身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

2019年ヤゴ救出に際して

2019年06月01日 22時17分18秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
本日行ったヤゴ救出でお話した話の一部を、補足しながら記載します。

みなさんは今日もご飯を食べたと思います。
ご飯はお米を炊いて作りますが、お米はどこでできるでしょう。
田んぼ、水田で、イネという植物を育てて作られます。

現在六角橋公園のある場所は、昔は池があったそうです。
菊名池公園プールも、昔は菊名池と一つにつながった大きな池でした。
池は田んぼに引く水を溜めておくために使われていた場所で、昔は菊名池から新横浜の方にある田んぼにかけて川(用水路)が流れていたのです。

昔々、古事記や日本書紀の中では、日本は秋津洲(あきつしま)と呼ばれています。
秋津とはトンボのこと。
昔、日本には、はたくさんのトンボが飛んでいたのでしょう。
それは水田があったからです。
トンボはイネを食べてしまう昆虫をエサにするために水田に多く生息していたのです。
それを人々は、イネを食い荒らす害虫を食べてくれる益虫として大事にしてきました。

昔は横浜にも水田があっただけでなく、里山と呼ばれる環境が広がっていました。
今でも残っている菊名池や篠原池などは、その環境の一部です。
ですから、ほんらい私たちの身の回りには自然があり、自然の生きものたちがいて当たり前。
そして、ヤゴも含めた自然の生きものたちと同じように、私たち人間も自然環境がないと生きていけません。

その自然を大切にするためには、まずは今回のように身近な自然や生きものたちと親しみ、知っていくことです。
今日は、ご参加いただいてありがとうございました。
今後も、このような活動にぜひ着目し、ぜひご参加ください。
このブログに、今後の活動の予定も載せておきます。
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