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2006年間馬券収入500万、G1的中率8割の競馬人がこの世界
に新たな境地を切り開くことを強く約束する。

【競馬 予想】 第28回ジャパンカップ(GI) レース回顧

2008年12月02日 03時18分32秒 | Weblog
今年のジャパンカップ、例年とは比較にならないぐらい、
とっても衝撃的だった。
レースの最後直線半ばで抜けた出した16番が確認出来ると、
少し頭がクラッとした。こんな症状はあまり記憶が無い。
馬券を買う買わずどちらにしても、このレースを少しでも
真面目に分析し、それなりの競馬歴がある競馬人なら
同じ感覚だったかもしれない。
そうスクリーンヒーローを狙い打った馬券者の方が、
寧ろ落ち着き払っていたのかもしれない。

レースの流れは約4馬身程のスローゾーン競馬
この下半期のG1はかなり速いペースの競馬が続いていた分だけ、
少し迫力は欠いたように映ったかもしれない。
しかし、特異なレース質になったとはいえ、馬場状況を踏まえても
ラスト1000Mからの攻防(ラップ)、まとめた決着時計は立派なものだった。
それだけスクリーンヒーロー勝ちっぷりは見事であり、実力は
確かだろう。


このレースの結果を踏まえて、衝撃だったのは大きく2つ。

1つ目としては、単勝40倍そこらの馬が勝つことは珍しくなく、
定期的に手中に収めることも可能だったりするが、
その時には大抵相手関係やペースに大きく恵まれたりしている
要因がある。しかしながら、このJCはどうだったか。
結果の通り、人気5強が2着から6着まで占めており、このことは
言うまでも無くG1レベルの決着を意味しているが、それをまた
スクリーンヒーローは好位から横綱相撲で差し切って、迫ってきた
ディープスカイをも抑えきった1着だった。


2つ目は単勝、3連単がやけに安く感じられたこと。
これは敗者だから必ずしも思うのではなく、実に驚いた。
確信的に狙い撃ちをした馬券者が多かった、大口投票が
見受けられたなど、どちらも満たしているのだろうが、とにかく本当に
素晴らしい感性をお持ちの馬券者が多いものと思い知ったわけである。
これらの場合、まずまずの評価でヒモで抑えたなどは全く意味合い
価値が異なるのである。
残念ながら、いや当然として自分の周囲の競馬人にはこの馬の
本命者はいなかっただけに、もしそれに該当する偉大なる馬券者が
いたら、頭を真っ白にしてシンプルにその狙った根拠を伺いたいものである。


そのスクリーンヒーロー、これまでは明らかにタフな持続力が
セールスポイントの馬であったわけだが、ここに来て急激に
成長し脚の速さまでも磨かれたとしか言いようがない。
まだまだ厳しい競馬を経験していないだけに、ポカする可能性も
あるだろうが、競馬場問わずのオールマイティーな一線級として
活躍出来るだろう。当然、有馬記念でも有力だ。

後方で上手く折り合うことが出来たディープスカイには、
この東京2400Mをこのレベルで走り切るには最も
理想な流れになっていたのかもしれない。
このタフな精神力は、是非海外で存分に発揮して貰いたいと思う。
競馬観はそれぞれだが、これから少し停滞期に入るとされる
日本競馬とあって、純粋な日本産馬には今だからこそ海外で大きな勲章を
得て欲しいものだと思っている。
2000Mぐらいまでなら、十分海外で渡り合える、「性質」の持ち主であろう。

ウオッカは正に東京適性だけで3着を死守したという走りだった。
誰の目にも、もう長い距離をこなす体内リズムではなく、
これまでの勲章、この先の目標を考えるとブルーメンブラットのような
潔さがあってもいいのかもしれない。

人気5強の中で最も苦しい展開となったのが、マツリダゴッホだが
結果の通りよく頑張った。評価が大きく分かれた今回とあって、
この走りにはびっくりした競馬人も多かったことだろう。
馬は今は最高の状態にあり、展開があと少しでも流れていたのであれば
面白い結果になっていだろう。
良くも悪くも、どんな展開でも上がれる脚はいつも一緒。
フサイチパンドラなども、こんな馬だった。
恒例化しつつある人気薄に跨った時の横山典Jのスローの逃げは確かに
痛かったが、これも競馬だ。

オウケンブルースリの道中の位置取りを見た時には、もう馬券圏内が
確定したように思えたが、どうしてか最後届かなかった。
よく見れば、上位馬で唯一少しロスがあった直線だった。
行き脚が付いたところでの2度のカット、ただこれには少し相変わらず
坂下で鈍ることも関係したように映った。
しかし、この点は必ず使う内に解消されるもので、まだまだ気は早いが
あともう少しダッシュ力が磨ければ、来年のJCは当然勝ち負けの器だ。

メイショウサムソンの結果は何とも言い難いものだろう。
このJCの結果に関わらず、有馬記念はダイワ妹とマツリダゴッホの
一騎打ちの見方で馬券もそれでまず取れるはず。
ただ、ひと夢見るならば、時に年末の有馬記念は高速馬場となるので
そうなった時、ちょっと武豊Jのオグリキャップの最後とダブらして見ても
良いのかもしれない。

馬券は不幸中の幸いで、投資はいつもと同額でドボン。
マツリダゴッホが3着でも当然、かすりもせず。
今年も有馬記念でJRAに出来る限りの貢献が出来るか分からないが
魅力が沸いてくればチャレンジ。


さて、12月もまだまだ競馬は盛り上がりますが、貧乏人暇無しの
傾向がより強まる時期とあって、競馬は一休みしたいと思います。
いつも、こちらをわざわざ覗きに来て頂いてる皆さんの幸運を
お祈りしております。^^

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4 コメント

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Unknown (虹の人)
2008-12-02 03:40:40
以前、私に対するレスポンス云々と言う件が御座いましたが、
あまりお気になさらず、時間の許す範囲で結構ですよ。
何せ私自身も忙しさにかまけて、この通りです。(~~;

ところでこの度のJCは、競馬人さんの書かれていらっしゃる通り、
スクリーンヒーローの激走に驚かされましたね。
上位陣全てが掲示板に揃っている事から見ても、
決してフロックではないように思えます。
この後も有馬記念と言う選択があれば、面白い存在だと思うのですが、
やはり自分の庭に戻ったマツリダゴッホに勝つまでは、
難しいでしょうか。

いずれにしても、ディープスカイなどは有馬への出走は回避と言う事ですので、
一頭でも最後のグランプリに華々しいメンバーが揃う事を節に願って止みません。
競馬人さんも、お仕事に励まれしばし競馬から離れられるそうですが、
呉々もお体ご自愛下さいませ。
また有馬記念の見解を楽しみにしております。
返信する
マツリダゴッホの名が・・ (マスオアシス)
2008-12-02 14:15:57
ブログを書いた時には競馬人さんの予想がアップされる前だったのでマツリダゴッホは無警戒でした。
もちろん馬券を購入する時には参考にさせていただいて買わせていただきました(^O^)

でも軸のサムソンが駄目だったので撃沈でしたが(^_^;)

サムソン自身もよく走ってくれましたが競馬人さんがおっしゃってた通り、天気の割に馬場が少し重たいのが思いの外、堪えていたようです。
すこし窮屈な競馬でしたし不向きな展開になってしまい残念です(^_^;)
返信する
◎スクリーンヒーロー (wi)
2008-12-04 02:30:55
自分の友人に1人居ました。

ただその友人は馬券の組み立てが本当に下手くそで、3単取り逃したと嘆いていました(笑)


その友人の◎の根拠は、スクリーンヒーロー決め打ちと言うよりは、色々消去して行ったら、スクリーンヒーローが残ったという感じだったみたいです。

ウオッカ…スロー見込みの今回は折り合い不安

マツリダゴッホ…左周りは頭は無い。

メイショウサムソン、アサクサキングス…スローのヨーイドンなら、用事無い。

外国馬…来たら諦める。


と言った単純な感じでした。

まあ馬券は取った者勝ちなんで、素直に賞賛しました(笑)

時にはこういうシンプルな考え方も必要ですよね。

その彼は毎日王冠からほとんどのレースで、◎が馬券圏内に入っているというツキもあったので、自分も3複のヒモに引っかけさせてもらいました(笑)



管理人様の職業を考えるに、今の時期が一番大変なんですよね?自分の予想の後押しとさせてもらってるこちらの更新がお休みになるのは大変寂しいですが、体調だけは気をつけて頑張って下さいm(__)m


で、出来たら昨年の今頃みたく、コメントだけでも更新して戴けたらと思います。

絶対にまた廃墟にはさせないようにしますよ(笑)
返信する
Unknown (DMP)
2008-12-07 23:44:11
競馬歴がもうすぐ12年になろうとしているのに
未だにペースやら何やら勉強せずになんちゃって
ファンの域を出ない者です。

そんな私はここをかなり参考にさせてもらってい
ます。

JCDの記事はお休みということでありませんでしたが、昨年の記事を検索したりして、今回こそバッカス
とトウコンの出番だと思い複勝勝負に出ました。
トウコンのおかげで土曜の負けは挽回。

残り数戦ですが、なんとか勝ち越せるように頑張ります。
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