Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

バロックギター製作始める!

2011-07-25 22:20:53 | 日記
今日もまずまずの天気。
予報は雨でしたが、晴れ間もあり雨は降らず。

作業は今日からバロックギターです。
資料からまずは型紙を作って行きました。
ここ何週間かバロックギターの資料や情報を集めてきましたが、少ないです。
ましてや、制作に必要な情報はわずか。
とりあえず、手元の資料をもとにいつものようにコピー拡大でいきます。
写真は正面から撮っているようでも、拡大してみると資料の寸法とは合いません。
これまた、いつものようにフォルムを崩さないように寸法を合わせ、コピーを切り貼り。
なかなか寸法が合わず、今日はコピーで2回コンビニに通いました。
型紙とコピーです。


型紙が出来たら型枠ですが、先に表板をはぎ合わせました。
ハンドクラフトギターフェスで入手した、ジャーマンスプルースを使います。(本当にジャーマンかはわかりません。)
板のサイズが小さいので、バロックギターにはジャストな大きさでした。
鉋をかけてはぎ合わせの準備ができたら、接着クランプ。
明日まで乾燥させます。

今日はコフィンケースの材料とバロックギターの型枠材などを買いにホームセンターに行ってきました。
コフィンケースにちょうどいい材料は見つからず、型枠材もいいサイズの物はちょっとしかありません。
店の人に聞いたら、注文しても2週間かかると言われました。
型枠材はちょっと高いオーバーサイズの物を買ってきました。(ギター用材が買える位の値段でした。)
田舎は不便です。
明日はちょっと遠いホームセンターまで行ってみます。

前にも書きましたが、バロックギターは資料が少なく、ネットで見つけた工作の本を買ってみました。
表紙に”初公開!、完全制作、ストラディバリのバロックギター”とあったからです。
今回作るのはフレンチのバロックギターですが、ストラドの資料も欲しかったので期待せず購入。
内容は値段通り。
千円ではそう簡単に大事な所は教えてもらえないようです。

今日の写真ははぎ合わせてクランプ中の表板です。