「真夏の夜の自然探検」の魅力は、一言では言い表せません。でも、三つくらいの言葉でなら言い表せます。
一つ目は文字通り「探検」ということです。日中の明るい時はよく行く場所でも、夜暗いと違って見えます。懐中電灯を持って足元などを確認しながら歩いて生きものたちを探すため、文字通り「探検」となるのです。
二つ目は「共有」ということです。みんなで歩きながら、それぞれの目線で探し、誰かが生きものや何かの自然の様子を見つけたら「見つけたよ!」と教えてもらい、みんなで見ます。また最後に参加した感想を発表していただきます。こうして行動を「共有」し、見るものを「共有」し、感想を「共有」するのです。一人一人が見つけたもの、また感想を「分かち合う(分かち合い)」と言い換えても良いかもしれませんね。
三つ目は「夜の自然と一体になる」ということです。真夏の夜の自然には、真夏の夜にしか見られない自然の様子や生きものたちの姿が見られます。このような自然の中に入って行って、生きものたちの活動を邪魔しないように探検することで、私たちは真夏の夜の自然の中で、生きものたちと同じ場所、同じ時間、同じ環境を「共有」し、「自然と一体になる」感覚を体験することでしょう。