低俗な札幌人にならない方法２

（続き）


次に札幌社会と関わりあいながらも低俗な札幌人にならない方法について考えてみたい。

うまく説明するのが難しいが、自分を殺さず、札幌社会の中でも自分を持つことではないかと思う。

先日に読者様から頂いたコメントの言葉を借りさせてもらうと「これだけは曲げないという強固な信念みたいなもの」を持つことだろうか。

自分はこうなりたい！など目指すべき具体的な目標みたいなものを持つとやりやすいかもしれない。

その過程の中で重要なのは人として美しく生きることである。

「美しく」とは自分の感性によるのだが、

約束は守る、嘘をつかないといった基本的なことから、損得勘定抜きで見返りを求めず誰かを助ける！といったようなことまで、自分の選択で美しく生きればいいのだろう。

簡単なようで難しく、難しいようで簡単かもしれない、何とも言い難い感覚である。

先日の読者様のコメントにも頂いたが「良心を曲げないと札幌ではやってゆけない。田舎の方が気が楽」と言う方も実際に居るくらいだからだ。

しかし一つ断言できることがある。

その「生き方の違い」が人生の展開を大きく分けるのだと思う。

つまり「美しく生きるということ」は精神論ではなく極めて現実的なノウハウだということだ。

札幌社会では汚い（というかずる賢い）生き方をしている人間をたくさん見てきたが、

惑わされずに自分を持ち、良心を守り、美しく生きることを選択していくことが実は結果的に成功するノウハウだということだ。

人として美しくあろう。


（完）