春先の家の仕事に加え、7年ぶりに転勤になり、目がぐるぐる回る忙しさだった。新しい職場にもちょっぴり慣れ、花粉症も一段落といった感じになったので、久しぶりに鳥見だ。夏鳥は来ているだろうか。冬鳥はもういなくなったのかなぁ・・・。という事で、白龍湖にノビタキを探しに行こう。車に乗ること約1時間。駐車スペースに車をとめ、外に出ると・・・、おぉ寒~。風がとても冷たい。三脚を担ぐ手が冷たくて痛い。こりゃあ、手袋を持って来ればよかった。まずは、昨年ノビタキに出会ったところに行ってみた。柳の木だろうか。新緑がとてもきれいだ。そこに、ツグミ5,6羽の集団を見つけた。まだ残っていたんだ。ツバメが1羽飛んで来た。冬鳥と夏鳥を同時に見ることができた。さらに先に進むと、道のわきの草むらから、中型の鳥が飛び立った。羽が細く、先が尖っていた。イソシギかな・・・と思った。でも、鳴き声がピィーじゃなくて、ビィーだったような・・・。すると、遠くの方からケリの声が聞こえた。今年もケリに会えるぞと、急ぎ声のほうに向かった。すると、行く先々で、ビィー、ビィー、ビィーと、あちらこちらからシギが飛び立った。その数、約20羽ほど。これは、もしかして・・・ジシギ?ひょっとして、オオジシキ?白龍湖周辺でオオジシギが観察できるというのは知っていたが、まだ出会ったことが無かった。こーしちゃおれん!よし、これはケリより先に、まずはオオジシギから攻めよう。降りたところに静かに向かった。途中、途中、スコープで確認しながら歩いていったが、見つけることができず、次々にビィーと飛ばれてしまった。これはなかなか手ごわい相手だ。田んぼに降りても、すぐ草むらに紛れてしまう。堰のところでやっと1羽を見つけたが、これもちょっと近づいただけで飛んでしまった。これじゃあ1枚も撮れないかも・・・。と半分諦めかけたところで、また1羽発見。今度はちょっと近づくのはやめて、まずはじっくり観察しよう。 嘴は真っすぐで長い。目が大きくて、ちょっと離れている感じ。頭に黒い線が入っている。やっぱりオオジシギだ。それにしても羽の色が周りの色に溶け込み、なかなか見つけられないはずだ。本当はもう少し近づいて大きく撮りたかったが、飛ばれたらもう見つけられないと思い、じっくり見ることに専念した。という訳で、写真は数枚撮っただけ。しかも、ぼけぼけもあるし~。それでも、初めて出会ったことだけで、十分にうれしかった。次は、お待たせのケリさんだ。しかし、ケリも警戒心が強く、とても近づけない。 これまた、遠くからのパチリとなった。まあ、今年も出会え たという証拠写真ということで、納得しよう。車に戻る途中、オオジシギとケリの2種類だけでは何なので、田んぼの畦に降りたカワラヒワをバチリ。車の中で昼食をとり、2時ごろ家に帰った。今日はオオジシギを見られて良かった。近々、今度はノビタキに会いに来よう。
※このブログをUPしてから、図鑑で確認したが、どうも・・・、自信が無くなってきた。タシギかなぁ?チュウジかなぁ?やっぱりオオジでいいのかなぁ?一応、オオジシギとしておこう。
【出会った鳥たち】ツグミ・モズ・ムクドリ・ケリ・オオジシギ・カワラヒワ・アオサギ・ツバメ