今日のうた

思いつくままに書いています

共謀罪=テロ等準備罪に 断固として反対します! (3)

2017-04-21 06:34:10 | ②一市民運動
NHKの「100分de名著」では、『人生論ノート』を書いた三木清を
取り上げている。ウィキペディアによると三木は

「1945年、治安維持法違反の被疑者高倉テルを仮釈放中にかくまったことを理由にして
 検事拘留処分を受ける。1945年9月26日獄死。
 GHQは三木の獄死を知り大きなショックを受けた。敗戦からすでに一ヶ月余を
 へていながら、政治犯が獄中で過酷な抑圧を受け続けている実態が判明し、
 占領軍当局を驚かせた。
 旧体制の破綻について、当時の日本の支配者層がいかに自覚が希薄であったのかに
 ついての実例である。この件を契機として 
 治安維持法の急遽撤廃が決められた   
 そもそも三木が獄中にとらわれていたことを親しい友人たちですら
 知らされないでいたことも、当時の拘禁制度の実態を表している」 
 (引用ここまで)

テロ等準備罪=共謀罪=平成の治安維持法が国会で論じられているこの時に、
NHKが三木清を取り上げたのは、この法案へのNHKなりの抵抗であると、私は考える。
放送の一部を引用させて頂きます。

「孤独は感情でなく 知性に属するのでなければならぬ。
 知性を煽(あお)ることはできない
 でも感情を煽ることはできる。

 孤独だけが個人の人格、内面の独立を守ることができる。
 そこに孤独の価値を見極めた」     (引用ここまで)

過剰に脅威を煽り、「感情」に訴える為政者の言葉に、騙されてはいけない!

また、TBSラジオの「荻上チキ・セッション22」に、私は絶大なる信頼を置いている。
この番組のスポンサーが毎日新聞やTBSなので、圧力に屈することなく報道
できるのだろう。
4月20日の放送では、国会の質疑応答を特集していた。
このデタラメさ! これで民主国家と言えるのだろうか?
ゲストの方が、なぜ今、テロとは名ばかりの、テロ等準備罪=共謀罪が必要なのか、と
問題提起をしていた。
安倍氏は「これがないと、オリンピックが開けない」とか、
「これがないと、国際組織犯罪防止条約(TOC条約)が締結できない」と言っているが、
今ある法律で十分に事足りるはずだ。
「テロ」の言葉に騙されてはいけない! 

(406)「『警察目線』で考えるテロ等準備罪。その本当の怖さは? 
     4月19日 週プレNEWS」」

http://wpb.shueisha.co.jp/2017/04/19/83318/

(407)「【4/19 法務委員会】憲政史上初。金田大臣隠しのため、
     数の力で刑事局長を代打に立たせる強行採決。
     山尾志桜里 共謀罪に関して安倍総理と金田法相に質問  
     YOU TUBE(動画あり)」

https://www.youtube.com/watch?v=Hk9sFLhxCcw

●安倍氏の答弁を聞いていて、腹が立ってきた。 是非、ご覧ください!
 冗漫、不真面目(にやにやしながら相手を揶揄し、仲間の笑いを誘う)、
 矛盾、傲慢、強引……。

 広辞苑によると、そもそもとは

(1)ことの初め。第一。
(2)ある事柄を説き起こすときに使う語。元来。
(3)一体。もともと。

明鏡国語辞典によると、

(1)ことの初め。第一。
(2)」ある事柄を説き起こすときにつかう語。元来。
(3)一体。もともと。

 2つの辞書に、安倍氏が使った「基本的には」という意味はない!
 自分の過ちを認めずに、まるで相手が無知であるかのように笑うのは、観ていて不愉快だ。
 山尾さんが最後に言ったように、「この法案は百害あって一利なし」。
 直ちに廃案にすべきだ!

 この法案が通ってしまったら、日本は本当に民主国家ではなくなってしまうだろう。
 なぜ今、テロとは名ばかりの、この法律が必要なのか?
 なぜ安倍氏は、こんなごり押ししてまで、この法案を通そうとするのか?
 
 2015年4月4日の私のブログ「イラク派遣の教訓(オピニオン)」の中の
 山崎拓さんの次の言葉を思い出した。

 「首相は、安保政策で政治的実績を残したいのでしょうが、首相に一貫して見られるのは
  【タブーへの挑戦】 という
  政治家としての美学です。
  歴代自民党政権が【集団的自衛権は行使できない】としてきた政府見解を
  解釈改憲で覆した。
  それはまさに【アリの一穴】なのに、首相はその危うさに気付いていない」 
  (引用ここまで)

 【集団的自衛権は行使できない】は、今まさに
 【共謀罪は成立できない】に取って代わろうとしている。
 (それ以前には、【特定秘密保護法】しかり)
 そして次には、憲法改正の突破口ともなる
 【緊急事態条項は成立できない】が待ち受けているのだろう。
 「災害」の言葉に騙されてはいけない!
 そして、これまで歴代の総理大臣がなし得なかったことを全て成し遂げて、
 歴史に名前を遺すつもりなのだろうか。

 2015年4月4日の私のブログ「イラク派遣の教訓(オピニオン)」を、
 再度、載せます。
              ↓
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/034c7f9f5c579be97fd4ed6d3a69de1e

(407-2)「テレ朝・玉川徹のツッコミに自民党が共謀罪の正体をポロリ
      『目的はテロ対策じゃない』『市民の座り込み抗議にも適用』 
      4月21日 LITERA」

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0421/ltr_170421_6596308234.html

とても分かりやすく書かれています。是非、お読みください。
 
 (408)「【 #金曜国会前抗議 】
      共謀罪」が実質的に審議入りしました。
      与党はテロ対策と欺き、法案の成立を目指しています。
      監視社会を生み、萎縮を及ぼす恐れのある法案を通してはいけない。
      反対の声をあげ、4回目の廃案に追い込みましょう。
      日時:4月21日 19:30〜
      場所:国会正門前」  今日(4月21日)です!
          ↓

(画像と文をお借りしました)


(409)「首相『維新は利用できるからいい』 側近に明かした本音 4月19日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK4F3JMKK4FUTFK004.html?_requesturl=articles%2FASK4F3JMKK4FUTFK004.html&rm=458

●山口さん、そろそろ決断の時では?
 将来に禍根を残しますよ!












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