先週の中山12Rは気楽にフクノグリュック-タイセイラナキラ固定で勝負し、
まさかの成立と思ったがそう甘くはなかった。
フクノグリュックはあのスタートが切れて馬券にならないのは鞍上の力量不足。
しかし、それだけで評価したわけじゃないが、近年馬具を
変えて来た馬がやけに走るように感じている。
阪急杯はペイシャフェリシタが、あれだけ頑張ってくれれば満足。
中央場所の中で阪神の芝&ダートは近年明らかに異質。単純に時計が速い。
だから1200Mかつ軽い小倉の馬場で好走した ダイアナヘイロー、ニシノラッシュなどの
好走は納得がいく。
先日も書いたが、今後も阪神で時計(上がりも)が標準より速い馬は次走も特に注目が必要。
挙げればキリがないが、昨年の皐月賞で本命にしたアルアインも毎日杯の
内容がかなり良かったため評価出来た。
中山記念の印象はデムーロのやらかしだけ。数字通りまだ完全に冬眠中。
決して能力が突出していない馬が良馬場中山1800Mで36秒以上の上がり要して残るというのは、
大方は後ろの判断ミス。それも2頭該当するのだから色濃い。
スローゾーンで幾ら脚を溜めても、所詮3ハロンで使えるエネルギーは限られているだけに、
あらためてレースの流れに乗る重要性を感じさせてくれた一戦。
今年は数字通り、横山典Jの騎乗が素晴らしい。
誰よりも早くに危険察知が早く、標的も明確な騎乗が印象的。
ミッキースワローの前走などは彼だからこその2着だろう。
現時点2018年は単勝プラス回収騎手だ。
他で今年印象的な騎手は川田J、浜中J、藤岡兄J、松山Jあたりだろうか。
安定という意味では、もう川田JはNo1の日本人騎手だろう。
浜中J、藤岡Jは池添J以降に注目した二人の騎手だったが、ようやくここに来て
安定感が出て来たか。特に藤岡兄Jは今年がトップジョッキーへの正念場。
まあでも今は松山Jが1番いい。
さて、今週は大注目の弥生賞をたまたま生観戦出来る。
馬券は買わないだろうが、今から楽しみである。
3強は数値的にグレイルやダノンマジェスティなんかよりも
1ランク上だけに、期待通りの熱戦が繰り広げられるのか。
中でも今回注目したいのはオブセッション。
先程、少し強引にアルアインの名前を出したが、この馬は2歳の時点で
毎日杯以上のパフォーマンスを見せてしまった。
状態に問題なければ、春はアドミラブルぐらいのパフォーマンスは期待できるはずだ。
中山コースは決して歓迎タイプではないだろうが、どこまでの
成長力があるのか今後極めて楽しみである。