Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ラプレヴォット、木ペグ制作。

2011-07-01 23:16:10 | 日記
今日は曇り。
雨は降らなかったのですが、湿度は相変わらず高め。

作業は木ペグの削り出しです。
まずは、材を選ぶ所から。
木ペグ用の黒檀材を全部使ってしまったので、バインディング用の黒檀材を使うかしばらく悩みました。
材は70センチの長さがあるので木ペグにはちょっともったいないと思いましたが、結局使う事にしました。
切り出し前の材です。


とりあえず、半分使って残りはバインディング用にとっておきます。

切りだした材をペグの大きさにさらに小さく切って、木口にセンター位置をマーク。
旋盤にセットするためにセンター位置にドリルで穴を少しあけて行きました。
材の準備ができた所で旋盤にセット。
削って行きました。
3本削ったところで、いつもよりもやけに時間がかかってると気がつきました。
いつもは切りだした材をペグの形に大まかにノコでカットするのですが、切りだした四角の状態で削ってました。
一日あればペグの削りだしは終わるつもりでしたが、半分で終了でした。

削りだしには相変わらず彫刻刀を使ってます。
旋盤用のバイトがあればもっとスピードアップ出来るのですが、なかなか買えません。
次に削る時は専用のバイトを準備出来ればと思ってます。

明日はペグの残りを削りだしてシェーパーをかけ、ヘッドにセットまで出来ればと思ってます。
湿度が下がれば、表板を接着してしまいます。

今日から7月。
個展までに何本作れるか?、、、、。

今日の写真は削りだしたペグ3本と残りの材です。