今年は最後上手く時間を活用することが出来ず、まとまりが
悪くなってしまいました。
コメント頂いております皆様への失礼深くお詫び申し上げます。
今年はさすがに潮時で継続は難しいだろうなという気持ちがありましたが、
気が付けば今年も一年楽しく競馬に関わることは出来たのは、
いつもの皆さんの存在があったからだと感じさせて頂いております。
いつもながら本当に有難う御座いました!
よいお年をお迎え下さい。^^
明日はいよいよ東京大賞典ということもあって、ジャパンカップダートも
少し振り返っておきたい。
ここまで今年の芝路線はやや低調な決着が続いていたが、
ダート路線はやや役者的に地味にあるように思うが、
トランセンド、シルクメビウス、キングスエンブレムの
築いて来た走りはとても優秀だっただけに、揃って内枠に
閉じ込められた点からしてもレース内容に興味があった。
結果から言えば、今回のレース内容も非常に高レベル。
レースの質としては決着タイム、上がりが示す通り
かなり軽いスピードの持続力勝負となっていた。
こうなれば、芝も走れるような軽いタイプ、または短い距離からの
参戦組みが非常に有利となるが、勝ったトランセンドを除いての
好走した伏兵陣は正にその類いであったから面白かった。
この点を事前に予測して馬券を購入した者にとっては、
人気が示す以上に容易だったのかもしれない。
実際その通り8,11番人気が突入しながらこの配当だから頷けるもの。
このようなレース質になったことからも、データが示す以上に
後ろからの競馬をせざるえない内枠のシルクメビウス、キングスエンブレム
には厳しかった。
特にキングスエンブレムの福永Jはこういった競馬になることを
予想しての素晴らしい出足であったように思ったが、同馬自体の
体内時計が経験的にも緩いため耐えられなかった。
兄ヴァーミリアン以上に、基本はゆったりした流れで切れやスタミナを
生かして良さが出るタイプなのだろう。ただ、こういった競馬を経験
することで対応力に幅が出て行くものと期待したい。
シルクメビウスは厳しい競馬だったとはいえ、少し勿体無い競馬で
あったことも確かであり、ここでの乗り変わりは当然だろう。
あの仕上がりでも、もう少し際どい勝負は出来ていたはずだ。
トランセンドは逃げればまず崩れないから、今後も頼もしい。
馬券はエリザベス女王杯同様全く購入意思が無かったが、
またもや直前でシルクメビウス-トランセンド2頭軸の3連複馬券で撃沈。
>林間ジョッキーwith大木優紀さん
ノアネタ笑わせて頂きました。(笑)
ギャンブルって所詮そんなもんだと思う機会は少なくありません。(^^;
しかし、海外競馬を経験した馬は、どことなく頼もしくなる傾向が
あるので、今後も引き続き要注意ですね。
キングスエンブレムは基本、トライアルタイプなのかもしれませんね。
ただ地方もこなせると思うので、2000Mでどんな競馬をするか
一度早く見てみたいものです。意外と次走が狙い目かもしれませんね。^^
さて、東京大賞典に目を向けると・・・例年よりは馬券を
買えそうなメンバー構成であるのは間違いなし。
鍵となるのは、やはりスマートファルコンの取捨。
基本的には大井は向かないと感じるが、元々強かったとはいえ、
とにかくこの2戦は恐るべき内容。
この馬に何が起こったのか。。
簡単に考えれば逃げて実力倍増ということなんだろう。
経験的にまずいきなりは無理なんだろうが、ゴルドブリッツという馬は
今後どのようになって行くのか注目である。
強い強いフリオーソやシルクメビウスに早い時期に大井で揉まれるのは
大きな糧となるはずだ。
仕事を抜け出して行く価値はありそうだ。
豪華メンバーが揃った有馬記念が無事終了した。
ただ、あくまで人それぞれ解釈は違うが、ここ数年いや自分が目に
して来たG1では最も脱力したレース内容であり、日本競馬の暗い実情を
集約化したようなレースだった。
日頃から馬券の当たり外れ関係なく、自然体でその現実を素直に
受け止めることが最も競馬に関わる上で重要なことであり、
それが無理なく出来るのが競馬というものだが今年の
有馬記念に関してはとても納得が行かない。
レースの流れは大方の予想通りの4馬身のスローゾーン競馬。
確固たる逃げ馬不在では致し方ないし、これだけの豪華メンバーが揃うと
競馬はえてしてスローに陥り凡戦になったりするもの。
またそれで大波乱の結果になったりするのも、競馬の醍醐味である。
そんな例などしては、昨年エリザベス女王杯などが良い例で素直に
受け止められるものだった。
http://blog.goo.ne.jp/keiba_philosophy/e/605e283572142fea34814f4a5b6d16c8
今年の有馬記念、もしブエナビスタの存在が無ければ映像、記録的にも
恐ろしく淡白なレースだった。
その原因を作り出したのは三浦Jの逃げ1つである。とても醜い逃げだった。
この日の中山は十分に時計が出る馬場ながら、必要以上に抑える場面があった。
そう、それは13秒台のラップを2度刻んだところ。ここが全てだった。
先におさらいしておかないといけないこととしては、過去にも13秒台の
ラップを刻んだことはあるが、その時と大きな違いはそれまでにかなりラップを
刻んでの一呼吸、または馬場が極めて悪い年のものだった。
だから、今年このトーセンジョーダンの実力、何より特性からしてここで
ラップを緩める必要は一切なかったわけであり、それが自身としても
致命的な判断だった。繰り返しとなるが、問題と考えるのは馬の個性を
全く考慮しての騎乗が出来ていなかったということだ。
コースは違うとはいえ、東京を30秒で走った馬がここで33秒掛けて勝負する
必要はないのである。もしこれが番手からの競馬であれば、原因追求は
少し厳しいかもしれないが、逃げた以上の責務何よりチャンスを逃した。
そんな中でレースの流れを読むのは当然、個性を掴んだ騎乗を見せたのが
ルメールとデムーロである。ペースをこれ以上緩めてもラストに使える
脚の限界は決まっているのを熟知しているからの判断だった。
また、この二人に関しては乗り変わり、三浦Jは反対に継続だったから
余計に問題の根は深い。
この部分だけは憶測になるが、ルメール→デムーロの意識的な玉突きが
あって最後は5ハロン厳しいラップを刻んでいるが、もしそれが無かった場合
もっとレースは淡白に映り、トーセンジョーダンも離されていたことだろう。
この馬自体実質今回の34秒中盤の脚が限界であり、あの2ハロン
26.9を掛けたところで1秒ぐらい短縮させていても、この馬の脚には
変わりなかったと考えられるし、何より結果1,3着馬などの最後の脚には
異変が生じていたに違いない。
逃げたまでは良かったが、どの馬でも同じような逃げになるのは、
全く馬の性質を海外騎手と違って研究していない証拠の表れである。
ペリエが3連覇した時までのものは馬の能力含めて求めるのは強引だが、
せめてアンカツが魅せた年のような判断は必要だったと思われる。
くしくも、展望でも少し触れていたがトゥザヴィクトリーが3着に
粘った年とほぼ同一ラップであり、馬場傾向も似ていた年だった。
そしてそのレースで逃げていたのがトゥザヴィクトリーなのである。
何処の誰が、トーセンジョーダンとトゥザヴィクトリーを同性質と見るだろうか。
もし仮に今年、エイシンフラッシュやネヴァブションが逃げて、
このように溜めに溜めていればそれが適性を確かに汲み取った好騎乗
となるのである。
これだけ外野にとっても適性が掴み易い実力馬で、ある程度騎乗機会に
恵まれた騎手が2010年末になっても、このような騎乗になることは
日本競馬の問題を集約していると言える。
技術、精神以前にとにかくある程度理詰めの研究が足りていない
表れと取られても致し方ないものである。外国人騎手が如何に
研究に時間を割くかはもう周知の事実なのだから。
2010年は一層有力馬を外人が手綱を取る機会が増えた。
それも、かなりビジネスライク的にだ。厩舎や馬主も生き残るのに
もう気を遣ってはいられない。
上位を走る有名トレーナーなどは賢いから角を立てるような
発言を慎んでいるが、心の中で思うものが、はっきりと形に
なって出てきている現状に危機感を持つことが本当に大事である。
外人騎手が上位を占める割合が高まって来たことに、
嫌悪感を示す年齢層があることも現実だ。売上減の1つの要因でもある。
今回は三浦J一人を非難することになってしまったが、掘り下げれば
我ら競馬ファンの目にも重大な責任がある。
審議や降着制度などの問題も当然大事であるが、もう少し厳しい目で
日本人騎手の騎乗を注目して声を上げていくことなどの方が今は必要だ。
回避馬ローズキングダムが出ていれば確実に好走していたと
思われるような、レース内容になるのはあまりいいことではない。
ここ数年有馬記念では大負けしているとはいえ、とても清清しい
レース内容が続いていただけに、尚更今年が引っ掛かったのである。
締めのG1の回顧がこのような流れになるのは残念ではあるが、
今年の正直な感想だ。
>マスオアシスさん
少しお久しぶりになります。^^
色々とお忙しいかと思いますが、今日一日だけは
お互い一時開放された気持ちの中で精一杯楽しみしたいですね!^^
マスオアシスさんにとりましても、良い有馬記念を!
またブログの再開楽しみにしております。^^
>信州人さん
大変にご無沙汰している中で誠に有難う御座いました!
普段、共有できる機会が失われやすい時代で、有馬記念1つで
またお会い出来ることは本当に嬉しいですし、その存在の
偉大さをあらためて実感するものです。^^
もう今となっては珍しいことではありませんが、信州人さんと
印はガチガチに被ると思います。^^心強いものです。
また何より倒置手法には参りました。(笑)
自分の浅い思考と好き好みを完全に見抜かれております。(^^;
お互いの馬券が実ること願っております!^^
>煉獄さん
本当にまた1番を引いてしまいましたね。(^^;
JCと大きく違うのは人気とコース適性、そして体調でしょうか。全て上昇。
ただ、あえてここは逆らってみたいと思います。
隣のネヴァブションやフォゲッタブルでも十分ヴィクトワールピサには
太刀打ち出来るのではという考えです。^^
しかし本当に全馬整った枠ですね。(^^;レッドディザイアをローズキングダムの
枠に入れてあげれば完璧だと思います。(笑)
煉獄さんにとりましても熱い有馬記念を!^^
>林間ジョッキーwith大木優紀さん
こちらは、熱いシャワーを浴びてらっしゃるセクシーな姿を少し想像してしまいました。(^^;
林間ジョッキーwith大木優紀さんの場合、シャワーより風呂で精神を研ぎ澄まされるイメージが
あるのはナイショです。(笑)
冗談さておき、確かにレッドディザイアが最も人気に妙味が出ていると感じます。
ここで好走するようだと本当に脅威的な精神力の持ち主ですね。^^
自分も思い出のレース3つあげれば1つが、その93年の有馬記念ですね。^^
ただただ単純に、こんなことが起こりうるのかと暫し放心状態だったのが
記憶にあります。
不思議とブエナビスタ以外の狙い目想像出来ておりません。(^^;
うん?ヴィクトワールピサなのか・・・
最終予想の方是非、楽しみにしております。^^
>美浦のブルボンさん
早速、最終決断の方を拝見させて頂きました。^^
ほぼ全て自分のピックする馬達と重なっておりましたが、
1頭だけ相違していてそれが最高評価には少しビクついております。(^^;
外れるにしてもエイシンフラッシュが今回爆発した結果が一番自分には
堪えることになりそうです・・・(^^;
良い誕生日プレゼントになれば一生忘れることが出来ない存在に
なりそうですね。^^
今年も良い一時をお互い楽しみましょう!
>wiさん
もう、おはよう御座いますですね。^^
初志貫徹ですね!
うーん、ダノンシャンティは単勝でこそ買い目だと思います。^^
wiさんの実力、傾向からしてどちらも凡走するとは考え難い。恐いなー。(^^;
一週間落書き帳にお付き合い頂きまして有難う御座いました。^^
今日の夕方には赤っ恥帳になる可能性の方が遥かに高いのですが、
それも1つの醍醐味です。(笑)
また温かいお心遣い有難う御座いました。^^
では、お互い今年もいい夢を見ましょう!^^
さて、まだ職場ですがこれから帰って仮眠後、最後にまだ加味していない
調教と厩舎情報に目を通して買い目を決めたいと思います。
馬の選択よりも今回は最後買い目に頭を悩ますことになりそうです。
ここ数年でも今一番の体調不良に襲われておりますが、幸運なことに
久しぶりにこれ以上なくじっくり検討が出来たと思います。
結果抜きにしてこれだけ検討出来ると尚更レースが楽しみになりますし、
今後のレースにも繋がっていくと実感している次第です。
とにかくドリームジャーニーの取捨が一番悩ましい。。
皆さんにも全く触れられない傾向からしても、もう駄目のなのか。
昨日早朝から目にしたローズキングダムの回避は非常に残念だった。
この馬のファンは当然だが、リスクを背負って削ろうと考えていた馬券者に
とってもアプローチは一層難しくなった。
また中でもペルーサやヴィクトワールピサなどの旨みは全く無くなっていく。
こうなれば馬券的にはブエナビスタの存在がかなり目障りになるというのが
正直なところだが、有馬記念でこのような考えは品を著しく欠くものであり、
欲に目が眩んだ自分を恥じないといけない。
ともあれ、今回は軽度といえど疝痛は1度引き起こすと厄介なだけに、
今後長く健康でいてくれることを願いたい。
来春のローテの組み方は疝痛に関係なく難しいタイプにも映るだけに
とても興味がある。
【ブエナビスタ】
今更触れるまでもないというところだが、意外とこの馬については
深く触れたことも考えたこともない。ただ純粋にバランスが取れて強いだけだ。
ビワハヤヒデやダイワ妹のように凡走が無いというのが一番見事であり
真の強さの基準と捉えてもいいのかもしれない。
父スペシャルウィークが距離を決定し、母父カーリアンが程よく耐久性を
植え付けているから、この中山2500Mは得意条件。
昨年の同レース、宝塚記念は共に2着だがこれは絶対人気馬の宿命でも
あったのだろうが、ハイゾーン領域に入り込みすぎた騎乗の問題だった。
それぞれのレースを勝ちきった馬の位置取り、能力性質が重なっているのは
その裏づけでもある。
特にハイゾーン競馬への危険察知が長けているスミヨンだから、今回は
ギリギリのラインから早めに前を捉える競馬で万全だろう。
不安要素は体調と鞍上の必要以上にかけられたプレッシャーのみ。
持続力 9
瞬発力 9
現状評価 〇
【ダノンシャンティ】
この人気なら無条件で買いだと思われるが、やはり中心視は避けたい。
ただ、この厩舎がここに駒を進めてきたという事実は非常に重みがある。
まず、体調は問題なくこの初めての距離でも勝算ありということなんだろう。
確かに色々な角度で考査してみたが、ダイワ兄弟、キングカメハメハ、
ドリームパスポートなどと関連が強い能力性質を既に発揮しているわけだから
尚更脅威である。
しかし、やはり今回はスローが希望とはいえ単純な部分となるが折り合いに
苦労してレースが終わってしまう可能性があるのではないだろうか。
どうもそのような雰囲気がある。
またこの時期の中山芝も一番難敵だと考えられる。
とあれ注目の一戦だ。
持続力 8
瞬発力 10
現状評価 ×
気負い空回り。豪快に体調を崩して薬漬け中です。 現状評価 ×
いつもお世話になっている皆様も、一層のご自愛のほどお祈り申し上げます。
【ローズキングダム】
本日の枠順発表で、またもや絶好枠。スローゾーン競馬が濃厚の中で
今回もやや前目内々を回ってくれば、結果はある程度付いてくるというのが
安全なジャッジだろう。
ただ今回はJCのナカヤマフェスタ程の感覚はないが、人気を踏まえても
危険と捉えたい。ただ、2歳時から触れているように抜群の勝負根性で
あるだけに、人気を下回る着順になったとしても掲示板前後だろうか。
評価を下げた理由には、やはり持続力を疑いたい。
厳しいレースになったとはいえ、朝日杯はマイル戦だからこそ最後の
2ハロンの爆破力でねじ伏せられた。同馬の位置取り自体もスローゾン領域。
また通常、持続力が問われる菊花賞も今年は軽めのラスト4ハロン決着だった。
スローに流れたとしても腐っても有馬記念、坂越えのラスト4ハロン勝負、
場合によって5ハロン勝負にもなるので問われる要素は随分と変化してくる。
春先は体調がイマイチだったように思うが、やや物足りなかった中山2戦は
重めの持続競馬だった。
持続力 6
瞬発力 10
現状評価 ×
【レッドディザイア】
あらためて、この馬の戦績を振り返れば実に潔いよいというか、
その挑戦志向に敬意を表したい。
また、そんな中でも凡走は明らかにローテーションが苦しかった
ドバイワールドカップだけだから中身も濃い。
全てにバランスが取れた素晴らしいタイプだ。
ブエナビスタと常に競り合って来たことからも、同じような性質タイプと
考えていいだろう。血統的に見れば、寧ろそれが自然だ。
万全では無く、この外枠ならば厳しいことは確かであろうが、同馬の
ここへの適性と鞍上の手腕、そして人気を考えれば無条件で
最低抑えでも買わないといけない存在で間違いない。
持続力 7
瞬発力 7
今日は8時起きの出勤前に医者。
スパルタな状況だが、有馬記念を考えれば少し疲れが飛ぶから
恵まれている。
【エイシンフラッシュ】
馬の適性を決め付けるのには最もまだ難しいタイプというのが
正直なところだが、ここに来てそうは言っていられない。
馬の状態、成長力の関係もあるだろうが、実力値の順序としては
神戸新聞杯>ダービー>JC>皐月賞となっている。
注目要素は、この順序がペースと相応の関係にあるということだろう。
今年はほぼ間違いなく緩むとはいえ、神戸新聞杯程までの
楽な展開には成り難いと考える為、ここでは軽視したい。
持続力 6
瞬発力 9
現状評価 ×
【ジャミール】
戦績が示す通り、この条件は得意分野であるがオールカマー、
ステイヤーズSからの出走馬で同馬より強い馬が明確に存在
する中では、やはり人気通り厳しい。
アドモイヤモナークのような競馬で台頭の余地ありだが、その
展開を期待するのはも難しい。
持続力 8
瞬発力 6
現状評価 ×
【メイショウベルーガ】
基本的な適性はオウケンブルースリと似ている。
また、こちらは坂や重い馬場を苦にしない強調材料がある。
しかしながら、致命的な材料もあり、それはコーナーでの加速の鈍さ。
落ち着いたペースが予想される有馬記念では尚更これは
響くに違いない。
持続力 8
瞬発力 7
現状評価 ×
昨日の競馬でテイエムオーロラは残念な結果となってしまった。
普段、あれぐらいの大きな故障だと倒れこんでしまって、時に
大きな惨事を引き起こしてしまう場合があるが、最後まで頑張って
くれた同馬に感謝しないといけない。安らかに眠って欲しい。
あらためて、全馬無事完走の今年最後のG1を強く期待したい。
さて有馬記念の醍醐味は昨年や一昨年のように、その年最後の
レースで全馬全ての力を発揮出来るような消耗戦になった時こそ、
素晴らしい競馬に映り、また例え馬券を外したものも納得する。
そんな意味でもアーネストリーの出走回避は各方面に与える
影響は大きいと思われる。本来、レッドゾーンのタイプも
展開が緩めば、総合力で何とか勝負になってくるのだから
予想的にも難しくなった。
ただ、買うべきタイプは段々と見えてきている。
マイルまでが絶対値優先でいいなら、やはりこの条件は消耗戦に
強いという適性が第一だ。
出走予定馬を再度見つめ直しておきたい。
今週だけは他を割いてでも有馬記念の検証を毎日書き記しておく
意気込みだが果たして。。
【ネヴァブション】
この秋、東京で強い相手2戦で好走しながらも前走はパッとしなかった。
それは、何度か触れているが適性距離の短縮化始まっているのが
大きい。若い時はかなり粘り強さがあっただけに、この有馬記念への
出走は残念にも3年遅かったと思われる。
ここで来るようなら、宝塚記念で最際どい勝負にもなっていたはず。
騎手が良い上に、舞台経験があるだけにスローに落ち込めば、
当然チャンスは出てくるが人気薄とはいえ、強気に勝負は出来ない。
持続力 8
瞬発力 7
現状評価 ×
【トゥザグローリー】
前走は圧巻の内容。あのペースを前々で運んで33.6の脚を
繰り出しているのだから、計り知れない未知の部分は大きい。
ただ絶対値としてはお世辞にも高いとはいえず、厚く買うには至らない。
母も好走した有馬は極度のスローゾーン競馬であっただけに、
父キングカメハメハではやはり距離が壁となってくる。
持続力 7
瞬発力 7
現状評価 ×
【ヴィクトワールピサ】
言うまでもなく中山のコースの適性はメンバーでも最上位クラス。
ただ、やはり課題は距離克服。誤魔化しが利くコースとはいえ、
JCも100点満点の騎乗ながら最後は一杯一杯。
これだけの面子になると、やはり再度内枠を引き当てて如何に
ロスなく競馬が出来ての際どい馬券圏内争いだろう。
凱旋門を見てても、かなりレースに対して前向きになっているので
惨敗はないと思われるが、外を回されるようだと厳しい。
スローに流れて、内々が生命線。
持続力 9
瞬発力 7
現状評価 ×
【フォゲッタブル】
G2での中途半端な人気でのデムーロなら、何かをやってくると思っていたが
案の定の内容だった。まだ最終調教や情報を見ない限り判断は出来ないが、
古典的なかなりの叩き上げタイプであるため、前走は言わば計画的な
カンフル剤になっている可能性は大きい。
着順は昨年より汚くなっての参戦だが、実力値は寧ろ上昇。
前走もメンバー中、一番強い値が出ている。
基本は厳しい流れを昨年のように捲り上げる競馬が理想だが、
今年はそれが難しいようなら前々で自らラップを作れば十分馬券圏内。
ただ、この鞍上だけは出たなり要素が強いだけに掴み難いが。
持続力 9
瞬発力 5
現状評価 〇
【オウケンブルースリ】
一説によると、この秋2戦はレース中に違和感を感じながらの
走りだったということ。
それで、ここに参戦なのだから状態は良くなっていると解釈したい。
また、血統的にもイメージと違ってそう向かないわけではない。
ただ、この馬だけに目を向けると、やはり坂では甘くなり長い直線も必要。
位置取りを上げるトレーニングもされておらず、馬群を割るスキルも未だに習得
していない。力は全く劣らないが、フルゲートでこの条件では厳しいと
見るのが妥当だろう。新しいパートナーとの相性は最良と思える。
持続力 8
瞬発力 8
現状評価 ×