渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

レッツ ツイスト アゲイン

2021年10月16日 | open
Let's Twist Again 
Chubby Checker 
Lyrics





ツイスティロードのイメージと車作り

2021年10月16日 | open
 
動力付き二輪で旋回の時、「回頭」
とはよく言うが、サーキットだけ
でなく、一般公道のツイスティな
ロードでも、リズミカルに旋回さ
せる時のメージは、リヤを左右に
出す感じだ。あくまでイメージは。
勿論、物理的に回頭はバンクによる
フロントの舵角によって前からイン
に切り込んで行くのだが、あくまで
イメージとしてはお尻を外に向ける
ようなものが存在する。
リヤステアなどというものは本当
は無いのだが、よく言われるリヤ
ステアというのがそれ(リヤステア
というもののうちのごく一部だが)。
 
旋回のアングルとしての倒れ方向の
3D的な軌跡としては、コーナーで
はギューッとそのままのっぺりと
メリハリなく寝かすのではなく、
進入時に一気に寝かす。
そのため、乗り屋の走りを見て
いる
と、クン!と一気にマシンが
寝る
挙動が一瞬見られる筈だ。
元ロードレース日本チャンピオンで
世界グランプリでポールポジション
も取った事があるヤマハの開発者だ
った本間利彦さんが「レーシング
ライダーと一緒にツーリング
行った
ないかなあ?一気に
寝かすでしょ?
パッ!と。よく
『寝かすのが速い』
とか言わ
るけど、レーシングライ
ダーは
みんなそうやる」と言っている
あれだ。
観ていると、レーシーなライドを
するライダーのマシンの挙動は、
コースだけでなく一般公道におい
ても、そのパッと寝かしたコーナ
ーの進入時には「カクン」とか
「クン!」というような車体の
挙動
が一瞬見られる。
その時、フロントはインに切れ込
ませ、リヤは外に振っているのだ。
これは自然にはならない。特殊な
操作、操縦でそのようなマシン
動きになるようにやっている。
頭の軸線は車体中心に保ったまま。
一般公道でそんなレーシーな乗り
方が必要なのか?という問題があ
るかと思われがちだろうが、これ
は実は深いところではタイヤの面
圧とサスの仕事の相関関係から、
極めて安全性を確保する乗り方な
のである。
ノペーッとそのままどんどん寝か
せて行くのが二輪は一番危ない。
 
また、「もうひと寝かし」の二次
旋回に入る時にもその挙動は見ら
れる。
WGP時代の250クラス(最高速270
km/h位)や現在のMotoGPのオン
ボードカメラを観ているとその挙
動がよく判る。
縦軸の変化においては鉄道の列車
のように一定の軌跡を描くのでは
なく、バンクという三次元の動き
が入るのだが、それが一定で滑ら
かにヌーッと動くのではなく、
クッ
クッとラチェットが動くような
多角
的な動きになる。
そして、それは視覚的には二次元的
な平面上の走行ラインさえも定旋回
の円弧ではなく、非常に複雑な
放物
線を描いているかのように
見える。
時にそれは、後ろからのカメラで
観ていると、あたかもフラフラして
いるかのように見えるのだ。
GPをよくご覧になる方は、その
象を理解できる事だろう。
また、逆にレーシーなライドを全く
知らない人は「なにフラフラし
てる
のだろう」と無知からくる
誤認が認識
を支配する事だろう。
 
高速度で走行しているのに、後ろか
ら見てユラユラと揺れているかの
ように見えるのは、それは旋回走
行中にバンク角が常に微細に変化
している、させているからなの
ある。
特に最近はカメラ撮影技術が発達
して、GPでも旋回中のイン側から
走行しているマシンを横上からドロ
ーンで追走しているような撮影が
可能で、実際にGPマシンのその状
態を放映している。
その時、マシンはククッククッと
多角的に動いている事が克明に観察
できる。
 
この3D的な動き、挙動は機械が機械
を運転しているのではなく、人間が
その都度その場の状況に合わせて人
間の能力で最適な操作を行なってい
るのである。
これは、その操作の具体的方法や法
を数値化などできない。
また、その操作がしやすいように
車を作って行く事は、機械やコンピ
ュータによる計算ではできない。
ゆえに、人間が車作りをしないと、
乗るのが人間であるという定理を
無視した「人間不在」のタイヤの
着いた機械となり、車両として走
行適正を著しく欠いた物体になって
しまうのである。
結果として、人間はそうした二輪
車を走らせると、人間が感知する
適正領域のタッチが察知できない
ために転倒してしまう。
下手だから旋回中転倒するのでは
ない。
車が良くないと転ぶのだ。
「マシンのせいにするな」などと
言う者がいるとしたら、それは車
の事が100%解っていない。
例えば、ブレーキが利かない車に
乗ったら誰だろうと止まれないで
しょ?
それと同じ事が旋回性や接地感の
有無=適正に運転者に感知させる
車としての能力があるのか無いの
か=についても言えるのである。
ブレーキの利かない車両では止まれ
ない。
それと同じ事が、車の作り方如何
では発生してしまうのだ。
だからこそ、人が大切。
人間が乗る事を大前提として、車
自体も人間がテストして方向性を
指針として示していかないとなら
ない。
機械では人間が乗る車を作る事は
不可能なのだ。
ロボットが乗る車両ならば製作可
能かも知れない。
 
昔の車はよくできている。
 



パンキーなヘルメット

2021年10月16日 | open








パンキーなメットといえば、この
清志郎1989年モデルだ。

こりゃ「原発音頭」の時かな。
「FM東京」の時ではない(笑