札幌を嫌いになったあとが大事だと思う２

（続き）

それでは具体的に１－３についてもう少し掘り下げて考えていきたい。


１．物理的に札幌以外の地域に移り住むこと

札幌以外の地域に移り住むということは物理的にはシンプルで簡単だとも思うが、

各々が抱える事情や立場、心境などが入ってくると決して簡単なことでもないとも思う。

また札幌以外の他地域に移り住むに当たって、どの地域に移り住むかというのも重要である。

例えば進学や転勤など自然な形で札幌から移り住む機会が出てくるのが、ある意味では楽で理想なのかもしれないが。


もし今現在の時点の私が札幌以外の他の道内地域に移り住むとしたら何処にするかという話題を先日のお茶会でも参加者様から頂いたが、


・移り住むとして間違いが無いなと思う地域＝石狩
（この1年間で200回以上に渡り石狩に向かった経験と現在の生活の基盤が石狩中心にした経験から適応できると判断）

・移り住んでみたいなという憧れがある地域＝函館、道南方面
（道南方面が好きで毎年遊びに行ってる経験と憧れから来る感情から思い浮かぶ）
（そのため真剣に移り住むことを考えるならば観光だけではなく事前の調査も必要だろう）

・（ちなみに道東方面には定住地ではなく別荘が欲しいと思っている・・・）


上記はあくまでも私個人の主観性からくる回答である。

北海道各地を回ってきた私が思うに「それでもまぁ、札幌より酷い道内他地域は無い」という結論には当の昔から至っているが。

とにかく札幌では北海道の良い所を感じることが本当に難しく、本州の方から札幌が北海道だと思われてしまうのが実に残念でもある。

北海道入門の第1歩を札幌から始めた場合だと他の道内他地域の良さに気づきにくくなってしまう弊害があると私は感じている。
（これも悔しいことに大多数が札幌から始まってしまうケースが多いのだ）


やはり札幌から他地域に移り住むには、映り込み先の事前調査が重要になるだろう。

観光だけではその地域の本質というのは見えてこないのだ。

悔しいことに札幌（何処の地域もそうだが）に観光に来られる方は、

都合の良い時に来て都合の良いところを見て楽しいものだけを持ち帰ればいいだけなのだ。
（ヨサコイや雪祭りや野球観戦などがいい例である）

観光だから当たり前っちゃ当たり前なのだが、それでは札幌という社会の本質は絶対に見えてこないのだ。


それと同じように、やはり札幌という地域から真剣に移住を考えるなら、移住希望先の徹底した事前調査が必要不可欠となってくると思う。

それでもまぁ、札幌より酷い道内（国内）他地域はそこまで無いと思うので、そういう意味ではハードルは低いのがメリットとも言えるだろう。
（少なくとも道内では札幌より酷い地域はそうそうないだろうと感じる）

札幌を嫌いになって他地域に移住をしたが、その地域が札幌より酷く失敗をしたという報告例を私は聞いたことがない。


（続く）

札幌を嫌いになったあとが大事だと思う

札幌を嫌いになってしまった後にどう対処していくかが一つのターニングポイントだと思う。

簡単でもあり難しく、難しくもあり簡単でもあるのがこのテーマではないだろうか。

3年弱、札幌が嫌いなブログをやってきて、私自身が身を持って実践していること、考えたこと、聞いたことなどの経験を通して思い浮かぶことは３つしかないのが正直なところである。


１．物理的に札幌以外の地域に移り住むこと

これが最もポピュラーというか、もしかすると一番安易で簡単な方法かもしれないとも思う。
身を置く環境を札幌から変えるということで札幌で抱える違和感、嫌悪感から開放され成功したという報告例を読者様からお聞きしたこともある。
本当に札幌社会の根っこにある悪しき性質が主な原因で現在を苦しまれている方にとっては真剣に考える選択肢の一つかと思う。


２．札幌を嫌いではなくなる

これも実際の報告例としてお聞きしたことがある。
札幌を好きになるとまではいわずとも、せめて札幌を嫌いではなくなる方向に軌道修正をし昇華していくということだ。
一度嫌いになったものを見つめなおし、その領域に至る工程は決して簡単なことではないかもしれないが、決して無理なことでもないとも思う。
具体的な方法の一つとしては札幌以外の他の地域を見て自分の肌身で感じる事によって、
札幌の方が良いと感じることで札幌が嫌いではなくなる領域にいけるかもしれない。


３．札幌が嫌いなことを自分に生かす

これは私自身も現在実践しており、今後も突き詰めていきたい方向性の一つである。
どうやって札幌嫌いを自分に生かしていくかという方法や考え方などは無限大過ぎて漠然としてしまいがちなのだが、
具体的には自分の仕事に生かしたり、自分の成長に繋げたり、趣味に生かしたり、大きく言えば生き方そのものにも繋がってくると思う。


（続く）