これ以上ない快晴に恵まれた、今年のダービー。
このレースだけは良馬場かつ、純粋な能力の根源の凌ぎ合いを毎年期待している。
昨年のダービーは多分、歴史上最低なダービーであったが今年は程よく強い逃げ先行馬が
おり、いいダービーが見れそうだ。
皐月賞はハイゾーンの中、1,2着した先行馬は確実にそこらの馬より強い。
ただミホノブルボンやサイレンススズカなどのように、図抜けた強さのイメージは
各陣営、各騎手持ってなく、程よい注意力と希望を持って早めに襲い掛かりに行く。
馬場が回復した今、ヴィクトリーは気性を損なわせないためにも最初の1000Mを
60秒台前後で通過し、その後も息が入らない流れになる可能性が考えられる。
断然人気フサイチホウオーの鞍上アンカツは、末に全てをかけるような馬鹿な競馬はしない。
第4コーナーで先行馬を射程圏内に捉え、暫く持ったままで後続を引き付けるだろう。
今年はハイゾーンで行われるダービーで、そこに実力値がやや劣っている馬にも
後方から行けば可能性がある見た。
皐月賞では上位4強から、約2馬身程の実力値を離されたドリームジャーニー。
今まで何度か取り上げたように、この馬は本質的にマイラーであり、ダービーが
オークスと大きく違うのは、スタミナ量豊富の差し馬でないと来れない。
当然、セオリーに反しているのは分かっているわけだが、この馬に最近伺える
変化に期待したい。それは皐月賞のレース内容にある。
自身最初の1000Mを62秒ぐらいで通過したわけだが、それまで掛かっていた馬が
初めて折り合った。気性面の成長は今回の調教でも伺え、これは大きい。
また鞍上もそれまで、この馬の能力を信じ強気な競馬をしていたが、前走を
見る限りいい意味諦めが付いた。
今日のダービーでこそ、得意の出遅れで後方1頭ポツンを実践すれば良い。
そういう状況になれば、波乱が巻き起こる下地は十分あり、反対に少しでも
欲を出せばそこで終わりだろう。ボールドエンペラー、ハーツクライ、アグネスフライトなどの
どのタイプかは分からないが、今年はこういう馬がアッと言わせると見た。
また相対実力値で過去唯一、フサイチホウオーを上回ったことがあるのが同馬だった。
フィニステールのスタミナ量は随一だろう。ハイゾーンのレースが予想されるなら、
この馬を買わないといけない。人気はヒラボクロイヤルだが、普通ならこちらの方が強い。
◎ フサイチホウオー
○ ドリームジャーニー
▲ フィニステール
馬券は◎馬から○馬にワイド一本を中心に、馬単で回収比率を見ながら他馬を抑えたい。