Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

ポストづくり 5

2008-02-25 23:47:52 | 社会
 ポストづくりが大詰めである。
 いくつか「はてな?」が残っていた。

 まずは点字である。集配時刻のところに点字が書いてあった。第一発見者はA君である。しかし,何と書いてあるのかが分からない。調べたくても,調べる手段を分かっていないようであった。
 本当なら,図書室にある点字の本を見つけるようにうまく仕向ければよかったのだが,私はA君にいきなり点字一覧表を見せた。すると,A君の目が変わった。家に帰ったから調べに行くというのである。これが金曜日のことであった。
 今日,結果を聞いてみた。お姉ちゃんと一緒に調べに行ったという。しかし,何と書いてあったのか解読できなかったそうだ。今日もう1回行くから,点字表をもう1日貸してほしいという。
 彼はポストの学習を通して,福祉への興味関心を持ったのである。すばらしいことである。

 また,ポストの中がどうなっているかという「はてな?」もあった。
 今日,生活科の授業が始まると,Bさんが私のところに駆け寄ってきた。金曜日の学校の帰りに,ポストの中を見るため,友達のCさんと集配の車を待っていたというのである。そして,中を見せてもらったという。すると,中には袋が入っていなかったのだそうである。はがきと封筒がそのままポストの中に入っていたという。Bさんの偉いのは,ここで質問をしたことである。

 「クラスのみんなは袋が入っていると言っていたのですが,どうして入っていないのですか。」
 すると,集配のおじさんは「ここのポストは小さいので,袋が入らないんだよ」と教えてくれたそうである。
 さらに質問が続く。
「袋の色はどんな色なんですか。」
「青い袋とオレンジの袋があるよ」

 もうすぐ3月であるが,ようやく追究の鬼が育ってきた。