Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

長なわとび・同一動作の原則

2008-02-05 00:08:45 | 体育
 先々週は,マイコプラズマ肺炎の流行と学級閉鎖があり,体育ができる状況ではなかった。先週も体育の授業は行わなかった。
 今日から体育の授業の復活である。
 校庭で前半はなわとび,後半はボール蹴りゲームを行った。

 なわとびでは,前とび,後ろとび,あやとび,交差とびなどを練習させたあと,あやとびリレーを行った。林恒明氏の実践で二重とびリレーとして知られているものであるが,あやとびで行った。

 「個人レベルの活動を集団レベルの活動にし,仲間とのかかわりあいを作る」という集団ゲームの原則を活用したのである。
 1人での練習ではあまり力が発揮できない子も,グループの一員となり,勝敗が掛かってくると本気になる。仲間の応援もあるので必死になる。

 次に行ったのは,長なわとびである。
 寒さもあり,8の字とびの記録が伸び悩んでいる。そんな中,ひまわりチームが連続121回というチーム新記録を達成した。
 見てみると,4チームある中で,全員が声を出してカウントしていたのは,ひまわりチームだけである。
 声を出すことによって,呼吸が合い,リズムが合い,集団が一体化したのである。同一動作の原則である。

 長なわとびが終わって,記録の確認をしたときに,子どもたちに投げ掛けた。

 どうしてひまわりチームは新記録を達成できたのでしょうか。
 それは,全員が声を出して数えていたからです。
 みんなで声を出すことでリズムができてきます。
 なわとびで大切なのはリズムです。
 ほかのグループはどうですか。
 全員で声を出していなかったでしょう。
 声を出さないから息が合いません。
 だから,気持ちもそろいません。
 リズムもバラバラになって引っ掛かるのです。
 声でリズムを作ります。
 ひまわりチームの成功の理由は,全員で数えたということだけ。
 それだけです。

 少し説教じみた感じになったが,子どもたちは真剣に聞いていた。
 次回はどうなるか楽しみである。