Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

道後温泉に行ってきた

2013-09-04 00:56:03 | お出かけ
昨日もちらっと書きましたが、道後温泉に行ってきました。
モスクワでロシア人から足蹴にされる毎日を送っていたぼくは、日本の旅館でおもてなしを受けて、温泉にゆっくり浸かり、美味しいご飯でも食べたいものだと夢想していました。だから、既にモスクワ滞在中に四国は松山に行くことを決めて、帰国してからは具体的な計画を練り始めたのでした。

羽田から飛行機で90分。近いですね。一泊二日の旅行でしたが、生憎一度も晴れ間は出ず。でも不幸中の幸いで、大雨にやられることもなく、ほぼ曇天の中を観光することができました。

松山は、割と小さい街なんですかね。空港からバスで20~30分ほどで道後温泉本館に到着。大変趣きのあるお湯屋でした。想像していたよりもこじんまりした外観で、そしてかなり古ぼけていました。この黒ずみがいいんだよなあと湯屋の木材を眺めつつ、とりあえずは宿泊予定の旅館へ。

旅館でちょっと休憩した後、近所の子規記念博物館へ行き、見学してから旅館に戻って再び外出、今度こそ道後温泉本館へ!

道後温泉本館にはチケットが4種類あります。400円、800円、1200円、1500円。このお湯屋には、「神の湯」と「霊(たま)の湯」という二つの浴場があり、400円と800円のチケットで入れるのは「神の湯」だけ、1200円と1500円のチケットで両方の浴場を使用することができます。400円のチケットでは、本当に入浴するだけしかできませんが、800円のチケットでは、2階の大広間で休憩することができるようになります。おまけに入浴後には浴衣とお茶、お煎餅のサービスまで付きます。1200円のチケットは、それに加えて「又神殿(ゆうしんでん)」の観覧ができます。ここは皇族専用の浴室。そして3階には漱石ゆかりの部屋である「坊っちゃんの間」があって、ここも見学できます。1500円のチケットは、更にこれに加えて、3階の個室が利用できます。名物の坊っちゃん団子も付きます。

ぼくらは1200円のチケットを購入しました。だって見学したいじゃないか。ただ、霊の湯はかなり小さな浴場で、それより遙かに大きい神の湯の方がはっきり言って気持ちよさそうでした。普通は両方とも浸かるそうですが、立て続けに二つの温泉に入るのは疲れるので、ぼくは最初の霊の湯だけで降参(?)。

でも、大広間に一人でぼんやりと扇風機に当たっているのは大変心地よかったです。刻々と日は暮れてゆき、欄干の向こう側は次第に暗くなってくる。

翌日には坊っちゃん列車にも乗ったし、松山城にも登った。鯛飯も食べて、お土産のいよかんもちも買った(坊っちゃん団子とタルト、そして醤油も買った)。そういや宿の夕飯で伊予牛もいただいた。

その辺のことは、今後書くことがあるかもしれないし、ないかもしれない。

最後に。今日、図書館で正岡子規についての本を借りてきました。