けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

ドロミテ・ヴィアフェラータツアー!

2012-07-24 18:23:11 | ヨーロッパアルプス

けんけん@グリンデルワルド・スイスです。

久々にまともなブログアップです。

Photo:メインフォトは、トブリン山頂。左がパテルノ、右がチマピッコラです。

スイスに帰ってきて、ドロミテの整理をしています。

このタイミングでブログアップしないと次々とミッションが来てしまいますので。(笑)

 

さて、

「ヴィアフェラータ」イタリア語で「鉄の道」ですね。

岩場に設置されたワイヤーを辿り、岩峰や岩壁を登るという遊びですね。

ファルツァレーゴ峠の教会

ガイド1名で、数人のゲストを連れて行くことが可能です。

毎年恒例のイタリアのドロミテ地方、コチナダンペッツォでのツアーレポートです。

ジンジャネーラ。アルプス三大名花の一つですね。

ドロミテは、そのメッカのような場所です。

その7日間を振り返ります。

  支柱が一本も無いロープウェイ!その脇からスタート!

ファルツァレーゴからラガツォーイにロープウェイで登って、

第一次世界大戦の塹壕に設置されたヴィアフェラータを辿ってコンプリート。

第一次大戦の生き残り!?いやいや解説員の方です。

 塹壕のトンネルはヘッドランプが必要。

残念ながら今回のドロミテは雨の日が多く、

予定の日程をコンプリートするのが難しかったのですが、

翌日はモンテ・クリスタロへなんとか登りにいってみることに。。。

 ロープウェイの駅からいきなり始まります。 

映画「クリフハンガー」の撮影ロケ地にもなった山です。 

 スリリングなルートですが、下が見えず。。。

厚い黒い雲が近づいてきたので、他のパーティーより早く引き返しを決断。
小屋に戻ると同時にどしゃ降りの雷雨となりました。セ~フ!

 

翌日は、少しだけ天候の回復が望めたので、ドライチンネ(トレチメディラバレード)の

となりに聳えるモンテ・パテルノからロカッテリ小屋への縦走へ。

 雨と雷が心配で少し急ぎ足。頑張れ~。 

 登頂の時には青空が!でも黒い雲が近づいてる~!

 下山もスリリング。やはり塹壕を抜けて小屋へ。

パテルノは無事に登頂をして、小屋まで辿り着く頃にやはり大雨と雷がきました。

こちらもギリギリセーフ!小屋で温かい食事をして、ゆっくり過ごして一泊。

翌日は、小屋の後ろにあるトブリンに登頂。今回で一番急峻なルートです。

  タテ&タテの直上ルート!足がすくみます。

 チムニーの登りではめいっぱい足を開いて。両側をつっぱる! 

山頂には新しく設置された十字架がありました。

この日は雨に降られずに一日行動でき、

帰りもドライチンネをぐるっとまわってドロミテの山々を堪能して帰りました。

左が前日登頂したモンテパテルノ。右はドライチンネ。頭が見えない。

雨と雷をうまく避けながらの日々で、最終日は終日雷雨となってしまいましたが、

なんとかドロミテのヴィアフェラータを堪能していただきました。

 

岩登りの知識が乏しくても、楽しめちゃうのがヴィアフェラータ!

次のヴィアフェラータツアーは、8月のスイスです。またレポートしますね。

 

ご参加の皆さん、ありがとうございました。

ではでは。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (しお)
2012-07-24 23:02:29
奇岩好きにはほんとたまらないエリアですね!雨や雷がくるかも...というドキドキ感で逆にみなさんスリリングさが増したのでは?(^.^)b
返信する
懐かしい!! (山マダムことK子ママ)
2012-07-25 00:09:38
ウ~~ん、いいナァ・・・  懐かしいです。
また行きたいな~~ ワンダーX 少しは効果有ったのかしら? 皆でワイワイ。。が良いですね~~!
返信する
Unknown (CHLEA)
2012-07-26 21:23:41
みなさん生き生きしてますね~!

絶景もほんっと素晴らしいですっ!

私もいつか参加したいです!
でも経験ないしなぁ。どれぐらいの経験が必要なんだろう?
返信する
Unknown (ぶた)
2012-08-04 10:15:43
 なんだかワクワクしてきちゃう映像だね。
自分もいつか!と思わせてしまうのは、やっぱり
「けんじマジック」かな。

自分が楽しいと、周りの人もいつの間にか楽しくなっちゃうんだよね。きっと。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。