今日のうた

思いつくままに書いています

辺野古で何が起きているのか

2015-04-06 10:47:13 | ②一市民運動
2015年4月4日の「報道特集」では、「辺野古で何が起きているのか」と
「パラオに沈む日本船」を特集していた。
辺野古移設に反対する住民の海上での抗議行動に対し、海上保安庁のやり方は
目を覆うものがある。私にはこの映像が、暴力・弾圧にしか見えなかった。

また4月5日には、翁長(おなが)沖縄県知事と菅官房長官との初めての会談があった。
6日の新聞に、菅官房長官の次の言葉が載っていた。

「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の沖縄誘致は、なんとしても沖縄という
 思いで取り組んでいる」

冒頭のこの発言は、沖縄の人たちの顔を札束で叩(はた)くようなものだと、
私は強い憤りを覚える。

その後の経過は・・・
「USJ沖縄進出撤回 沖縄県民は… 2016年5月12日 琉球新報」

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-277352.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook

「報道特集」の中で、古謝(こじゃ)美佐子さんが「黄金(こがね)の花」を歌っていた。

 黄金でその目を汚さないで 黄金の花はいつか散る
 黄金で心を捨てないで 本当の花を咲かせてね

心にずしりと重く、涙が出た。
ネーネーズの「黄金の花」をブックマークに入れましたので、是非、お聴きください。
(削除されました)

4月8日、9日に、天皇皇后両陛下はパラオ共和国にあるペリリュー島を訪れる。
「パラオに沈む日本船」は、次回にします。

追記1
翁長沖縄県知事から、「粛々と工事を進めていくという表現は上から目線」と批判された
菅官房長官は4月6日の会見で、「不快な思いを与えたということことであれば、
使うべきではない」と述べた。
そして今後は使わないという考えを示していた。

そもそも広辞苑によると粛々とは、
①つつしむさま。
②静かにひっそりしたさま。
③ひきしまったさま。
④おごそかなさま。

辺野古での工事中止をめぐる混乱から、どうして「粛々」という言葉が出てくるのだろう。
住民の反対運動は全く目に入らない、無視するということなのだろうか。
菅官房長官の言葉はもっともだと思う。

これは苛めにも通じるが、たとえ苛めていないと主張しても、相手が苛められていると
認識したら、れっきとした苛めである。
また、相手が不快に感じ、嫌な思いをすると理解していて言葉を使い続けることも、
れっきとした苛めである。

8日の参院予算委員会で安倍首相は、「粛々」という言葉を用いていた。
意図的なものだとしたら、これは沖縄県民に対するれっきとした苛めである。
知らなかった、気がつかなかったというのであれば、沖縄県民をあまりにも
軽視した言動である。
訂正して済むようなことではないと、私は考えます。
(2015年4月9日 記)

●5年間を日本で過ごしたドイツ人ジャーナリストが、この間の凄まじい日本の変わりように
 危惧を抱いています。知らぬは日本人ばかりなり・・・ということにもなりかねません。
 内田樹さんが翻訳をされてブログに載せているのをお借りしました。
 ブックマークに入れましたので、是非、ご覧ください。
(2015年4月12日 記)
          ↓
http://blog.tatsuru.com/2015/04/10_1343.php

追記2
上に書いたドイツ人ジャーナリストのことが、2015年4月28日の
朝日新聞に載っています。
独紙フランクフルター・アルゲマイネのカルステン・ゲルミス記者の、次の記事が2014年
8月14日に掲載されました。

「安倍政権が歴史の修正を試み、韓国との関係を悪化させているうちに、中韓が接近して
 日本は孤立化する」

これに対して坂本秀之・在フランクフルト日本総領事が本社を訪れ、抗議したという。
総領事は、中国のビザ取得が目的だったのだろうと指摘したうえで、
「中国からの賄賂が背後にあると思える」と発言したという。
総領事は(朝日新聞の)取材に対し否定したが、その時に応対したゲルミス記者の上司は
「私は彼に何度も確認した。聞き違いはあり得ない」と話している。
事実とすれば、国際問題になりかねない。

また、米主要紙の東京特派員は、慰安婦問題に関する記事で引用した識者について、
在米日本大使館幹部から、人選を細かく批判する電子メールを受け取ったという。
特派員は「各国で長年特派員をしているが、その国の政府からこの人を取材すべきだとか、
取材すべきでないとか言われたのは初めて」と話している。

日本は、国際的に孤立してしまうのではないかと危惧します。
(2015年4月28日 記)
コメント
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