庄内平野への訪れは、ほぼ20年ぶり。
今実りの時期で黄金色の田園がどこまでも広がっています。
かつての訪問は夏でありましたが、車で走り抜けるとき、
この田園の広がりにはなかなかすばらしく感じ入るものがありましたね。
加えて鳥海山から見下ろした平野は何だか異国の世界のようでもありました。
ということで、24日は曇り空の中、鳥海山5合目鉾立まで。
標高1200m。去年より1週間早いらしいという紅葉です。↓
日本海側の麓は吹浦辺り。↓
鉾立から少し登ったら鳥海湖へたどり着いて
庄内平野を見下ろせたと思うのですが、今回は残念ながら断念。
吹浦方面へ戻り、湧水水源のきれいな池があるというのでその地を探索。
ところがこの辺りだと見当をつけながらも集落の路地へ入り込んで行き止まり。
通りがかりのおばあちゃんやら郵便局に聞き合わせて、
ようやくたどり着いたのが「丸池様」という青みがかった池でした。↓
湧水源の牛渡川が透明に澄んでいます。カワガラスがいました!
近づくと、奥へ奥へと逃げられてしまいました。
他にも鳥さんが色々いるようでしたが、、、、。
ところで、道を尋ねた郵便局のお姉さん、なかなか親切でありました。感謝ね。
「よく、ここで丸池の道を聞かれるんです。ぜんぜん違うのにこの路地へ入り込んで、
迷われるんですよ。なぜでしょうね。。」と、おっしゃって、
前もって用意されたみたいな手書きのイラスト地図をコピーして渡してくれました。
さて、最上川に沿って道を遡り、さらに山奥へ入り込んで肘折温泉へ向かいます。
ひとしきり山道をすすんで、ぽっかりと開けたところへ集落が現れるのは
何だか奈良の天川のような感じですかね。月山の東麓になります。
肘折温泉は月山の東側登山口でもあります。
古くは、肘折の峠を越せず、雪の中を行き倒れた乞食坊主を
ミイラ仏にしたという話が森敦の小説「月山」にあったような気がします。
豪雪地帯であります。
中心街。20年ほど前に友人らと泊まった松井旅館が見えます。↓
古風なお宿。昔ながらの湯治場の雰囲気を残しています。↓
でも最近は自炊の湯治客をほとんどとらなくなっているそうです。
旧郵便局ね。↓
外湯の上の湯です。↓
温泉街裏手にある銅山川、朝の風景。↓
そして今回のお宿はこちらでした。↓
天気が崩れてきてどうやら雨模様になってまいりましたよ。