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動画サイトでの紹介
がんと診断された6歳の男の子の
ために集まったバイカーたちが
すごかった・・
フィリピン人のビリヤード選手は
腕の如何は関係なく、チョークの
塗面を下にしてテーブルのレール
に置く事をよくやる。
そのため、レールがチョークまみれ
になり、手が非常に汚れる。
その汚れた手でラシャの上でレスト
を組むのでラシャの布も汚れまくる。
結果、ラシャ上で滑る部分と汚れで
摩擦抵抗が大きくなる部分が点在し、
テーブルコンディションがどんどん
トリッキーとなり悪い状態になる。
プレーヤーがそうした状態を作る。
一方、欧米および日本・韓国・台湾
の選手はチョークの塗り面は上に
して、チョークのラッピングコート
部分を下にしてテーブルに置く。
飲みかけのコップをさかさまにして
テーブルに置くような事はしない。
アメリカ人選手でも時々チョーク塗り
面を下にして置くこともあるが、それ
は間違えた動作のようであり、暫く
してチョークを使うときには塗り面
を上に置きなおしたりしている。
また、大昔のプレーでは米国でも
塗り面を下にするシーンもあるが、
良くないことは良くない。
たとえ世界チャンピオンでも、宜しく
ない事は宜しくない。
チョークの置き方に規則は無いが、
テーブルマナーとしての問題かと
思う。
いくら玉入れが上手な世界チャンピ
オンであろうとも、テーブル汚しの
習慣は世界的作法としてはやめた
ほうがいい。
フィリピンなどの習慣で欧米では
考えられない程のテーブルマナー
の不存在が挙げられる。
鉄道線路上や路上不法占拠で屋外
テーブルでバクチ玉をやるのが
ごく当たり前の国がフィリピンで
あるので、作法も礼儀もあったもの
ではない。
手につけるパウダーをそのまま
テーブルのレール上にドバッと
盛り塩のように置いてそれに手を
べったり着けて玉突きをする。
台上のクロス(ラシャ)などは
すぐにドロドロのデロデロにな
る。
フィリピン出身選手は、その本国
でのバクチ習慣を世界大会にまで
も持ち込む。
要するに、玉入れが上手いだけで、
世界的なビリヤード参加選手と
しての何たるかについては無頓着
なケースがプールプレーヤーには
多くみられるケースもある。残念
ながら事実だ。
その一つの象徴的な件が、台を汚す
事について何も感じないチョークの
置き方に現れている。
プライベートにおいても、フィリピン
人玉突き者は非常にマナーが悪い。
来日しても非公式戦では相手が撞く
前にポケットの所にわざと立ったり、
チョーク粉を穴前にわざと落とし
たり、台に腰掛けたりする。これは
実体験した。
フィリピンではそうした事は普通
なのだろうが、フィリピン以外の
世界では通用しない。
エフレンさんは個人的には人柄も
良くマナーも悪くはないが、有名
選手であっても最低マナーの者も
何人かいる。
アメリカでも偽物ミネソタファッツ
=ルドルフ・ワンデロン(1913-1996)
がいた。スポーツマンではないバクチ
打ちなので、マナーなどは最悪だった。
映画『ハスラー』(1961)公開以降
に勝手にあれは自分がモデルだと
名乗り出したニューヨークのペテン
師。
それまではNYファッツと名乗ってい
たが、映画が人気が出るやニック
ネームをミネソタファッツに変更
してそれをネタに金稼ぎをし始めた。
『ハスラー』原作者のウォルター・
テビスは生涯この男が言うのは事実
無根であると主張し続けた。
また、キャラクタは映画のファッツ
とはまるで別物で、口汚い言葉を
吐き、素行も悪い目立ちたがり屋の
バクチ打ち興行行商人だった。
一度も公式大会では成績を残して
いないが、世界チャンピオンだった
ウイリー・モスコー二(1913-1993)
を終生勝手にライバル視して悪口
雑言の限りを尽くした。そして
エキジビションでウィリーと対戦
カードを興行師に組ませて対戦する
が、ワンデロンは負け続ける。
その試合中でも口汚い放送禁止
用語でわめき散らし、会場の観客
に喧嘩を吹っかけて「文句あるなら
金を賭けてみろ。俺はこんなに
持っている」と札束をちらつかせて
声高にわめき続ける。
途中ウィリーが試合中だと止めに
入ってもお構いなしで罵詈雑言を
やめない。ウィリーが撞く番に
なっても台の周りをうろうろする。
日本語のウィキは「ミネソタファ
ッツ」について『映画ハスラー』の
項で誤った記載がされており、映画
『ハスラー』はワンデロンがミネ
ソタファッツのモデルであるかの
ように書いているが、それはワン
デロンが勝手に言い出してそれを
ネタに金になるからと触れ回った
事実に踊らされているのであり、
誤認による誤記だ。
英語版ではワンデロンについては
事実関係が記載されている。
『ハスラー』原作者は死ぬまで
ワンデロンはミネソタファッツ
とは無関係と主張し続けた。
だが、捏造でっち上げの嘘が
事実であるかのように世間では
誤認が定着してしまった。
言ったもん勝ちの卑劣な言動が
まかり通っている。
また、あまりの個人的な誹謗中傷
によってウィリー・モスコー二ら
は裁判まで提訴していたし、ウィ
リーの妻は終生ワンデロンを嫌い
抜いていた。徹底的にただ口汚く
わめきちらして他者をずっと誹謗
中傷し続ける男だったからだ。
そしてそれをネタに金を集める。
しかし、アメリカは興行師の金主
が仕切る国なので、ワンデロンが
どのような形であれプールを広く
人々に知らし広めたとして殿堂入り
させてしまっている。
試合中のスポーツマンとしての
マナー違反として、相手が撞く
際に言葉を発する事が挙げられる。
これはルールブックにも記載され
ている禁止事項だ。
世界チャンピオンになった米国の
アール・ストリックランドも国際
大会の試合中に、彼の癖の独り言
をずっと言い続けていたため、
審判から「黙ってください。でな
いと退場です」と何度か注意され
ている。
国際大会ではルール上、スポーツ
マンシップにもとる行為は即退場
(その試合だけでなく大会参加
そのものが禁止。会場から叩き
出される)という規則になっている。
プレーでは、玉を入れる気がなく
わざと別玉をセーフティ以外で撞い
たりしたら即退場。穴前残りの
9番や10番の点玉を途中でわざと
撞いて落としてフットに戻させ
たりする行為は即退場案件となる。
だが、スポーツマンではないニセ
ファッツのワンデロンはそうした
類の行為を平気でやっているのが
映像記録にも残されている。
非常に態度が悪質だ。
つまり、ルールも何も無視する
バクチ打ちなのか、スポーツ選手
であるのか、の違いだ。
贋物ファッツの態度は以下の試合を
見てもらえばよく分かるかと。
映画『ハスラー』の中でのミネソタ
ファッツ(ジャッキー・グレースン)
のキャラクタは知的で物静かな紳士
であり、かつ、撞球の腕は抜群だ
った。人的資質のキャラからして
別物であるのに、ただデブだから
とあれは俺を勝手に映画に使った
と勝手に言い出して名前まで変えて
小銭稼ぎをするようになったのが
ワンデロンだった。
ナインボールではブレイクナイン
無し、フロックは認めないコール
ショットルールで対戦している。
また、この番組は両者の主張を
公正に収録している。
Minnesota Fats vs Willie Mosconi
Legendary Match
象牙先角は不具合が出たら順次
人工象牙に交換するようにして
います。
本象牙って、意外と気温や湿度
に弱いのよね。浮いたりする事
もある。
この2本はTADの象牙先角だから
まだまだ不具合は出ませんが。
リペアショップ・マエストロさん
おススメの米国タイガー社が開発
した人工象牙。
見た目は本象牙新品によく似て
います。削った感じは本象牙と
は異なるプラ感あり。ネリッと
している。本象牙はカリカリ。
撞き味は本象牙とは異なります。
なんというか象牙の微妙なソリ
ッド感のあるタッチではなく、
ダイレクトにスティッフな感触。
音も違う。
本象牙はクォーンという音だ
けど、タイガーはキューンと
いう音質。
でも名前が良いからいい(笑)。
マエストロさんは、確かな仕事
でキューを仕上げてくれる凄腕
のリペアショップです。
ビリヤードキューのシャフトは、
いわゆる日本でノーマルシャフ
トと呼ばれている物は英語で
は「オリジナルシャフト」と呼
ばれる事が多い。(カスタム
キューの場合)
私はソリッドと呼ぶが、これは
ハイテクシャフトの中空構造に
対して構造を表した呼び方で、
直訳すると「無垢」だ。
ただ、ハイテクシャフトには貼
り合わせのべニア構造もあるの
で、総合してソリッド+スタン
ダードの呼称で概念表示する
事が私は多い。
私はノーマルシャフトという呼
び方はあまりしない。
無垢造のシャフトについてそう
いう呼び方をするのならば、ハイ
テクシャフトはアブノーマルシ
ャフトと呼ぶのが妥当になって
しまうからだ。
ハイテクが良いかスタンダード
ソリッドが良いかは、完全に
好みによる。
ハイテクやカーボンが何が何で
も優れているという感覚を持っ
ている人がいるとしたら、それ
はあまりにも目が昏い。
また逆にソリッドがすべてに
おいて卓越していると過信する
人もまた然り。物事を解ってい
ない。
キューのシャフトの両者には
両者の特質があり、どちらも
メリット・デメリットがある。
両者による手玉の動きは全く異
なる。
ソリッドは、野球で例えるなら
ば、変化球を投げればすべて
変化球になるようなシャフトで
ある。
一方、ハイテクシャフトは、す
べて直球にしかならないが、打
者がバットに当てた時には、全
部跳ね返り方が異なる球になる、
というものに近い。
これらは物理的にそうなので、
その現象を何ぴとたりとも否定
できない。
ハイテクシャフトは真横を撞い
てもほぼ手玉がほぼ直進する。
ソリッドシャフトは真横を撞く
と撞いたほうと逆に手玉がずれ
て進行する。いわゆるトビ。
なので的玉に手玉が当たる厚み
に人間が補正をかけて軌道を予
め予測する。
この時のズレを業界ではトビと
呼び、補正行動を見越しという。
ハイテクシャフトには球の重な
りの見越しはほぼ要らないが、
手玉に回転をかけた場合は的玉
は歯車の原理で横にずれるので、
その的玉の軌道についての見越
し補正が必要になる。
ソリッドだろうがハイテクだろう
が、見越しは絶対に必要だ。
「ハイテクシャフトはトビが少な
いゆえに見越しがいらない」と
か言うプロやアマが結構いるが、
物事を解っていない。手玉に
横トビが少なくとも、イングリッ
シュが乗っていれば先玉はズレる。
結果としてそれの見越しが必要
になる。キューというものはどの
キューであっても、人間による
補正行動無くしては的玉を入れ
る事は不可能だ。ポンポコ玉入れ
だけしていれば巧者と思っている
アマやプロに限って、物事の物理
について考察を深める知的活動
を放棄している人間が多い。
そういう人間は、いくら試合に
強くとも一代で終わり。物事の
道理を頭脳で理解していないの
で、次世代の後進の指導にあたる
事は不可能だ。物事を自分が解か
っていないから人に説明や教育
ができないからだ。学識無き者
が教師にはなれないのと同じ。
知の伝達ができない者は指導者
にはなれない。知性が無いから
だ。当然、知的活動などはでき
ない。いくら玉を入れたり当て
たりしても、歴史の中での人間
社会の構成員としての実のある
功績は作れない。
もう一つ違う動きは、ソリッド
シャフトは手玉が的玉と当たった
時の分離角度は大きく開いて割れ
る動きをするが、同じ撞点の
同じ水平撞きの場合、ハイテクシ
ャフトは大きく開いて割れずに縦
に鋭角に分離する。
これは押し球でも引き球でもそう
なる。
一見ハイテクシャフトのほうが
キューが利いて切れているように
見えるが、そういうことではない。
切れとは別な現象の問題。
一般的な水平押し撞きで撞くと
このような割れの違いが出る。
ハイテクシャフトだからキュー
が切れるのではない。この割れに
ついてはキュー切れとは別次元の
現象を指す。
これは一般論であり、ソリッド
シャフトでも、ハイテクシャフ
トのような軌跡を描くシャフト
を作ることはできる。
また、撞き方次第でハイテクシャ
フト軌道をソリッドシャフトで
出すことも可能だ。
結論的には、ソリッドシャフトの
ほうがハイテクシャフトよりも
玉の出し方のバリエーションが
多いために多種多様な玉筋を得る
事が可能だ。これは物理的に。
しかし、それはキューの動きと
効能を知悉しきっている上級者
によってしか実現できない。
その「割れない撞き方」は、上級
者は知悉しており、ソリッドシャ
フト遣いの上級者は通常の押し玉
と割れない押し玉を使い分けてい
る。
世界のトッププロたちが今でも
ノーマルソリッドスタンダード
シャフトを多用している選手が
多いのは、そうしたソリッドには
守備範囲が広い優位性があると
いう物理的なキューの現象を知り
抜いているからだ。
だが、「新製品」を年中発売して
大衆に消費させないとならない
企業の広告塔になっているプロは、
キューの選択権は無い。資本の
紐付きとなるからだ。
ゆえに、プロの中には本当はTAD
を使いたいのに、選手活動の資金
を得るために泣く泣くメーカーの
新商品を使い続けているプロも
多くいる。「今度のシャフトは
とても良い」というお決まりの
宣伝文句を口にしながら。ゴルフ
道具のように。
それは、資本、企業というものが
スポーツに関与する限り存在する
「スポーツの健全性の捨象」に
も繋がる社会問題であり、キュー
の性能の良し悪しとは別次元の
問題だ。
だが、その別次元である資本の論理
を「道具の性能の如何」であるか
のような虚飾を弄して大衆に金を
消費させるのが企業の目的なので、
人間はよく目を見開いて社会構造
の真実の姿を見抜かないとならない。
例え相手が国家であろうと、巨大
資本であろうと、人間は「洗脳」
されてはならない。被洗脳による
鳴動集団行動はとても危険だ。
また撞き方の効果を助長するもの
として、ソリッドシャフトの場合
は、キューのシャフトのテーパー
も大きなファクターとなる。
テーパー次第でほぼハイテクシャ
フトと同じ手玉の軌跡を描くソリ
ッドにさせる事も可能だ。
かといって、それは入れが強い事
に直結するかかというと、そうい
うことではない。入れは別な次元
とファクターに関することだ。
「ハイテク=入れの強いキュー」
とか思っている人間や解説をする
業界人も多いが、てんでそれは
見当違いの不見識だ。
シャフトの構造のキモは、あくま
で手玉の動きをどのようにさせる
かという違いがテーパーや内部
構造により現出するだけの事で
ある。
ハイテクシャフト系の動きが好き
でソリッドシャフトが好きならば、
そのように動くテーパーとそれな
りの撞き方を知ればよいだけだ。
シャフトはソリッドもハイテクも、
テーパーがかなり重要なシャフト
の動きの要素を占める。コンマ
ミリの違いで大きく打球性能が
変わる世界。シビアだ。
これと同じく、フライフィッシン
グのロッドも、ごくほんの0.0幾つ
のテーパーの違いで、ロッドアク
ションが大きく変わる。当然、
それは釣果に繋がって行く。だか
らロッドメーカーは各社ともテー
パーを命としているのである。
キューを作る人間、それを使う
人間にとってはシャフトのテー
パーは命なのだが、キューとい
うものは販売しているので、
そのデータは非公開ではない。
ただし、「使用者が削り込んで
自分のテーパーにする」ために
最初から太めのシャフトにして
出荷するケースもあるので、そ
のあたりは見極めが必要だ。
カスタムキューのシュレーガー
やアダムのGBシリーズなどは
そうしたシャフト群に類すると
いえるだろう。