Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

開脚跳びの指導~4時間目~ 2

2008-06-10 23:50:35 | 体育
 次に跳び箱の並べ替えである。
 シンクロ用の場を2箇所設置する。これも短時間で協力して行うことができた。
 しかし,場の設定にやや問題があった。小マットの数が足りないため,片方は大マットで行うこととなったのである。
 
 「1人で連続して跳んでいきます」と指示し,跳ばせる。踏み切りの感覚をつかませる。
 大マット側は,感覚がなかなか掴めないようであった。特に1拍子のリズムで跳ぼうとしている子は,跳べなくはないが,若干無理があったように感じた。小マット側は難なく跳べていた。

 「2人組になって,2人で動きをそろえて開脚跳びの連続跳びしなさい」と指示。
 2人のシンクロである。
 イメージが掴めないようなので,2人の子に示範させてから練習に入る。
 2人で相談しているペアもあれば,闇雲に跳んでいるペアもある。当然リズムを相談しているペアの方が上手である。
 上手に跳んでいた2つのペアに示範させ,イメージの強化を図った。「トーン,トン・トーン・トン」の2拍子のペアと,「トーン,トーン」の1拍子のペアである。
 さらに相談させて,練習させる。
 
 ここで評価・評定が必要であった。指示・説明→活動はあったが,評価・評定がなかったため,自分のペアができたのかできなかったのかの確認が。はっきりとはされなかったのである。もちろんいくつかのペアには評価の言葉を言っていったのだが,全てのペアには対応できなかった。これは私のミスである。

開脚跳びの指導~4時間目~ 1

2008-06-10 23:47:06 | 体育
 シンクロ跳び箱の授業を行った。根本正雄氏の実践の追試である。
 今回の授業は,学年主任と2名の教育実習生に参観していただいた。

 準備運動では,リズム太鼓に合わせての走,スキップ,ケンパー・ケングー,手足走り,アザラシ,うさぎ跳び,足打ち跳び,かえる倒立,壁のぼり倒立,手押し車をしていった。
 このあたりは,教師が指示を出すというより太鼓が指示を出すという感じである。太鼓のリズムが動きを引き出しているのである。
 4月初めの段階でできる子があまりいなかった足打ち跳びやかえる倒立の達成率が,このところぐんと上がってきている。継続の力であろう。

 次に,跳び箱の準備である。
 あらかじめ跳び箱を置く位置にマーカーコーンを置いていた。スケッチブックに書いた図を提示しながら,どこにどのように跳び箱を置くかを指示していった。
 場づくりは,3分でできた。新幹線はやてのスピードである。
 
 開脚跳び,向き変え跳びリレーと行っていった。
 
 向き変え跳びリレーは「今度はグループ4人で合計20回跳びます。だれが何回跳ぶか,作戦を立てなさい」と指示していった。どこのグループも話し合い,作戦を立てていた。
 20回跳び終わったら,グループ全員で「フィニッシュ!」と叫ぶ。
 それを見て取って順位をつけるのだが,ほぼ同時でよく分からないところもあった。そのため順位の発表のとき,実際と違うところもあったようだが,子供たちからは特に文句などは出なかった。
 ここで勝負にこだわって文句が出るようでは,学習の雰囲気,授業の勢いが損なわれる。そのような暴言の出るクラス経営ではいけない。