けろっぴぃの日記

最近、政治のことをはじめとして目を覆いたくなるような現状が多々あります。小さな力ですが、意見を発信しようと思います。

だから天体ショーはやめられない!

2012-05-21 22:44:56 | 日記
今日は政治の話はお休みである。

昨日の夜の時点ではかなり厳しい予測が広がっていたが、今朝は金環日食を見ることが出来た。自宅で朝起きたときには窓の外は雨だったが、テレビやネットの情報を頼りに方向を決め、車で40分ほど走らせたところで無事に金環日食を見ることができた。ちょうどラジオでカウントダウンが始まったところだったので、雲の切れ間から綺麗なリングが見えた瞬間は感動した。そこで車を止め、思う存分日食を楽しんだ。子供の頃に部分日食を見たことはあるが、部分日食と皆既日食ないしは金環日食は雲泥の差である。私が最も驚いたのは、金環日食では空が真っ暗にはならないということである。天の岩戸の話ではないが、一瞬は夜のようになるのかと信じていたが、よくよく聞いてみれば今回はリング状にはみ出した太陽の面積は10%程度あり、それだけでも十分な明るさになるということのようだ。なるほど納得である。多分、皆既日食を見ることができたらもっと激しい感動をしていたかも知れない。

思い起こせば、就職してまもなくの頃の夏、友人に誘われて見に行ったペルセウス流星群には思い切り感動したものだ。山の中の明かりの全くないところまで車を飛ばし、開けた場所を探して寝転がり空を見上げた。その友人の別荘が近くにあるということでその場所を選んだのだと思うが、明かりのない場所の星空があれほど綺麗だとは思いもよらなかった。「降るような星」とはよく言ったものである。天の川のことをMilky Wayと言うが、これも上手い表現だと感心した。その様な満点の星の中で、流星がビュンビュンと飛ぶのである。その時は、一分間に数個のペースで流星が流れていたと記憶している。何時間も流星を見続けたが、全く見飽きることはなかった。

その次の記憶は百武彗星である。同じく友人と夜中に車を飛ばして彗星を見に行った。高速を飛ばしている間は空が明るく見つけることが出来なかった彗星が、高速を降りて山の中に入ってしばらくして車を止めた途端、空を二つに分けるようにうっすらと白い尾を引いた彗星が空に見えた。更に山奥に入りカメラを構えると、その彗星の尾は標準レンズでは収まり切らないほどの長さだった。当時はデジカメなどなかったから、色々露出を工夫して何枚も撮ったが、流石に端から端までの彗星の尾を写真に収めることはできなかった。後から知ったのだが、丁度この日は彗星の核の一部が分裂し、最も尾が綺麗に見えた日だったらしい。昔の人は彗星を不気味な出来事の余兆だと考えたそうだが、確かに原因を知っているから綺麗だと思えるのだが、知らなかったら気味が悪いと感じたかも知れない。それほど、強いインパクトを感じたのを覚えている。

その後もヘールホップ彗星やしし座流星群など、メジャーな天体ショーは見に行くようにしている。友人の中には海外まで日食を追いかける日食ハンターもいるが、そこまでやらないにしても、手の届く範囲でベストを尽くして見るのは大切である。今回は子どもの小学校の運動会が週末にあり、その代休で子供も休みだった。急に「よし、出かけるぞ!」と私が叫んだ時、嫁さんと子供は呆気にとられていたが、結果は子供たちも満足してくれた。急いでとんぼ返りし、その後に私は仕事に出かけたが、中々良い一日だった。

この程度のことなら、ちょっとその気になれば出来るはずである。今年の夏はペルセウス流星群の条件は比較的良いらしい。山の中のキャンプ場を探すなどして、今年の夏も子供と一緒に宇宙の神秘に触れるのを是非ともお薦めしたい。

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