Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

開脚跳びの指導~3時間目~

2008-06-06 23:17:41 | 体育
 3回目の開脚跳びの指導を行った。

 準備運動として取り上げているのは,ほぼ毎回同じであるが,次のような運動である。
①太鼓に合わせた走
②腕立て回り
③スキップをしながら擦れ違った友達とハイタッチ
④足打ち跳び
⑤くまさん歩き
⑥かえる倒立
⑦ケンケンパー,ケンケングー
⑧ブリッジ
⑨アザラシ
⑩壁登り倒立
⑪うさぎ跳び
⑫馬跳び
⑬手押し車
 
 移動→技→移動→技の繰り返しになっている。
 
 このあと,今日は8人組での連続馬跳びを行った。子供たちにとって初めての動きである。体育館の端から端まで,馬跳びをしていく。7人の馬を跳び終ったら,すぐに自分が馬を作る。この繰り返しである。
 
 連続して跳んでいくこの動きは,シンクロ開脚跳びに直接つながる。以前,5年生で実践したときは,この馬跳びの段階でシンクロさせたことがある。見事に成功した。
 しかし,今回は難しい。馬跳びができない子がいるのである。跳び箱は跳べるのに,馬跳びができないのである。
 
 次に跳び箱を準備。場は,3段横の跳び箱を8箇所。1箇所あたり4人ずつの配置である。

 まずは1人3回ずつ跳ばせる。跳べるかどうかの診断である。
 Aさんは恐怖心があり跳べなかったが,B式の補助をして感覚をつかませたところ,すぐにできるようになった。
 B君は左右のバランス感覚に問題があり,また恐怖心が強いようである。
 跳び箱の真ん中に着手せず,左寄りのところに手を着く。右足は跳び箱をまたぐのだが,左足は跳び箱を跳んでいる状態とは言い難い。
 
 次にリレーを行った。向き変え跳びで4回ずつ跳ばせた。
 その次は,「グループで合計20回になるように」と指示した。苦手な子は少ない回数を,得意な子は多くの回数を跳ぶ。作戦の工夫を,各グループで行っていた。
 これらのリレーは大変盛り上がった。
 
 次に場を変更する。
 跳び箱3段を4つずつ並べた。
 これを連続で越えていくのである。
 この場合,「トーン,トーン」と連続で越えていく1拍子のリズムと,「トーン・トン,トーン・トン」と一呼吸入れる2拍子のリズムがある。
 見ていたところ,1拍子のリズムで跳んでいる子が多かった。
 あとはグループで工夫して息をそろえていけば,シンクロの動きになっていく。
 本人達は意識して行ったわけではないが,動きがシンクロしている子たちもいた。

 次回,シンクロにチャレンジの予定である。
 だが,問題はB君である。このように跳べない子がいた場合,シンクロに移行させるかどうか大変迷う。できない子のプライドが著しく傷つくからである。またその子ができないことで,同じグループの子たちが達成感を味わえない。ただ,全く跳べていないわけではないので,リズムを合わせることは可能ではある。