渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

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2023年04月05日 | open
 










感触を味わいたくて、久しぶりに
半世紀以上前に作られたキューを
試す。
打感最高。
音はクィーンという澄んだ高音。
切れも良い。
ハギは本ハギフルスプライスで、
ハンドル部もハギのローズウッド
突き通し。バットスリーブの
リン
グの所までローズウッド
の一本物
だ。
そして、そのローズはまずブラジ
リアン・ローズウッドで間違いな
い。
今はもう作れないキュー。
打感と音が頗る良い。
良いキューだ。
 
このキューの恐ろしい所。
曲がりが全く無い。
これは、少しキューを知っている
者としては、そら恐ろしさを感じ
る。
私が小学生の頃に作られた物だ。
もう1本60sキュー(へたしたら
70年以上前の製品)があるが、
れも曲がりが全く無い。
こうした事は驚異的な事なのだ。

素晴らしい打感と動きを味わう
ために、時々このキューを出し
て撞いてみる。
一つの感覚の指標になるからだ。

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