スプリント

親友にスプリントの全国選手だった

人がいるが、この競技もハードそう

だなあ。

私は全く経験が無いのだけど。

ただ、競争＝レースというのは、

どんな種目の競技でも観ていて面

白い。

人が頑張るのは観ていても感動す

る。

特殊なキュー構造

先日、友人の持ちキューで特殊な
キュー尻構造の物を見た。
金属ウエイトボルトを一切使わず、
通常中空のキュー尻樹脂製エンド
キャップを塊のソリッドにして、
そのエンドキャップ自体の重みを
バランサーとしているのだ。
ねじ込み式エンドキャップ。
中空ではないので、後ろに樹脂の
オモリがねじ込まれているような
構造。
これは、成程と思った。
ロングボルトで幅広い範囲に総合
重量をもたらす狙いではなく、尻
に重量配分をさせたい場合には
汎用性の高い構造だ。
ステンレス等の金属エンドキャップ
等も作れば使える。重量は部品の
長さで調整すればよい。

最近はキュー尻延長部品のエクス
テンションのオプションエンドで
このような構造のエンドパーツが
市販されているようだ。

だが、友人のキューは40年程前
のオールドキューなので、この
ソリッド部品のねじ込み式にした
構造は先見の明があると思える。

デルリン®︎は特殊素材

デュポン社のデルリン®︎は特殊な

工業素材。POMである。

戦前にフッソ樹脂PTFE素材を発見

実用化したデュポン社は、戦後に

更に稀な素材を開発した。

それがデルリン®︎だ。

PTFE素材については、その発明

が連合国の勝利に貢献したとも

いわれている。

デルリン - Wikipedia

バランサー

アダム製のウエイトバランサー。
こういうのあったんだ。
知らなかった。
まあ、今は廃番ですが。



私は半世紀前のオールドプール
キューのウエイトのバランサーに
何を使ったか。
キューのお尻は穴あきスカスカだか
ら通常の金属ネジウエイトは装着
できないのですよ。
なので、パッと頭に電灯がついて
やったのはこれ。

完全なる思い付き。
キューの木部の深い穴の内径
とこの玩具銃のカートリッヂ
の外形がピッタリなのでいけ
るかなと思ったらドンピシャ。 
かなりテンションあったが、
木製丸棒で強引に押し込んだ。
カート内径空洞部にタップネジ
切りして引き出さない限り、
もう外れねぇぞ（笑）

 

キュー全体の重さは、これも測って

狙ったように553.0ｇちょうど。
まあ、事前に測ってカートの中身
を抜いて外筒だけにして計算した
のだけど。

総重量はジャスト19.50オンス。

バランスもやや後ろに寄って言う

事無し。ゴードからホース。
瓢箪駒となりディアホースに
はならなかった。めでたし、
だがおめでたくはないぜヘイ！
という結果オーライ。

これのカートです。
こちらも45年程前の玩具銃。
MGCの発火モデル。.38口径
（357マグ共用）タイプの国産
プラスチックモデルガン。
実弾発射完全不能。合法品。

 

さらに別なキューでの微細な
ウエイト調整はどうするか。
それはこれ（笑）。
5円玉と50円玉を使う。
5円玉は3.75ｇ。50円玉は4ｇ。

このパターンの硬貨仕込みは
2本のキューで実行している。
5円玉と50円玉で。

世界広しといえども、ビリヤード
キューのウエイトバランサーに
日本製モデルガンのカートと実用
硬貨を使っているのは、地球上で
私だけのような気もする。
他にもどこかに同じ事する物好き
いたりして（笑）。
まあ、現行硬貨ではなく寛永通宝
でもいいんですけどね（笑）。
今のところ特別に思いの深い年の
製造硬貨を選んでバランサーとし
て仕込んでいます。
位置づけは実用を兼ねた「お守り」
みたいなもので。

超人のキュー

エフレン・レイエス。

日本では原音ではなくレイズと呼

びならされている。

彼はダヴィンチやモーツァルトの

ような時々人類の中に出る超人だ。

彼の登場以降、彼より優れた人間

は登場していない。

ただ巧いのではない。

中身が超絶しているのだ。

子どもの頃から撞いていたから

上手いのでもない。

人類史で時々登場する超人のよう

に、最初から超えていたのである。

誰でも勉強を一所懸命すればアイ

ンシュタインになれるのではない。

それと同じく、エフレンを超える

人間は今のところ出てきていない。

エフレンが全米を震撼させた時の

キューは800円のキューだった。

当時の日本とフィリピンのレート

比は約20倍。

それにしても1万6000円のキュー

で全米薙ぎ倒しなのだから、その

技量と精神力たるや人の世界を

超えている。

これまで、多くのキューメーカー

が彼のキューを作った。マスプロ

メーカーも個人ビルダーも。

エフレンが超人と知ってから、皆

が擦り寄るように彼の為にキュー

を作って使って貰おうとした。

目的はステイタスと金銭利益だ。

また、彼もこだわりなくずっと多

くのキューを何度も取り替えなが

らも使って来た。

だが、本質は、彼ならばハウスキ

ューでも世界王者になるだろう。

ここ最近数年使っているキューは

見た目ハウスキューのような四剣

本ハギのノーラップキューで、彼

にしては4年以上と長く使ってい

るので、かなり気に入っているよ

うだ。

だが、パッと見はハウスキュー的

なスニーキーピートタイプだが、

よく見るとスペシャル銘木を使っ

ている事が判る。

一見ノーマル、中身カリカリのチ

ューンナップ。見てくれゴテゴテ

ではなくサラリとしてるのに実は

中身の実力バリバリ。

そして、それを使う者も超絶テク

の達人、名人、超人。

そういうのが滅茶苦茶カッコいい。

豆腐屋とハチロクみたいだ。

選挙結果

あらー。

仕事人が当選した。

「うそ」ではないみたい。

維新の会から。

しかし、政党名で「れいわ新選組」

てのはどうなのかなあ。

「維新」に対抗なのは見え見えだ

けど、薩長土肥芸の県の人たちは

入れるのだろうか。

てなこと言ったら「維新」にも

入れてるのだから、今の時代関係

ないのか。

それでも、なんてのか、どちらさん

も歴史上の重要な単語をもて遊ぶ

言葉遊びのようで、何とも釈然と

しない。

どっこい大作か。

外は紫

夜明け前の外は紫。

夜明け前

夜明け前。

まだ街は眠っている。

　夜明けの海が悲しいことを

　貴方から教えられた海岸通

と詩を書いたのは伊勢正三さん

だった。

残心

 

8番を入れて9番に手玉を出す時、

撞いてから一度手元にキューを

引いてからまたスーッと出して

いる。

これは玉撞きの玉入れ動作として

は意味はない。

これは残心を取っているのである。

9番のラストボールを入れた時に

は、そのまま撞き出しのフォロー

スルーでの残心を取っている。

残心の在り方ふたつ。

宮本武蔵の『五輪書』をアメリカ

人が解説した書を日本人が日本語

に翻訳した物を読んだ事がある。

「残心」については、その外国人

も翻訳者も全く誤認していて、と

んでもない事が書かれていた。

曰く、心を残す事は未練であるの

で良くない事の例として説明され

ていたのである。

てんで理解していないどころか、

まるで逆だ。

剣術を知らないのだろう。

日本武術の剣法では、アジアの他国

を含む海外のマーシャルアーツとは

大きく異なる心体動作がある。

それが「残心」だ。

斬新はフォロースルーとも異なる。

クールダウンラップであると同時

に、次の状態に即応体制を取る為

の心の鎮めなのである。

攻撃を終えた状態の収束だけでな

く、スーッと霜がいつの間にか降り

たような状態を意図的に作り、創

出させた静寂の中に冷静さを意図

的に現出させて張り詰めた冷徹さ

を継続させる心と身体の動きの事

を「残心」という。

残心無き動きは日本武術とは無縁

だ。

それゆえ、日本刀を使う種目でも、

ただ畳表を切って、切った直後に

あーとかわーとか声を出したり、

落胆したり喜んだり、即そこから

心が離れる事をやらかすのは、

それは武術ではない。

特に試斬や斬術、刀法稽古等で

そのような事をしでかすのは、

それらはゲームセンターのモグラ

叩きと同じで武術でも武道でも

ない。

だが、そうした一番大切な事を

忘失している物切り屋たちの有象

無象が日本にはごちゃまんといる。

外国人がそれを観て、そういうの

でいいのだと思ったらどうする。

日本人がそれでは宜しくない。

まして剣持つ者がそれでは論外だ。

上の動画の時の撞きの背景は、

撞球と武道は関係が無いが、一

つの心鎮める心の姿勢として残

心動作を取った次第にて。

通常の撞き方では出せない手玉

の動きをキュー切れの冴えで出

した撞きであるので、そうした

時は動作に表さなくとも残心が

殊更に必要だ。アドレナリンを

下げ、必要以上に意識的に平常

心に己を戻す。

日本人できちんと残心を取る撞

球者は土方隼人プロだ。

あの人は、まるで剣士のような

玉を撞く。