Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

指導と評価の一体化

2008-06-16 01:29:47 | 教師修業
 根本正雄氏のソフトバレーボールを使った体ほぐしの運動です。

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指示2 ソフトバレーボールを使った運動遊びをします。
  ① 3人組になります。
  ② 1人は新聞紙で作ったバットを持ちバッターとなります。
  ③ 1人は,ソフトバレーボールを持ち,バッターにトスを上げたり
    ピッチャーになり投げたりします。
  ④ 1人は,バケツを持ち守りにつきます。
  ⑤ 打ったボールがバケツに入るように打ちます。
 
 バケツの中にボールを入れるには,バッターがフライを打てるようなボールをピッ
チャーが出す必要がある。
 最初子供たちは思い切り打ってしまうので,ボールが頭を越してしまいバケツで
キャッチできなかった。あるいは,ボールを打つのが弱くて飛ばなかった。
 
 そこでグループを回りながら,子供の実態に応じてボールを投げる距離や速さなど
を変えるようにさせた。
 前からボールを投げたり,横からボールをトスさせ,どちらがよいかをバッターに
選択させた。自分の打ちやすい向きを見つけさせていった。

 「今度は,1分間で何点とれるかグループで競争します。1人3点取れたら交代し
ます」と評価し競争させた。真剣な動きで子供は熱中していった。競争化することに
よって,グループの協力,意欲は高まった。1分経過した後,得点を発表させ勝敗を
確認した。
 
 指導と評価の一体化を図ることによって,子供の動きは高まっていった。指導だけ
するのではなく,常に目標がどれだけ達成できたのかを評価していくのである。

『体育の達成目標と授業改革 中学年』(P.28 明治図書 2003年)

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 この模擬授業を,実際に受けたことがあります。

 そのときは,たしか2回戦行われたと記憶しています。
 1回戦で優勝したチームの動きを見て,どこが上手なのかを考え,そのチームの工夫を共有化しました。
 その後,2回戦を行いました。
 工夫を生かしたチームは,得点が上がります。
 そのときは気付きませんでしたが,指導と評価の一体化が図られていたのです。