渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

阪神タイガース!

2021年10月10日 | open


神宮球場の現場から速報。
阪神タイガース、逆転成功!!
GO!!



秋晴れ

2021年10月10日 | open







朝7時30分。
雲一つない秋晴れである。
夜明け前に早起きして自分の暖機
運転は終わったので、活動を始動
させる。




ランディ・マモラ

2021年10月10日 | open
ランディ・マモラ(1959-)
 
1979年WGPにプライベーターで
デビュー。
79年は250と500クラスのダブル
エントリーで、250(ヤマハTZ)で
4位、500(スズキRG)で8位という
驚異的速さを見せて翌1980年スズ
キワークス入り。
80年はいきなりランキング2位と
いう成績を見せ、その後、スズキ、
ホンダ、ヤマハ 、カジバのワークス
ライダーを務める。
世界一マシンコントロールが上手い
ライダーだったが、世界チャンピオ
ンにはなれなかった。
だが、戦闘力の低いカジバ以外では
常に2位か3位につけていたトップ
ライダーだった。
1992年、ヤマハ ワークスに戻り、
YZRを走らせ総合10位で引退。
その後、なんと、無冠のまま殿堂
入りで登録された。
1980年代、10年連続で世界チャン
ピオンになっていてもおかしくない
選手だったが、今一歩のところで
世界チャンピオンには一度もならな
かったという数奇な運命を演じた人。
陽気なアメリカンの典型で、コンチ
ネンタルサーカスのWGP時代には
パドックキャンプのライダー家族の
仲間内でも、報道にも、また観客に
大人気の人だった。
ファンサービスも忘れておらず、
1986年に世界グランプリライダー
を集めて開催された富士スピード
ウェイでのレースでは、レース後
クールダウンラップでヘアピン
立ち
上がりからの360Rをずっ
と大ウイ
リーのまま走って大観
衆の喝采を浴び
ていた。
スズキワークスの水谷選手がマモラ
の後ろでウイリーさせようとしたが
3度失敗してウィッウィッとフロント
を数センチだけ持ち上げていたのは
あれはおっちゃんのウケ狙いのわざ
との演出なのか?とかも思った。
私は最初100Rイン側で見ていたが、
レース途中からヘアピンが見える場
所に移動して見学していた。
レース観戦の目的はノービスの時に
ばかっぱやで国際A級ルーキーの250
の超速プライベーター本間利彦選手
250世界チャンピオンのカルロス・
ラバード選手の走りを研究するため
だった。大いに得るものがあった。
特にトラクションの使い方。
500のほうは、世界トップライダー
100Rの走りが速すぎて驚いた。
すぐインで見ていると、ビリビリと
空気が振動する。
新幹線の通過駅で速度を落とさない
新幹線を間近で見るのに近い。
200数十キロで100Rをフルペタ旋回
するのは、日本人ライダーとはまる
違っていた。
そして、250のヒート1では、国際A
級に上がってからは何故か泣かず飛
ばずだった19才の本間利彦選手が
世界チャンピオンと世界トップライ
ダーを抑えて優勝した。やっと来た
か、と思った。
世界チャンピオンのラバードに走り
は似ていて、他の日本人とは違っ
いた。TZを沈ませてべったり
と路面
に張り付かせる走り方だった。
印象
は「ずっと旋回させている走り
方」。
奥まで行って一気に寝かせて向きを
変えて、ではない。早い段階から
速度旋回で直線のままただマ
シンが
寝ているだけで速度が落ちず
に旋回
して行ってるようなイメージ
の走り
方。
この時、私は発想の定理が見えた。
「サーキットにコーナーは無い」と。
「コーナーと呼ばれている場所は、
直線と直線を繋ぐ曲がった直線だ」
と。
それは本間選手とラバード選手から
盗み取って視点を学んだ。
10代の本間選手の走りを見て、
「多分、この人、世界チャンピオン
になる」とその時には思った。
 
ランディ・マモラ選手はスズキか
らホンダに乗り換えた時、外足を
ステップから外した。


これは、物理的に届かないからと
いうよりは、ホンダのマシンを曲
げる為に特殊な前輪の使い方を採っ
た結果、外ステップから足を意図
的に外したのだろうと私は踏んで
いる。やむなくではなく、わざと
だ。ステップが遠いからとかでは
ない。ワークスマシンなどはどう
にでもどのパートでもいじれるの
で、マモラがこの乗り方をホンダ
のマシンだけで見せたのは、操縦
の為だと私は読んでいる。世間で
言われているように「ステップが
遠いから外れた」のではなく、ああ
した乗り方でないとマモラのマシン
は曲がらなかったのだと思う。
ちなみに、マモラのセッティング
は、前がブカブカで後ろがガチガチ
だとYUZOさんから聞いた事がある。
フレディとは逆だ、と。
フレディのマシンも他の人が乗った
ら曲がらないセットなのではなか
ろうか。


ヤマハ時代にはマモラはスズキ時代
と同じ通常のフォームに戻している。
シャケさんが作った車は、普通の乗
り方で曲がる車という事だろう。


ランディ・マモラ、キャラがいいよ
なあ。
私も大好きだ。