触れておきたい。
キャピタルS
レースの流れはニシノデューが厳しく引っ張った影響もあり、
1馬身半程のハイゾーン競馬。
そのため絶対実力値もGⅢクラス以上でまずまずの内容である。
キンシャサノキセキはこれまで高い評価をして来た馬だが、今回は
抑え評価としていた。レースの流れに上手く乗り結果が伴ったが、
やはり基本的には1400M以下、平坦高速決着の馬だ。
高松宮記念は馬場があれる傾向にあるだけに不安があるが、その先の
京王杯SCなどはこの馬のためのレースになるかもしれない。
猿でも本命にするエアシェイディは今回も2番以下に2馬身程の差を付けた
相対実力値だったが、如何せん結果が伴わない。
マイルCSでも最も優秀だったスズカフェニックスと東京であれば互角の
力を保持しながら、運がない。現状まだ能力は全く落ちていない数値だが、
来年は7歳どこまで能力を保てるかだろう。
安田記念を上手く流れに乗って走る姿を最後に見てみたい。掲示板には来る。
マイネルスケルツィは高速決着しか走らない。今後もこの点が重要なポイント。
トウカイオスカーあの凡走は実力ではないが、まともに走ってもココでは
通用しない危険な人気馬だった。
出走馬の中で妙味ある適性を感じているのはヴリル。
この馬、良馬場限定で平坦のスプリントに出てきたら人気に反発するだろう。
その機会をひっそり待ち望みたい。
京阪杯
レースの流れは極めて遅いと言える約3馬身程のスローゾーン競馬。
勝ったサンアディユは実力値観点(物理上)では57キロでも十分お釣りが出て勝てる
計算だったが、牝馬の57キロとなればそんな単純なものではない。
通常以上に評価出来るものだっただろう。この馬は本当に強い。
復帰を楽しみにしていたカノヤザクラはいい走りだった。
ただ、とにかく鞍上のあの手綱捌きには目が点になった。
まともなら楽に勝てただろう。非常に、次走も心配である。
ブラックバースピンはここ芝2走とも自分の想像以上に好戦しているが、
引き続き芝では興味がない。この2戦ともに鞍上が荒れた内馬場を
1頭走らせているのは、見逃せない。
中山のダート1200Mで才能は爆発する。是非、年明けのガーネットSを
快勝して(出走願う)2008年は新しいブラックバースピンを見せて欲しい。