Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

季刊誌

2014-04-27 00:13:28 | 本一般
1月に言及した古書店の月刊誌がいつの間にか季刊誌になり、6-7月頃に夏号を出したいみたいです。

春号は、ぼくがお店に数日間通い詰めて編集やら製本やらをお手伝いしてようやく出来上がりました。思考錯誤する部分が多かったのですが、代わりに「次はこうすればいいんだ」というのも分かりました。

当初の想定とはまるで違うものが出来上がってしまいましたが、まあ最終的には形になったかなと。

夏号は、テーマを設定しようか(店主は)迷っていらっしゃるみたいです。個人的には自由でいいんじゃないかと思っているわけですが、それよりも次は縦書きで書いてくれるように執筆者に頼んで欲しいと思っています。そっちの方が編集しやすい。

もっとも、編集と言っても特別なソフトを使うわけではないのですが。っていうか、夏号を編集するのは誰か未定ですが。ちゃんとした人(センスのある人)が編集した方がいいと思ってます(でもそれがなかなか見つからなかったのですが)。

きのうのつづき

2014-04-22 00:35:54 | 本一般
こんな親切な人もいるんだなあと思っていたら、今朝またメールが来ていて、なんだかよく分からないことをおっしゃっている・・・。

要は、お金を余分に受け取ってしまいましたってことを書いてきているんだけど、だからどうしてもらいたいとか、そういうことが一切書かれていない。

余分に受け取ってしまいましたって言われても、そんなこと言われても、どうしたらいいのか分からないよ。こっちの口座を教えてそれにお金を振り込んでもらうのも手ではあるけど、ちょっと心配だし、第一その余分なお金というのはたったの300円なのです。

だから、「最悪の場合は300円余計にお支払いしますから、できるだけ早く本を送って下さい」と書いてやりました。

たぶん300円損することになるけど、こんないい加減な仕事でいいんだろうか。どうしてこんなミスが起きたのか分からないとかメールで書いてきたけど、前回のメールでこの担当者は間違った合計金額を書いてきていたから、原因は自分だろうとツッコミたくなった。

ロシア語でお金の話をするのは神経使うしメール書くのも時間かかるので、もっと円滑な運営を期待したいものです。

とにかく早く送ってきてほしい。

割引

2014-04-21 00:34:27 | 本一般
先日、海外のネット書店で本を購入したのですが、そのうちの3冊は既に在庫切れであったにもかかわらずサイトに掲載され続けていたとして、お詫びのメールが先程届きました。つまり、その3冊は配送できません、ということです。

で、そのお詫びとして、配送料と残りの本の購入費を割引してくれることになりました。へえ、親切じゃないか。担当者はロシア人だったのですが、ロシア人からこんなに親切にされたのは・・・けっこうあるかな。

承知しましたという旨のメールを返したら、文字通り即座に返事が来て(送信エラーかと勘違いするくらい即座に)、「重ね重ねお詫び申し上げます」と書いてきました。う~む、ロシア人にあるまじき振る舞いだ。いやそんなことはないのかな。

今回買えなかった本は残念ですが、絶対欲しいと思っていた本はどうやら入手できそうなので、一安心。


今日は昨日より調子が悪かったけど、50ページ読めました(日本語)。

迎え入れる準備は整っていた

2014-04-15 23:17:08 | 本一般
先日、新海誠の小説が発売されたのですが、まだ購入してませんでした。本棚にスペースがなかったので、いまいち買う気が起こらなくて。でも、きのう色々と部屋を整理した結果、本棚にもスペースが生まれました。やっと新海監督の小説を迎え入れる準備ができたというわけです。そこで、今日大学からの帰りに購入しました。

すぐには読めないと思いますが、できるだけ早いうちに読んでしまいたいと考えています。

しばらくの間具合が悪かったのですが、ここ何日かで回復してきたので、ぼちぼち本を読んでいきたいですね。

なんかぼくがだらしないせいでたくさんの方々にご心配・ご迷惑をおかけしてしまっているので(たぶん見放してしまった人もいるんだろうな)、そういう方々に少しでも御恩返しできるように、また改めて歩き出さないと。

本当に調子悪いときとかあらぬ方向に向かっているときとかにも見捨てずに見守ってくれている方々こそ、大切にすべき人だと思うので、そういう方々を悲しませないためにもがんばらないといけない。がんばれない状態なのがもどかしいけど。

今日は疲れた。早めに寝よう。

本を売る

2013-12-12 01:05:27 | 本一般
自分としては珍しいことに、本を売りました。本棚購入に伴う蔵書(って言うほど量ないけど)の整理で出てきた不要の本を、15冊くらい。ぼくは基本的に本は売らない主義なのですが、ダブっている本とか、後に改訂増補版が出た本とか、文庫化されている単行本とか、そういう類のものを。結果的に大して価値のない本ばかりなのですが、それでも昼食代くらいにはなったので、まあいいでしょう。いや、というか、そもそもお金のために売ったわけではなくて、部屋に入りきらないから売ったので、自分で捨てるのは忍びなかったから売ったので、お金は期待してなかったのです。タダでもいいから引き取ってもらえればいいなと、そのくらいの気持ち。

そんなわけで、部屋の中も割とすっきりしました。段ボールも片付きました。あとまだ不要な本が数冊残っているので、後日再び売りに行く予定です。

ヘアバンド

2013-12-10 00:25:12 | 本一般
昨日の続き。
最後の段ボールを空けて、本棚に収納。ようやく全ての本が然るべき位置に収まってくれました。まあ、本棚からあぶれているやつもいるのですが。

午後からは、プリントの整理。今までプリントを入れていた容器(?)がぶっ壊れていたので、ファイルに移し替えることにしたのです。近所のダイソーに大型のファイルを複数買いに行って、そこでヘアバンドもついでに購入。何に使うかと言えば、ファイルのバインダー代わりです。あまり使用しないであろうプリント類は密封性の高いファイルに詰め込み、ちょくちょく使用するかもしれないプリント類は、バサッと口の開いた(普通の)ファイルに差し込みました。ただ、これではちょっとした拍子にばらばらに散ってしまうので、回りをヘアバンド(ゴムバンド)でしっかり固めたというわけです。本当は、女性がお風呂で使うヘアバンドが欲しかったのですが、購入するのがちょい恥ずかしかったので、(たぶん)男物のヘアバンドを買ってきてしまいました。でも、これだとちょっとでかすぎて嵩張るんだよなあ。後日改めて新しいのを探す予定。

本とプリントの整理に想定以上の時間を費やしてしまい、また外出したついでに別の買い物なんかもしてしまい、予定していたことが全部終わりませんでした。まあでも急ぎと言うわけではないのでいいかな。けど論文は直さないと。

本棚が来た

2013-12-08 23:48:26 | 本一般
先日注文していた本棚が今日到着。
早速棚に本を並べました。段ボールに詰まってたのや、部屋に平積みになってたのを、あれこれ考えながら。そうしたら、本棚がすっかり埋まってしまった。もう入らない。えー、せっかく買ったのに、買ったばかりだというのに、もうこの本棚は使えないのかよ。しかも、段ボールがもう一箱あることが分かり(全部で3箱あった)、これではまた部屋に本が溢れかえってしまうじゃないですか。何たることだ。もはや、売るしかないのでしょうか・・・。

ところで、ブランショの本を読み始めたところ、最初が意味不明だったので通読することを諦め、(興味のある)途中の頁から再チャレンジ。そうしたら、おもしろい。何だこれは。ものすごくおもしろい。20頁足らずの分量でしたが、早くも再読してしまいました。そうしたら、再読の方がおもしろい。何だこれは。なんでこんなにおもしろいんだ。図書館で借りていた本ですが、後で買おう。

明日、改めて本棚の整理と、プリント類の整理。

本棚に文庫を一列に並べるのってもったいない気がするので、文庫は文庫の上に重ねるのを基本にしようかなあ。
あと、せっかくなのでテーマ毎に本を配置し直そうかなあ。やるなら今しかないですからね。

今週は、色々とやらないといけないこととか面倒臭いこととかがあって煩わしいです。そういえば、『夢と狂気の王国』の中で、宮崎駿が「面倒臭い面倒臭い、大事なことってのは全部面倒臭いんですよ」みたいなことを言っていたように記憶しているのですが、いやあすばらしいお言葉でした。

あと、とある番組で障害者の人たちが頑張らないことを肯定していたというのをさっき知って、それに対してある人が、こういう言葉は個人に優しいと言っているのを見て、やっぱそうだよな、と思いましたね。これは、「頑張っている人に頑張ってと言ってはいけない」とかいうレベルの話ではなく、もっと深いところの言葉だと思っていて、そしてそういう深いレベルで理解している人たちがいるってことに、勇気づけられました。ぼくの狭い経験上で物を言わせてもらえば、頑張るんだと自分で自分を脅迫しないと頑張れないようなことは、頑張って続けたって結局のところ不幸になるだけです。もちろん、何を不幸とするかってことが問題ですが・・・しかし余談が過ぎるのでこのくらいに。本題は本棚。

自棄買い

2013-09-27 01:32:19 | 本一般
月曜日に古書店で見かけて、でもお金がなくて(1000円しか持ち合わせがなった)買えなかった本を、木曜の今日買いに行ったら、既に売り切れてました。火曜は書店が休みで、昨日は雨だったので、今日が(個人的には)最短だったはずなのですが、もう売り切れかよ。確かに、売れてしまっていたら嫌だなあと危惧してはいましたが、まさか本当にこの本が・・・。ちくしょうめ。

購入した人がこの本の価値を知っていたのならば許せるけれども、何となく目に付いたからという程度の理由で買っていたのだとしたら許せん・・・と身勝手な感情が湧いてくる。

がっくりきてしまいました。それまでの意気込みのやり場に困ったぼくは、そのまま自棄買い。欲しいと思う本を手当たり次第に購入してやったぜ。でも本当に欲しかった本は手に入らなかった・・・。

こうなったらAmazonの出番だってことで、いま早速注文しておきました。ちょっと高いけど仕方ない。

ところで、もはや自室には本の置き場がないので、購入したばかりの本は紙袋に入れたままになって隅に放置されています。そこで、廊下の突き当たりに本棚を設置することに決めました。ただ、そうすると部屋のドアが開かなくなるので、今のドアを取り払って、スペースを必要としないドア(引き戸とかアコーディオンドア)を新しく取り付ける方向で検討に入りました。できれば10月中に全て完了させたいものです。

最近涼しくなりました。室温は25度。外は20度以下でしょうね。明朝まで最低気温は16度にまで下がるそうです。新しい本棚が我が家に運び込まれる日は、何度くらいになってるかな。

ベリンスキーを追って

2013-09-24 23:54:52 | 本一般
ベリンスキーの評論が読みたくなって、岩波文庫の『ロシヤ文学評論集』を自宅の本棚に探す。この上下巻はもう何年も前に、たしか神田の古本屋で購入したもの。それから何度か別の古書店でこのベリンスキーの本を見かけたことはあったけれど、もう購入済みなので無視してきました。2年前に復刊されたときも、「ふ~ん」程度でした。

ところが、いざ本棚を探しても、見つからない。何度も何度も見返し、本棚以外の場所(平積みされてるところとか)も丹念に探しましたが、どうしても見つかりません。すると、これは段ボールに入れて階下の納戸に仕舞い込んだ何冊もの本の一つだろうか、という考えが頭をよぎりました。やれやれ、ベリンスキーの評論も段ボール行きにしちまったか。深夜だったので、納戸の探索は翌日に回すことにして、その日は寝ました。

ところが、翌日になって二箱の段ボールの中を引っ掻き回しても、ベリンスキーが出てきてくれない。おかしい。それに段ボールは他にもあるはずなのに、それが見当たらない。どういうことだろう。消えてしまった段ボール(とベリンスキー)!

埒が明かないので、再び購入する作戦に切り替えました。2011年に復刊されているので、まだ新刊書店にもある可能性が高いし、実際つい最近もどこかの書店で目にしたばかりでした。とはいえ新宿や神保町に出るのはめんどいので、地元の新刊書店を片っ端から当たることに。

1軒目は駄目。2軒目(ブックオフ)も駄目。3軒目も駄目。とうとう最後の4軒目。ここになければその日の内に入手するのは諦めるしかないというところで、ついに邂逅。やったね。早速購入。

しかしながら、この『ロシヤ文学評論集』には、読みたいと思った評論が掲載されておらず、結局、図書館で著作集を借りることになったのでした。これまでの奮闘は何だったんだ。

余談ですが、ポーランドの詩集『北の十字架』も本棚から消えている。これはあの二箱の段ボールにちゃんと入っているんだろうな。・・・

嘘みたいな古書店

2013-09-20 23:54:44 | 本一般
それは驚くべき古書店でした。

河出の「怪談集」シリーズが、全巻揃っていました。ラテンアメリカも、ロシアも、東欧も。

更に、創元SFのロシア・ソビエトと東欧のSF傑作集もそれぞれ揃っていました。

更に更に、ハヤカワの『宇宙翔けるもの』『竜座の暗黒星』『アトランティス創造』の3冊が揃っていました。

信じられない・・・。

もちろん、「怪談集」シリーズが揃っているお店は他にもあるかもしれないし、ハヤカワの3冊が並んでいるお店も探せば見つかるかもしれない。でも、これらが同じ書店の中の「出来事」(これは単なる現象ではなく出来事ないしは事件だ)であることに、驚かずにはいられません。

店内を物色していたぼくは、ムスカ状態に陥っていました。ムスカが「読める、読めるぞ」と言うときに「えー!?え!?」と小声でぜいぜい興奮していたように、ぼくもあんな表情で息を荒げていました。これほど充実した品揃えは、ちょっと想像できません。仮に誰かがぼくに、「怪談集」シリーズがあって、創元SF文庫もあって、ハヤカワも全部あって・・・などと言おうものなら、ぼくはその人物をほら吹きと断じていたでしょう。あるいは、そりゃ君の夢物語だよってことで憫笑していたでしょう。

そしてこのお店には他にもたくさんの貴重書・良書があるようでした。あんまり欲しいものが多過ぎて、8700円を費やしてしまったよ。ちなみに価格帯は相場ってとこでしょうね。

感動したのでお店の人にその感動を告げてみたら、これらの本は最近買取したようなことを言っていました。近在の愛書家でもお亡くなりになりましたかね・・・。

何はともあれ、すごい。

新しい古書店

2013-07-08 00:13:36 | 本一般
近所に新しい古書店が建っているのを発見したので、今日早速見てきました。

なかなか充実した品揃え。文学、美術、マンガ、一通りある。しかも安い。シュペルヴィエル『ひとさらい』が2500円、というのは破格ではないでしょうか。『モダンの五つの顔』に至っては600円。いいのか。

去年ロシアに渡航してから開店したようなので、まだ1年も経っていないお店。この業界は厳しいと思いますが、どうかこれからも営業を続けてほしいものです。

山中桂一『詩とことば』というヤコブソン論をここで購入したので(600円)、せっかくですから明日からこの本を読んでみようかなと画策中(ってほど大袈裟じゃないけど)。意欲が保たれていればいいんですけどね。

トーポリの降る街

2013-06-04 02:16:34 | 本一般
トーポリというのはポプラの一種だそうで、この時期になると白い綿毛を飛ばします。今日は街中をこの綿毛が舞い、まるで雪のように地面に積もっていました。顔にくっついたりするとむず痒いのですが、見ている分にはなかなか幻想的で綺麗。

モスクワの中心部を書店を探して彷徨っていたぼくは、トーポリの降りしきる中、最近聞いたこんな話を思い出していました。「トーポリの綿毛を掴まえられたら願いが叶う」。なんとも乙女チックな都市伝説ですねえ。綿毛はふわふわと舞い飛び、なかなか掌に収まってくれないことから生まれた話なのでしょう。でも今日くらい中空を飛び交っていれば、容易く掴まえられそうな気もしました。「6月の雪」とも言われるほど、それは街を白く染め上げる。

さて、本日は「ヒュペリオン」という書店へ。やや分かりづらいところに位置していましたが(というより周囲の雰囲気がスラムみたいでちょっと怖かった)、非常にユニークなお店で、行った甲斐がありました。『祖国アニメーション百科事典』(つまりロシア・アニメーション百科事典)、『出来事と出来事性』、『記号学の旅』という本を購入。ぞれぞれアニメーション、哲学、文学のジャンルに属する本。このことから分かる通り、『ヒュペリオン』はとても幅広いジャンルの本を扱っており、しかもその一冊一冊が大変おもしろい。他所ではちょっとお目にかかれないような本を何冊も目にしました。思いがけない本の数々に、久々に書店で興奮してしまった。

ただ、ぼくの購入した本の合計金額は1070ルーブルだったのに、なぜか1670ルーブル取られました。おかしいなあとは思いつつ、自分の勘違いかなと思って言われたとおりの金額を払ってしまいましたが、寮に戻って改めて本の裏に書かれた金額を合計してみると、やはり1070ルーブル。600ルーブルも多く支払ってしまった!レシートをもらえなかったので、今更文句を言う訳にもいかず、悔しいまま。2000円ほど間違えたことになって、日本では考えられません(ロシアでも考えられない?)。たぶんお店の人は「170」を「770」と見間違えたのだと思いますが、う~む、けっこう分かりやすく記入してあったんだけどなあ。

そんなわけでちょっと後味は悪かったのですが、でも品揃えはいいですね。

まるで悲しみのように

2013-06-02 02:36:50 | 本一般
現在、『言の葉』バブル中でブログへのアクセス数が急増しています。普段の倍近く。ぼくのブログにはいつも週1500人~1600人ほどの方々が訪れて下さるのですが(閲覧数は4000~5000)、次の一週間はどのくらいになるかなあ。

昨日は『耳をすませば』と『言の葉の庭』について書きましたが、2年前に『耳をすませば』と『塔のむこう』(新海監督のマンガ)について書いていますね。
http://blog.goo.ne.jp/khar_ms/e/e810ecef394ac302629f712031508443

いま読み返してみると、(我ながら)なかなかおもしろい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ただ生活しているだけで、本はそこここに積もる」。
日本で暮らしていても、モスクワで暮らしていても、それは変わらないですね。こちらに来てから9か月ほどになりますが、本をたくさん購入した記憶がほとんどありません。それにもかかわらず、先日部屋にある本を数えてみたら、100冊を越えていました。謎です。9か月で100冊なので、やはりそれほど買っているわけではないとは思うのですが(日本から持参した本もあるわけだし)、これを日本に持ち帰らねばならないので、そのことを考えると気がふさぎます。段ボール一箱では仕舞い切れなさそうですねえ、これは。そうすると費用が嵩む。最寄りの郵便局まで本を運ぶ手間も増える(一度で全て運べない気がする)。トランクにできるだけ詰め込んで、郵送する分は減らしたいなあ。ともかく厄介ですね。

だいたい、梱包は郵便局できちんとやってくれるんでしょうか?本をどっさり渡しても、緩衝材もなく段ボールに詰められると少々困るのですが・・・。かといってこちらで前もって段ボールに詰めておくことはできないし(だってその段ボールをどうやって郵便局まで運べばいい?)。緩衝材はこちらで用意するので、それと本を同時に渡せばいいのかなあ。なんかよく分からないなあ。こういうのってストレスだよなあ。

一応EMSで送るつもりなので、国際標準に倣って丁寧に取り扱ってほしいものですが、ロシアにそれを要求するのは間違っているような気もする(と言ったらロシア人に失礼かな)。

ただ生活しているだけで、本はそこここに積もる。まるで悲しみのように。

何かが間違っている

2013-05-17 03:14:12 | 本一般
今日も書店巡り。

3軒の予定で巡りましたが、その内の1軒がどうしても見つかりませんでした。住所は完全に合っているのですが、書店の影すらありません。人に尋ねてみました。「書店はどこにあるのですか」「ここにはないよ」終了。

それから近くの警備員にも聞きました。
「書店はどこにあるのですか」
「何の店だって?」
「書店です」
「ここにはないよ」
「前ここにあったと聞いたのですが。『エイドス』という名前です」
「ここにはかつて書店があったためしがないよ」
「そうですか、ありがとうございました」
終了。

おかしいなあ。住所が間違っているのか。今はもうなくなってしまったのか。警備員が勘違いしているのか。

ネットで検索してみても、該当する書店のHPは見つかりませんでした。幻のエイドス。

傘を失くして本を買う

2013-05-14 02:45:41 | 本一般
最近、暑いです。先週までは寒いくらいの日もあったのに、ここ数日で一気に気温が上昇しました。先週と比べて20℃近く上がってますよ。もっとも、このくらいの気温で一定してくれればそれはそれでありがたいですね。28℃くらいで。

一部の天気予報では雨の予報も出ていたので、傘をリュックの脇ポケットに突っ込んだまま学校に行ったら、いつの間にか無くなっていました。どこで落としたのか見当もつかないけれど、もともと危ういとは感じていたのです。ちょっとポケットが浅いんだよなあ。ちなみに今日はカンカン照りでした。で、今週は「水・木・金」と雨の予報が出ているので(晴れと予報しているところもある)、傘が必要になるかもしれないのですが、そういえば傘ってどこで売ってるんだ?日本では至るところで傘を目にしますけれども、モスクワでは・・・。街頭かな?でも雨が降らなければ街頭で販売しなさそうだなあ。スーパーとかでは見た覚えがないんですが、単に目に入らなかっただけかなあ。う~む。明日中に買っておきたいんですが、どこで入手すればよいのやら。

とまあ、災難な日だったわけですが、一方で僥倖もありました。欲しかった本を購入できたのです。午後はメトロに乗ってモスクワ中心地へ、書店を開拓してきたのですが、その最初のお店で、喉から手が出るほど欲しかった作品集を購入。初め、その作家の別の本を手に取ったら、お店の人が「こっちは作品集よ」と言って見せてくれたのです。驚きました。現在ネット書店でも入手不可能なので、半ば諦めていたのですが・・・。「稀少な本よ」と言う割には700ルーブルでそんなには高くなかったのもよかったですね。まあ、結局このお店では1700ルーブル使いましたが。

3軒目のお店も品揃えが充実(2軒目は省略)。ここでは2900ルーブル使いました。つまり、合計で4600ルーブル(ちなみに10冊)。日本円にして15000円くらいでしょうか。普段はこんなにお金を持ち歩かないのですが、今日はたまたまお金をおろした日だったので、たくさん持っていたのが幸いしました。一冊で1800ルーブルくらいする高価な本があったので、ここまで金額が跳ね上がりました。

自分が貴重な本を持っていても、いわゆる「宝の持ち腐れ」というやつかもしれませんが、でも図書館や書店で本を眺めたり購入したりするのは好きなんですよねえ。死ぬときはどこかの大学図書館に寄贈しよう(あるいはナウカか日ソに)。