ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

4つのこと

2009-04-18 21:58:19 | モニョモニョくん
幼稚園入園までに大事にしてきたことを4つ。


1、<挨拶>
できれば私の手元から離れるまでに、これだけはしておきたかったこと。自分から「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」が自然に言えること。これから長い人生を歩んで行くにおいて、私の一部としてではなく一人の人間として、世の中で生活していく上で、一番大切なことの一つだと私もパパさんも思っているからです。一見当たり前のようでいて、実は何も働きかけなければ自然にできるようにはならないことであり、先生や周りの人に教えてもらうことではなく、他でもない親が教えてあげるべきことだと思っています。そして、これさえしっかりできれば、変な話、良くも悪くもちょっとくらい変わった子?になったとしても、きっと周りの人に愛される許される子になることのできる大事なポイントだと信じています。
かといって、特に努めて「~って言いなさい」と教えた訳ではなく、誰かに会ったら「こんにちは。」何かしてもらったら「ありがとう。」謝るべきことがあったら「ごめんなさい。」と私が言う姿を見せ、自分で言えるようになった頃からは同じタイミングで言えるようにし、言うべきタイミングに言い忘れていたりすれば「モニョくん、○○さん、○○○してくれたよ。」と促すようにしています。入園間際まで参加させてもらっていた学習センターの子育て講座に参加する時には、教室に入る前に「おはようございます!って入って行こうね。お母さんも言うね。」と確認し、帰る時にたとえ自由解散でも、先生のところへ一旦行かせて、「先生にご挨拶してから帰ろうか。」と言って必ず挨拶してから帰るように心がけました。約2年間通った子育て講座も、後半は私が何も言わなくても、全員に聞こえるくらいの大きな声で挨拶をして教室に入って行き、帰るとなれば、自分からご挨拶を言うために先生の所まで駆け寄って行くようになりました。
おかげで近所を歩いていても、知らない人だろうが、外国人だろうが、小さい子だろうが、お年寄りだろうが、犬だろうが、猫だろうが、小鳥、果ては木や雲やお月様にまで、「こんにちは~♪」というモニョさん。一度実家に帰った時に、知らないお年寄りにいつものようにモニョさんが挨拶をしたら「アンタ、私に「こんにちは」言ってくれるのかね?!ダ~レも声なんか掛けてくれんこんなバーバの私なんかに、挨拶してくれるかね?!」と80をゆうに越したと思われるおばあちゃんに涙ぐまれたこともありました。
きっと「恥ずかしい」という気持ちもじきに生まれ、これからは挨拶する頻度も少しずつ減る一方。今は木にも雲にも言うくらいで、ちょうどいいのかもしれません。
毎朝、バスに乗る時に誰が教えた訳でもないのに「おはようございまーす♪♪」と大きな声で嬉しそうに乗り込んで行く後ろ姿を見て、うんうんよしよしとうなずく母なのです。


2、<外遊び>
特に、遊び場に恵まれている今の家に引っ越してからは、春夏秋冬を問わず外遊びを中心に生活してきました。朝の家事をする中、「お外行ける?お外行ける?」と聞いてくるのをなだめつつ、バタバタと家事をすますべく働いていると、待ちきれず靴下も靴も履いて玄関の鍵も開けてドア半開きで待っていることもあり、洗濯はなるべく夜するようにしたり、掃除機をかけるのもあきらめて外に行くこともよくありました。午前はお昼ご飯を美味しく食べるためにも一時間くらいは散歩兼、軽い買い物(レトルトのカレーやら、乾麺やら、麺つゆやら、いつ買ってもいいもの。)をしながら外へ。お昼ご飯を食べて、後片付けをしながら同時進行で夕飯の仕込みをして、2時くらいからは午後の外遊びへ。いつ帰って来られるか分からないので、なるべく最終段階まで夕飯の支度をしてから行っていました。
春や秋など、気候の良い時期は、起きたらまず朝食の支度をしながら夕食の支度まですることや、煮込み料理などの時は前の日の午後に次の日の夕飯の支度まで済ませておくこともありました。お昼ご飯はめぼしい物が冷蔵庫にあれば簡単にお弁当箱に詰めて近くの広場へ行き、シートを広げて一緒に食べたり、そのまま広場で遊んだりしました。やっと帰ってきてお弁当箱を洗い終わると、「さ、行こっか♪」と嬉しそうに外に誘われることもいつものことです。まるで鬼コーチです。
夏は朝早くまだ暑くなる前に少し散歩に出て、日中の暑い時間は家の中で夕飯の準備をしつつ涼み(しかし、子供向けのテレビのない時間なのでキツイ!)、夕方は相手の顔が判別できないほど暗くなるまで裸足で遊んで、モニョさんも生き生きしていました。一日にシャワーは2、3回浴びていました。
冬の寒さも全く関係なく、雪が降ってもあられが降っても外に行きます。今年は外遊び対策用に私もロングのダウンジャケットを買ってもらいました。寒くても寒くても、一体何が良いのかお外で遊びたがります。凍えないようにするため、意味なく走ったり、追いかけっこしたりして暖まりました。冬でも構わずスキあらば裸足になって遊ぶモニョさん。見ている方が凍えてしまいます。学習センターでもらってきたと思われる胃腸風邪を一度だけひきましたが、その他は熱も出さず。有り難や。
雨の日も小雨なら外に出たがります。寒い季節でなければ、水たまりにダイブして寝転がり、泳ぎます。ミミズの死骸がわんさと浮いていてもかまわず泳ぎます。長靴を履いていても、ジャバジャバと楽しむので、あまり意味はありません。結局裸足になるのです。雨の降る日に出掛ける時には、上から下まで2セットのお着替えを持って行っていました。
時には、朝の11時に家を出て、近所の広場やら公園やらをはしごして、夕方の6時半を過ぎても帰らないと泣き叫ぶので、小脇に抱えて強制連行なんてこともありました。今日はいっぱい外遊びをさせて夜はコテンと寝てもらうぞ。ウッシッシ♪と企んでいても、ミイラ取りがまんまとミイラになってしまい、私の方が先にダウンなんてこともよくあること。明らかにめきめきと体力を付けて行くモニョさんに負けてばかりで恐ろしいくらいでした。
とにかく入園までは、「外遊び」につぐ「外遊び」。「外遊び」の時間を作り出すために、どう動くか。ということだけを考えて生活していました。辛い事もありましたが、おかげでろくに熱も出さず、元気一杯、何よりの親孝行。これから幼稚園、小学校、中学校、高校、大学・・・と、純粋に100%思いっきり遊べる時間は人生の中でも今だけ。と腹をくくって付き合いました。20歳年上の仲良しいとこが言ってくれた「一生懸命遊ぶ子は、なんでも一生懸命できる子になるよ。」というセリフを心の支えにしていました。
遊び、遊び、遊び。今出来る事は、とにかく思いっきり遊ぶこと!!何かは分からないけど、きっと何かにつながるはず。という思いと、こうやって母子でベッタリ思い切り遊んだ記憶や感覚は、今はもちろんずっと先のモニョさんとの親子関係や、心の成長、果てはモニョさん自身が親になった時に、何か良い事に働きかけられるんじゃないかという思いで、大切にしてきました。


3、<食事>
料理が本当に苦手ですが、私なりにできるだけ毎食バランス良く作ることを心がけてきました。ここ最近、大きくなってからはお昼は麺類だけ。ということもありましたが、基本はご飯もしくは麺、おかず、汁物、を作っていました。難しいものは出来ないので、ブロッコリーを茹でたり、お豆腐を暖めたり、納豆を出したりするだけのこともいつものことですが、モニョさんの好きなもので、野菜やら、豆類、お肉、お魚、果物、がバランス良く摂れるように、決して神経質にはならず、ほんの少しだけ気にかけながらメニューを考えました。
作る私も、食べるモニョさんも、「色々作れた♪」「たくさん食べられた♪」と満足できるように、一つのお皿に色々盛りつけるのではなく、洗い物は面倒ではありますが、小さな小皿をいっぱい使って見た目よく盛りつけ、料理の腕を見た目でカバーするようにしました。こうすることで、「これは全部食べられたね。」と言えたり、「これだけあとちょっと食べようか。」と言ったりできるのも、良かったと思っています。更に本当に何にもない時には、お子様ランチのプレートのようなお皿に、あれこれ手当り次第にのせて、貧弱なメニューをカバー・・・・なんてこともありますが。

            
     モニョさんが普段使っている小さな器たち。ほどんどが100均物。

離乳食時期をフランスで過ごし、当時思ったような良い物を食べさせてあげられなかったことも影響していると思うのですが、(普通に良いものが当たり前に手に入る。という感覚を今も有り難く思っています。)食については毎日の事だし、直接身体に入り身体を作るものなので、大切なもの。と受け止めています。かといって、絶対無農薬!とか、添加物は悪!とまでは思っていませんが。だから、時間がなければレトルトのカレーも食べるし、コンビニのおにぎりも食べるし、スーパーのお惣菜にだってお世話になります。なんでもバランスが大事。多過ぎず、少なすぎず。
また、子育て講座でお話を聞いたことのある講師の先生の言葉を聞いてからは、食の大切さを違った角度からも心に止めています。それはこんな内容でした。

「若いお母さん方の中で、最近勘違いをしているお母さんを見かけることがよくあります。ひらがなを覚えないかしら?片仮名を覚えないかしら?英語も覚えないかしら?時計も読めるようにさせないと。と一生懸命教えているお母さんがいますが、あなたたちが今子供にしてやることは、そんなことではありません。いつか自分の子供が、「オリンピックのマラソン選手になりたい!」と言いだした時にでも、42.195キロを走れる強い身体を作ってやること、そのトレーニングにも耐えられる強い身体を作ってやること。「ノーベル賞を取るような研究者になりたい!」と言いだした時にでも、連日の徹夜の研究にも耐えられる強う身体を作ってやること。「プロ野球の選手やプロのサッカー選手になりたい!」と言いだした時にでも、長い試合の間中、全速力で走り回ることのできる強い身体を作ってやること。それはなんだと思いますか?決して特別なことではありません。毎日のご飯です。小さい頃から、良いものを一杯食べて、良い身体を作っておかなければ、たとえ自分たちの子供にその可能性や能力があったとしても、それを発揮することができません。かといって全員が全員、そうなりたいと言いだすわけではありませんが、誰にでもその可能性はあるということです。いつ来るか分からない来るべき日が来た時に備えて、お母さんがする仕事。それは毎日身体に良い物を一杯作ってあげることです。」

手厳しい言葉を使いながらも、とっても印象深い話でした。このお話を聞いてから、毎日何となく出していた食事にも自分の役割みたいなものを見いだすことができて、少し楽しくなりました。「スペースシャトルに乗るの♪」と今も楽しみにしているモニョさん・・・宇宙に耐えられる身体か・・・ハードル高し。


4、<抱っこ>
赤ちゃんの頃はもちろん、最近になっても、少し手があけば「抱っこさせて。」と10秒でも抱っこしていました。難しい根拠はありませんが、抱っこは大事。と本当に単純に思っているからです。いつか「抱っこなんていや~。」と言われてしまうその日まで、少しでもたくさん抱っこしてやろ~と思っています。現在体重16・5キロ。抱っこでの移動はかなりキビシくなってきましたが。


その他にも細かいことはアレコレありますが、世間にデビューするまでは。と特に大事にしてきたことは一体何だろう?と考えてみれば思いつくのはこの4つ。良かったのかそうでなかったのかは分かりません。自分が何を大事にしていきたいのか、どういう子に育って欲しいのか、こういった節目節目で改めて考えたり振り返ったりするのも良い機会だなぁと思い残します。


デビューを果たした今、これからは更に何を大切にしていくのか、考えていくのも新しい楽しみです。



一週間終了

2009-04-18 21:28:38 | モニョモニョくん
一週間が終わりました。

毎朝、最高に嬉しそうにバスに乗りこんで行くモニョさん。毎晩寝る前には「明日も幼稚園に行くの?」と確認しています。「そうだよ。明日も行くんだよ。」と言うと「ぃやったぁ~~~~っ♪♪」とお布団の中で万歳。

母も最高の笑顔と開放感でバスを見送っておりますぞよ。  


一週間で変わった母の生活:

・洗濯物が少なくなった。
(今までは、午前中だけでも2回着替えたりということもざらだったので)

・午前中「となりの人間国宝さん」を見なくてもよくなった。
(モニョさんの大好きな番組)

・朝10時頃には一人おやつをするようになった。
(朝、早起きになったことも理由)

・一人でスーパーへ買い物に行けるようになった。
(最高~~~~!!!!)

・小さい鞄で出掛けられるようになった。
(お着替え、おむつ、お手拭き、タオル、お茶、ゴミ袋、要りません!)

・家で座れるようになった。
(今までは、ゆっくり座ったりは本当になかった。)

・コーヒーをゆっくり飲めるようになった。
(「コーヒー=さぼっている=もっと遊べる」となるため、タバコを嫌がられる世のお父さんたちのように、キッチンの一番奥にある換気扇の下で匂いからも察知されないようにこっそりすすってました。)

・帰ってきてからの時間を大切に過ごせるようになった。

・モニョさんの話を丁寧に聞けるようになった。



来週からはいよいよ午後保育開始。
心躍れど、今月いっぱいは毎日お弁当という最大の難関あり・・・。負けるな私。


ちなみに本日久々の「終日モニョ生活」。長くてキビシイ一日でした。弁当くらいなんのその。