に続きここでもシジュウカラガンを見つけたが、飛ばれてしまい、見失ってしまった。カリガネはここでも見つけられず。そして、ちょっと???というマガンを見つけた。首から上が白に黒のゴマ模様。はじめ白化個体かと思ったが、どうなのか。羽根の模様などからマガンと別のガンの交雑個体か?とも思った。結論の出ないまま遠征鳥見はここで終了となった。
【出合った鳥たち】 マガン、シジュウカラガン、ダイサギ、オオタカ、ノスリ、コハクチョウ、モズ など


コメント (8)
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