8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

富士五湖付近

2011年04月22日 19時23分02秒 | 日記
東京近郊では桜は開花からおよそ一週間で満開になると言われている。
高地や北ではその期間は短く4、5日とも聞く。

桜開花情報を見ていると静岡県にある「狩宿の下馬桜」は
「咲き始め」が数日続いた後「五分咲き」「七分咲き」を越えて
「満開」となった。
狩宿の下馬桜の写真では、富士山は入れないので天気が快晴で
ある必要はないが、やはり日の光が欲しい。
晴れる日を待っていると満開から数日経ってしまった。

4月20日 00時30分
道の駅「朝霧高原」。
前日夜まで東京では雨が降っていたが、朝霧高原では快晴。
月に照らされて富士山もよく見える。

5時。ほぼ快晴。北に少し雲がある。
6時30分。狩宿へ。朝霧高原からは15km。

桜は少し散っているがまあまあ満開状態。
すでに撮影している人がいるが、人数は多くはない。
気に入ったポジションでカメラを設定。
桜の近くから撮影するため、できるだけ絞る。
なるべく風が収まった時を見計らって撮影。


富士山がよく見えている。
狩宿の下馬桜と河口湖畔の桜は
開花時期がほぼ同じなので河口湖へ行ってみる。
撮影地「長崎トンネル」付近では車で一杯。
この場所は前日から場所取りも始まる。
しかし、桜に日が当たるのは8時頃なので、
陣取るなら忍耐と覚悟が必要。

桜はほぼ満開。
有名な撮影ポイントには多くの人がいるが、
8×10では近景の桜と遠景の富士山の両方に
ピントを合わせることができないので、
湖畔に降りる。
ここだとレンズをあおって絞ることである程度両方にピントを
合わせることができる。
富士山から雲が移動するのと、
風が収まるのと、
湖を行き交う舟が画面に入らなくなるのと
タイミングを見計らって撮影。
ここは周囲にも桜が咲いているので、自分の気に入った桜と富士山の
組み合わせを探して撮影するのも良いと思う。
なお、撮影時は気にならなかったが、
家に帰ってデジカメの写真を見ると
桜のボリュームが少なく少し寂しい写真となっていた。


河口湖大橋の北側にある「産屋ケ崎」も桜と富士山の有名なポイント。
しかし、撮影ポイントが限られているので場所を確保するのは難しい。
構図は「長崎トンネル」の有名ポイントと同じ様な形になるので、
8×10での撮影は厳しい。

国道137号を北上して甲府へ。
御坂トンネルを越えて下っていくと、桃と菜の花が目に入ってくる。
国道からはずれて車を適当に停めて撮影しようとする。
しかし、構図を決めようとすると鉄塔や電線、あるいは畑の農具や
シートなどが気になる。

ズームレンズが使えてフットワークも融通の利く一眼レフは、
構図が自由に変えられるが、8×10ではそうはいかない。
結局8×10での撮影は見送った。


釈迦堂や塩山の方にも行ってみたが、やはり同じ。
8×10で撮影するならもっといろんな場所を丹念に
探す必要がありそう。

この夜は東北自動車道 那須高原SAにて宿泊。

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