Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

モダンタイプリペアとラプレヴォット、塗装。

2011-07-21 23:04:47 | 日記
今日もいい天気。
過ごしやすくていい感じの一日。

作業はモダンタイプリペアの続きから。
今回のリペアではサドルに象牙を使って新規作成します。
注文していたのが今日届いたので、早速サドル作製に入りました。
象牙は牛骨の10倍くらいの値段。
削るのにも緊張します。
削りすぎたらおしまいなので、何度も測りながら少しづつ削って行きました。
弦高は少し低くするのですが、セットして調弦を繰り返しながら調整して行きます。
弦高を低めのセットにしてリペア終了。
ボディーを綺麗にして、梱包、発送になりました。

リペアが終了したので、ラプレヴォットにもどります。
目止めをした状態のボディーをまずはサンディング。
サイドバックに使っている材は杢と木目でサンディングのキズが見づらいので、いろんな角度から蛍光灯の光を当てて確認。
サンディングの終わったボディーです。


下地が出来たので、続けて、セラックを塗って行きました。
モダンタイプのようにあまり塗り重ねはしないつもりです。
それでも、今日で10回以上は塗りました。
明日もう少し塗ったら、仕上げ作業に入る予定です。
塗装したネックのアップです。



今週末でラプレヴォットを完成させて、週明けはコフィンケースを作る予定です。

今日の写真はセラックを塗り始めたラプレヴォットのボディーです。