2019年8月3日の夜は、篠原園地で夜の自然観察会を行ないました。
夜の自然観察会は、セミの羽化がメインの観察対象にはなります。
しかし、決してセミの羽化だけを見るという目的のものではありません。
夜には夜の自然の営みがあり、それらを体感していただくのが目的なのです。
夜に活動する生きものたちは、暗くなるに従って活動を始めます。
暗くなるとすぐ電気を付けたり、一日中建物の中にこもって外の様子がわからない生活をしている私たち人間とはちがうのです。
そうした生活から一歩抜け出し、自然に浸って体感していただくことに自然観察会の大きな意義があると私は考えています。
便利な町なかに住んでいる私たちは、昔とちがって自然との親しみ方が下手になってしまいました。
たとえば、今回のような夜の自然観察会で蚊取り線香を使用すれば、蚊以外の昆虫も死んでしまい、セミが羽化の最中に弱ったり死んだりしてしまいます。
また、羽化をしているセミを下手に捕まえたりしたら、それで羽化が失敗し、そのセミは命を落としてしまいます。
お金さえ払えば何でもすぐに手に入り、何かあればすぐにクレームを付ける、という生活に慣れきってしまっているのです。
でも、自然環境に対してそんなことができるでしょうか?
できっこありません。
そのような自然に、私たちの側から少しでも合わせるようにしなければ、中身のある自然観察というのはできないものです。
今年はもう夜の自然観察会は行いませんが、こうしたことについて、今一度わかっていただけるように参加者のみなさんに呼び掛けられるように資料作りをし、綱島公園などでもできるよう計画を立てて来年に臨みたいと思います。
夕方から夜にかけて、暗くなるにつれて次第に開くカラスウリの花。
その形も神秘的です。
写真を撮る参加者の方もいらっしゃいました。
セミの羽化を撮影している参加者の方。
セミへの影響を低減するため、白色LEDは使用不可。電球色や赤色の電灯を使ってくださいと事前に参加者の方たちに呼び掛けてあります。
このほかヤモリも見ることもできましたし、コウモリの飛んでいるのも見ることができました。
写真のように綺麗な三日月も出ていました。
夜の自然観察会はセミの羽化だけでなく、夜の自然の営みというのはどういうものかを体感していただくのが目的です。
だから「セミの羽化の観察会」でなく「夜の自然観察会」なのです。
夜の自然観察会は、セミの羽化がメインの観察対象にはなります。
しかし、決してセミの羽化だけを見るという目的のものではありません。
夜には夜の自然の営みがあり、それらを体感していただくのが目的なのです。
夜に活動する生きものたちは、暗くなるに従って活動を始めます。
暗くなるとすぐ電気を付けたり、一日中建物の中にこもって外の様子がわからない生活をしている私たち人間とはちがうのです。
そうした生活から一歩抜け出し、自然に浸って体感していただくことに自然観察会の大きな意義があると私は考えています。
便利な町なかに住んでいる私たちは、昔とちがって自然との親しみ方が下手になってしまいました。
たとえば、今回のような夜の自然観察会で蚊取り線香を使用すれば、蚊以外の昆虫も死んでしまい、セミが羽化の最中に弱ったり死んだりしてしまいます。
また、羽化をしているセミを下手に捕まえたりしたら、それで羽化が失敗し、そのセミは命を落としてしまいます。
お金さえ払えば何でもすぐに手に入り、何かあればすぐにクレームを付ける、という生活に慣れきってしまっているのです。
でも、自然環境に対してそんなことができるでしょうか?
できっこありません。
そのような自然に、私たちの側から少しでも合わせるようにしなければ、中身のある自然観察というのはできないものです。
今年はもう夜の自然観察会は行いませんが、こうしたことについて、今一度わかっていただけるように参加者のみなさんに呼び掛けられるように資料作りをし、綱島公園などでもできるよう計画を立てて来年に臨みたいと思います。
夕方から夜にかけて、暗くなるにつれて次第に開くカラスウリの花。
その形も神秘的です。
写真を撮る参加者の方もいらっしゃいました。
セミの羽化を撮影している参加者の方。
セミへの影響を低減するため、白色LEDは使用不可。電球色や赤色の電灯を使ってくださいと事前に参加者の方たちに呼び掛けてあります。
このほかヤモリも見ることもできましたし、コウモリの飛んでいるのも見ることができました。
写真のように綺麗な三日月も出ていました。
夜の自然観察会はセミの羽化だけでなく、夜の自然の営みというのはどういうものかを体感していただくのが目的です。
だから「セミの羽化の観察会」でなく「夜の自然観察会」なのです。