Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

脱・葡萄;脱・ロシア文学

2013-09-30 00:50:35 | Weblog
ジェムシードレスという葡萄を最近初めていただきました。これが美味しい。甘い。もはや葡萄の範疇を超出しています。見た目は甲斐路そっくりで、味もけっこう似ているのですが、食感はジェムの方がサクサクした感じでスッキリと食べやすく、名前の通り種(シード)もありません(レス)。しかし何と言ってもその甘さが凄い。何度も書きますが、もはや葡萄ではありません。あまりの甘さに、実を噛んだ瞬間に思わず「あっ」という叫び声を上げてしまったほど。こんなものがあったとは。本当に美味しいです。

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あまちゃんが終わってしまい、寂しい。

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ロジャー・シャタックの本(英語)を探していたら、全国で所蔵している大学図書館はごく僅かであることが判明。え、なんで? この人ってアカデミックな世界では無視されているの(そんな馬鹿な)? Amazon にはけっこう在庫があるようですが・・・買うほどでもないような・・・。というか、翻訳出してくれ。

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脱ロシア文学をして、興味の赴くままに読書し始めました。すると不思議なことに、これまでどうしても体が言うことを聞かずに読書に打ち込めなかったのが、少しは集中力が持続するようになりました。というか、机に向かって本を開くことができるようになりました。今まではそんな簡単なことができなかった。そして、離れたことでかえってロシア芸術というものをよく眺められるようになった気がします。例えば、エイドスという概念をよく知らないでキュビスムなんかを考えていた自分がそれを理解できなかったのは当然だったなあとか認識できるようになりましたね。やっぱりね、プラトンとかアリストテレスとかよく知りもしないで、いきなりマレーヴィチだのマチューシンだの言ったってね、分かるわけがない。もちろん、ぼくだって最低限の本は読んでいましたけど、読むだけではいけなかったんだなあ。字面を追うだけでは。

リオタールとか、グリーンバーグとか、ジェイムソンとか、読まないと(読み直さないと)いけない人がたくさんいる。でも何よりもまずカントが読みたいな。いや、「これ」がいけないんだ。何よりも大事なのは、考えることだ。読み終えることだけに汲々としてはいけない。

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留学関連の質問が、メッセージやコメントで稀に寄せられますが、ぼくが回答しても、なぜかほとんどの人がお礼を言わない。なんでだ? これって普通の礼儀だと思うんですが。こんな常識的な礼儀作法のできない人は、留学して何かを得るよりも、日本でまず日本人ときっちり人付き合いをした方がいいと思う。