渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『シルバラード』(1985)

2023年04月23日 | open







1985年度の傑作。
日本公開は1986年春。
西部劇の要素が鉄道と鉄条網
とインディアン以外、すべて
詰まっている。
スタンピートまである。
オープニングのテロップの映像
時点で快作だと分かる。
良い作品。2時間13分。

若き日のケビン・コスナーが
主人公の弟役を演じるが、なか
なか軽い若者ぶりが良い。


凄腕のガンマンだ。


シルバラードという架空の町の
酒場のマダムがいい味だしてる。
気丈な女将という感じ。


最後の最後は、横暴を極める町
の悪の保安官との決闘。
昔の悪人仲間同士の対決だ。


全員がピースメーカーを使う。
ただし、例によって1896年以降
の無縁火薬タイプ。

但し凝ってる。
フロントサイトを低く削って
いる。現実世界でもビリー・
ザ・キッドもやっていたとい
う早撃ち用のチューンナップ。
西部劇ではフロントサイトを
完全カットオフする演出も多く
使われる。
これにより、それを持つ者は、
かつてお尋ね者のガンマンで
あった事を表現している。

おすすめ痛快娯楽作品。
時代設定は、映画製作の1985年
の100年程前の西部だろう。


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