密接な関係であった競馬でも月に1、2度は無理してでも真剣に考える時を
作らないと継続が難しくなることを痛感する最近である。
馬券勝負の欲求より、ここ半年程のドル相場の方が刺激的に感じてしまうのは
少し寂しいところがある。
そんな中だが、共同通信杯の結果はしっかり記憶しておきたい。
昨今、春のクラシックに対しての馬券にかなりの苦手意識があることからも
今年は何とか挽回したい。
既に皐月賞の勝負馬は昨年末から決めていたりするわけだが、柔軟に
煮詰めて行きたいと思う。
その共同通信杯は競争馬にとっての理想的なミドルゾーンペースの
競馬であり、こういう時に快時計が出たりするのが競馬の仕組みである。
根源的な能力は当然、比較的軽い速力、3ハロンの瞬発力、左回り適性などが
問われたレース中身であったことは大事な記憶要素だ。
ブレイクランアウトの強さが際立ったレースであった。
意外と成長力がまだあると感じさせる過程と感じている。
性能が高い馬とあって、中山も無難にこなすが皐月賞回避も
あるのかもしれない。NHKマイルで有力なのは間違いないだろう。
また朝日杯は鞍上がまともなら、もっと速く走れたように感じる競馬
だったが、ともあれ着順上の2頭はやはりかなり強そうだ。
2着したトーセンジョーダンはまだ7分の出来、初の東京でこの
競馬だから立派だろう。精神面の強さも再確認出来た。
昨年で言えばマイネルチャールズに似た戦績であるが、
これまでのその内容の実力値はおおよそ3馬身程以上は
こちらの方が強いと判断しており、この力を継続出来るようならば
まず本番でも勝ち負け確定だろう。
この馬が掲示板前後になるような皐月賞ならば、それは10年1度
あるかないかの高レベル世代が実証されると言っていい。
3,4着馬の好走は個人的には予想外だった。
他有力馬の凡走が重なり過ぎたことも要因の1つだろう。
ただ3着のトップカミングは今後いい馬に育ちそうな気配がある。
プロスアンドコンズのスタートで終わったとはいえ、それでも内容が
悪かった。輸送でイレ込んだのが痛かったようだが、現状好走条件が
狭いというのが、はっきりした。地元、平坦、距離も今は短いのが良さそうだ。
昨年のダイシンプランなんかを思い起こした走りだった。
あの位置取りから大敗したショウナンアルディには少しガッカリした。
まだ経験が浅いとあって、盛り返して来てもおかしくはないが
兄を見ると、ちょっとやはり強い期待は出来ないのか。
馬券はプロスアンドコンズから、逃げ気味の馬連のみ勝負で惨敗。
3連複にも至れないレースの馬券の的中率は酷いものである。
シルクロードSは馬場が程よく傷んでいたとはいえ、この条件では極めて珍しい
ハイゾーン競馬。
ゴール前の勢いを見ても尾張S組みが強かったということか。
着順が入れ替わる事がないにせよ、ヘイローフジがあれで
馬券圏内から外れたのと、アーバンストリートの1着を見ると
騎手の実力差が浮き彫りと感じずにはいられない。
飯田Jや武士沢Jに終身取り付かれた競争馬は、いつも少し哀れに
見えてしまう。
ソルジャーズソングは出遅れなければの条件で、常にGⅢあたりでは
好走出来る力の持ち主だろう。
しかし、何より呪文のように繰り返すが、重賞で人気が割れた場合、
または人気薄に乗った場合の岩田Jを無条件で買い漁るだけで
収支はぐっと上向く。
アーバンストリートが着順通り抜けて高い相対実力値だが、
本番はやはり相手が相手だけに厳しいだろう。
馬券は購入せず。
土曜日の小倉大賞典は僅差でも、ここではヤマニンキングリーが
勝つと見ていたが、そう上手くは行かなかった。
ドーンとデビュー以来最高体重になったことも、響いたかもしれない。
ただ、この馬は急激に強くなって来てるので、今年は楽しみである。
馬券は購入せず。