たまには、早くに最終決断を。
近年のJCはスローペース症候群のせいもあるが、
出走馬全体のレベルは多くの年で落ちており、
今年も3着争いはスローならば実力値54程度で十分圏内となる。
つまりGⅢクラスでも十分ということだ。
ただ、ここで重要なのは瞬発力を生かして、それを記録しているかが
重要となるのである。
ラブリーデイは2400Mでもメンバー中2位の数値57.5を持っているが、
やはり東京となると少しでもペースが落ちての瞬発力勝負の方が
成績は安定するのかもしれない。
トリップトゥパリスは持ち時計やアイヴァンホウを物差しにすれば
ここで走っても何ら驚きはない。
ただ中2週で3200Mを走り、中3週でJCはさすがに厳しいのではないか。
ペルーサも札幌日経OPの実力値だけを見れば、ここでも面白くなるのだが
先に触れたようにレースレベルが上がると瞬発力が落ちているから厳しくなる。
ラストインパクトの今年のレースはどれも今回に向けては参考にならない。
ただ昨年のLAST3戦からすると、緩やかでも成長があり、ここでムーアJとなれば
3着争いは可能だろう。少しでも先行することが必要にはなる。
イラプトは昨日触れた通り、無条件で買っておきたい。
ダービーフィズもかなり高い実力値は持っているが、それは瞬発力で刻んだことがない
差し馬だから厳しくなる。
サウンズオブアースはスローばかりの経験だから、まだ隠れたギアある可能性もある。
実力値的には掲示板争いは可能であり、瞬発力もメンバーの中では悪くない。
デムーロJがかなり巧く乗って来そうな気配があるが、どこまで。
ミッキークイーンは数字だけ見ればスタミナと瞬発力にやはり疑問がある。
ただ、数値には表れない瞬発力と斤量の恩恵が今日はどこまで形となるか。
あまり控えるような競馬になると、差し負けるシーンもありそうだ。この馬そんなにはキレない。
ゴールドシップは週中から体調の良さ、先行策が耳に入ってくる今回。
この1年で33.9と34.4の上がりを使ったことがあるが、それは1000万クラスの
走破タイムだった時だ。
あくまで決着タイムが速くなる展開にならないと出番はない。
ヒットザターゲットこそ実力値は55で瞬発力もあるから穴の典型例。
しかし中間一頓挫があったこと、得意の内枠でないだけに割引だろう。
ショウナンパンドラは血統的にも距離延長は不安だらけだが、オールカマーと天皇賞の色々な数字を
見る限り、今回はこれが一番強いと判断するのが本来筋か。
内で競馬をしたいタイプだが、それを意識し過ぎると位置取りを下げ過ぎる危険があり、
鞍上の手綱捌きは馬券度外視で注目。
イトウは日本では逃げれないだろうし、逃げても平均ペースならば厳しいと見る。
カレンミロティックは馬場や展開がどうこう以前に、関東への遠征が未だ鬼門ではなかろうか。
アドマイヤゼウスは3回連続の8枠は痛恨。実力値、瞬発力、鞍上からして内枠なら
勝ち負けまで持ってくる可能性は本来ある。
思い切って先団に取り付くケースもありそうだが、心配なのは折り合い。
最終的には下げて内を突きそうだが、それでは今回も間に合わなそうだ。
ナイトフラワーは少々掴みにくい。ただここへの本気度と3歳牝馬というだけで抑えが必要となる。
◎ ミッキークイーン
○ ショウナンパンドラ
▲ イラプト
△ ラブリーデイ
注 ラストインパクト
× アドマイヤデウス、ナイトフラワー、サウンズオブアース