1月12日の国語の時間,「今度から漢字スキルの新しい漢字は,先生ではなくみんなが教えることとします。次のように割り振ります」と言って,子どもに漢字を割り振っていった。
そして,「間違って覚えてしまった友達がいたら,それは教えた人のせいかもしれません。責任を持ってしっかり教えなさい。担当になった人は,その漢字について聞かれたら,何でも答えられるようにしておきなさい。例えば,漢字の成り立ちとか,意味などです」と投げ掛けた。
次のようにさせる。
①漢字スキルに出ている熟語,部首などを読ませ,他の児童が追い読みをする。
②黒板に書いて,筆順を確認する。他の児童はそれに合わせて空書きする。
①の部分はこれまでも子どもたちにさせてきた。
だから,新しいのは②の部分だけである。
新出漢字といっても,残り19字しかないし,読みについてはほとんどの子が既に読めるようになっている。
14日に新方式1回目の漢字学習を行った。
Mさんは「昭」という漢字の成り立ちを調べてきて,発表した。
Rさんは「和」という漢字の4つの意味を調べ,それぞれの熟語をノートにメモしてきていた。
2人の子がこのように調べてきたことは,2人だけの功にはとどまらない。
波及効果として,次回の子もしっかりと下調べをしてくるはずである。
このように子どもに指導させる方式の優れている点について,野口芳宏氏は次のようにいう。
①子どもに指導させる方が集中する。
②発表する子の方も真剣になり,自学自習の訓練にもなる。
③発表する子にとっては発表練習の場となる。
④少なくともその子にとっては,割り当てられたその1文字に対する完全習得が期待できる。
⑤このような指導法を続けていると漢字に対する関心が高まる。
野口芳宏著作集『鍛える国語教室5 言語事項の指導と教育評価』(明治図書)P.106~107
そして,「間違って覚えてしまった友達がいたら,それは教えた人のせいかもしれません。責任を持ってしっかり教えなさい。担当になった人は,その漢字について聞かれたら,何でも答えられるようにしておきなさい。例えば,漢字の成り立ちとか,意味などです」と投げ掛けた。
次のようにさせる。
①漢字スキルに出ている熟語,部首などを読ませ,他の児童が追い読みをする。
②黒板に書いて,筆順を確認する。他の児童はそれに合わせて空書きする。
①の部分はこれまでも子どもたちにさせてきた。
だから,新しいのは②の部分だけである。
新出漢字といっても,残り19字しかないし,読みについてはほとんどの子が既に読めるようになっている。
14日に新方式1回目の漢字学習を行った。
Mさんは「昭」という漢字の成り立ちを調べてきて,発表した。
Rさんは「和」という漢字の4つの意味を調べ,それぞれの熟語をノートにメモしてきていた。
2人の子がこのように調べてきたことは,2人だけの功にはとどまらない。
波及効果として,次回の子もしっかりと下調べをしてくるはずである。
このように子どもに指導させる方式の優れている点について,野口芳宏氏は次のようにいう。
①子どもに指導させる方が集中する。
②発表する子の方も真剣になり,自学自習の訓練にもなる。
③発表する子にとっては発表練習の場となる。
④少なくともその子にとっては,割り当てられたその1文字に対する完全習得が期待できる。
⑤このような指導法を続けていると漢字に対する関心が高まる。
野口芳宏著作集『鍛える国語教室5 言語事項の指導と教育評価』(明治図書)P.106~107